線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

貴島康男 BLUE

2006年08月20日 23時58分32秒 | 音楽
沖縄音楽にハマる人は結構いる。自分のまわりにもいた。「急性沖縄病」とかいって、沖縄音楽がないと禁断症状さえ出るらしい。

わたくし、沖縄もいいけど奄美もいい。独特な裏声がなんともよくて、本土ともちがう小節もいい。そして三線もいい。沖縄三線と奄美三線はちがうのだ。拙ページにも三絃の間で紹介している通りで、奄美三線は結構お気に入りで、買ってしまった(笑)。

最近、貴島康男さんの「BLUE」というCDを買ってみた。貴島さんは、若手の唄者だが、奄美民謡大賞・新人賞受賞という実力者。とにかくいい声だ。

このアルバムは、すべて伝統的な奄美民謡が収録されている。

1.雨ぐるみ節
2.長朝花節
3.黒だんど節
4.一切朝花節
5.かんつめ節
6.行きょうれ節
7.ヨイスラ節
8.朝花節

三線を弾きながらの唄だが、1曲だけ「ヨイスラ節」がギターを入れ、アレンジされていた。

大体わたくし、民謡をアレンジしてギターを入れた演奏は、あまり好まないのだが、このギター入り「ヨイスラ節」は、じ~んとした。案外ギターのコードにも合うんだなと感じた。そして貴島さんの独特な節の運びが心地よく、まさに「癒し系」だ。

ちなみにこのCDでは、港からトトト…と漁船?が出て行く音や、波の音が入っている曲もある。そして貴島さんの、まさに波を思わせる声の出し方に、まだ行ったことのない奄美の風景を想像してみた。

コレは久しぶりにいいアルバムだ。
コメント
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