線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

布施谷節

2012年11月08日 21時04分48秒 | 民謡
先週、富山県をふらついたとき、布施川沿いに進んだ黒沢のお稲荷さんの大杉を探しに行った。


不案内の土地で、うろついていたが、獅子舞で有名な小川寺の千光寺にたどり着いた、すると、立派な石碑を発見!


いつか春風 里より吹けば 山のこも僧が 腰あげる

おおっ!これは《布施谷節》ではないか!地区名としては「西布施公民館」のすぐ近くだ。

その後「黒沢の大杉」を見た後、「大沢の地鎮杉」を見て、布施川の東側を運転した。すると、気になる絵を発見!


水門操作室の壁に、踊っている姿壁画風なものが目に入った。《布施谷節》を踊る様子のデザインだ。ここは同じ布施川沿いでも東布施。市町村では黒部市なのだ。


《布施谷節》はいい曲だ!

いつかーハネーヤー春風 (ハーハレナー) 里より吹けばヨー
  山のーホネーヤー虚無僧が (ハーハレナー) 腰上げてヨー
  めでためでたの 布施谷節を 吹けば田植えが 近くなる(ハーレナー ハーイヤー ハーイヨー)

○泣くなーハネーヤー 嘆くな(ハーハレナー) 布施川柳ヨー
  水のーホネーヤー 出るのも(ハーハレナー) 一ト盛りヨー
  水は出る出る 柳が踊る 川の石砂(いしな)が 音頭取る(ハーレナー ハーイヤー ハーイヨー)

○嫁にーハネーヤー 行くなら(ハーハレナー) 小川の村へヨー
  寺はーハネーヤー 三か寺(ハーハレナー) 後生どころヨー
  三十三年たちゃ 小川の開帳 鐘や太鼓が鳴り渡る(ハーレナー ハーイヤー ハーイヨー)


これはメロディが最高だと思う。難しい節回しだと思うが、大変美しい旋律だと思う。
またナゾが深まる。《布施谷節》は黒部市の歌だと思っていたが、実際に来てみると、布施川沿いに行政的には黒部市と魚津市とまたぐようだが、このあたりで《布施谷節》は歌われるのかな?

いや~!民謡の歌われてきた土地に来ると、わからなくなることが多い。でも楽しい!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 富山のお寿司屋さんにて~! | トップ | 奉納温泉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

民謡」カテゴリの最新記事