写真の版画はハンガリーに行った時の観光客用の馬車の馬だ。こういう場面は白い馬がよく似合う。
信州の「マキ」と言う地名は、ここで馬を育て都に送りだした所だ。
安曇野にも「牧」と言う地区がある。競馬も春やるので、そういう謂れの場所だろう。
もともとニホンの在来馬は短足で胴長・・・・信州の代表は「木曽馬」だ。
日露戦争に多くの木曽馬が出征した。相手は名高いコザック騎兵隊・・・・・・いくら追いかけても逃げられる。逃げようと思えばすぐ捕まる。足の短いのが致命傷だった。これで木曽馬の評判が落ち、戦争には使えないとなった。
しかし、ふたたび脚光を浴びたのは・・・戦争だった。日華事変や太平洋戦争だった。ここでは山岳の輸送隊として・・・・スピードはないが粗食に耐え、疲れしらずと重宝された。足の短さが良かったのだ。