日本の民俗芸能は、いろいろなジャンルのものが混在していることが多い。あるいは古層をなしているようだ。小島美子の「日本音楽の古層」という書に詳しいが、古い時代のものから新しいものが層をなしているようだというのだ。芸能もおそらく、この説明がぴったりすると思う。
そして、現在でも「延年」と呼ばれる芸能がある。芸能ジャンルというより、いろいろなものが、様々な形で演じられる。山伏修験の修行の1つにも「延年」があったというが、芸能によって楽しんだだけでなく、修法というか修行であったというのが面白い。
そして、もう一つ興味深いのが「舞楽法会」形式。舞楽の演目が左方、右方と交互に舞われる。それが、より民間伝承レベルになると、いろいろなものが次々と演じられる。新潟県糸魚川市の山寺の延年がいい例だと思う。
「舞楽法会」では、最初の演目は「振鉾(えんぶ)」となっている。鉾によって場を清めるという意味があるようだ。本来の舞楽では「振鉾三節」と称し、左方の舞人1人、右方の舞人1人、両方2人という順番で舞う。このスタイルがよく守られているところは多い。
ふと、部屋に置いてあるお土産を取り出した。舞楽「振鉾」のものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/7e/f3255765ff68266af6c28e8be126907c.jpg)
これは山形県西村山郡河北町谷地の「谷地舞楽」の「燕歩(えんぶ)」だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5d/57521588d9e8ffa1edc3d05cc2fa8df6.jpg)
これは新潟県糸魚川市一の宮の「天津神社舞楽」の「振鉾」だ。
ともに左方舞、右方舞とは言っていないが、舞楽法会の形式をよく留めている民間の舞楽だ。
これから春祭りシーズン。山形路や新潟の西頸城地域では舞楽が行われる。いろいろ見に行きたいものだ。
そして、現在でも「延年」と呼ばれる芸能がある。芸能ジャンルというより、いろいろなものが、様々な形で演じられる。山伏修験の修行の1つにも「延年」があったというが、芸能によって楽しんだだけでなく、修法というか修行であったというのが面白い。
そして、もう一つ興味深いのが「舞楽法会」形式。舞楽の演目が左方、右方と交互に舞われる。それが、より民間伝承レベルになると、いろいろなものが次々と演じられる。新潟県糸魚川市の山寺の延年がいい例だと思う。
「舞楽法会」では、最初の演目は「振鉾(えんぶ)」となっている。鉾によって場を清めるという意味があるようだ。本来の舞楽では「振鉾三節」と称し、左方の舞人1人、右方の舞人1人、両方2人という順番で舞う。このスタイルがよく守られているところは多い。
ふと、部屋に置いてあるお土産を取り出した。舞楽「振鉾」のものだ。
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これは山形県西村山郡河北町谷地の「谷地舞楽」の「燕歩(えんぶ)」だ。
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これは新潟県糸魚川市一の宮の「天津神社舞楽」の「振鉾」だ。
ともに左方舞、右方舞とは言っていないが、舞楽法会の形式をよく留めている民間の舞楽だ。
これから春祭りシーズン。山形路や新潟の西頸城地域では舞楽が行われる。いろいろ見に行きたいものだ。