上田探訪～須川湖

今日、ちょっと上田市街地へ買い物に行った。天気予報通りの雨模様。だが、午前中はそれほどどしゃ降りでもなく、しっとりとした空気の上田だった。

その帰り道。市内の小牧を通りかかったとき、ふと「須川湖」を思い出し、少し遠回りをして帰宅した。

須川湖とは、上田市内の須川地区にある用水池だ。子どもの頃、いとこたちと出かけて、水切りをして遊んだ記憶がある。また小学校の遠足で行った「小牧城跡」の帰り道に立ち寄ったこともある。しかし、それ以来行ったこともなかったので、本当に久しぶりだった。


諏訪形の信号から山道を行く。こんなに細い道だったかな？と不安な感じで進んでいく。
途中、山道が開けると田んぼがあった。棚田もあって、結構いい景色。そして家々が見えてきた。須川地区だ。

そしてようやく湖畔に出た。
ああ…懐かしいな。


こんなに広かったかな？などと、記憶をたどりつつ、風景を眺めた。

須川といえば、子どものころ読んだ当地域の民話の本に載っていた「国分寺の鐘」の話を思い出す。国分寺の鐘を盗んだ者がいたが、追っ手が来たので、須川湖に投げ込んだ。すると、夜になると湖底から「国分寺恋しや」と鳴り出すというようなお話だ。


また、ここは菱の実も採れることで知られている。かつてはスケートも行われたという。いろいろなつかしい場所だ。


そして、この須川までの道を更に進んだことがなかったので、もう少し行ってみた。すると、旧丸子町尾野山に出た。このルートは、初めてだったのだが、いつも見える風景とはちがって、本当におもしろかった。

帰宅するには、かなりの遠回りになってしまったが、まだまだ行ったことのない上田市内の探訪もおもしろい。