善知鳥ものがたり・・・・8 2012年09月08日 | Weblog 渦巻く吹雪がはれると、峠には冷たくなった漁師が横たわっていました。漁師にだかれ息子は寒さを免れ、かすかながら息をしておりました。 片方では善知鳥の親鳥が冷たくなっていました。ひなは親鳥のあたたかい羽根につつまれ死を免れたのです。 そしていつしか、この峠のことを「善知鳥峠」と呼ばれるようになりました。 ーーーー完ーーーーー