東洋のマタハリ 2012年05月17日 | Weblog 日本名は川島芳子と言う。 「男装の麗人」とか「東洋のマタハリ」とか呼ばれた。 もとは中国清朝の王女だ。それが日本人の養女になり、川島芳子と呼ばれた。 マタハリとは第一次世界大戦の頃、躍動した女スパイである。この方ほど、激動の時代に生き、激動の運命を歩んだ人はいない。 詳細には書けない。 松本にいた時、現在の蟻ヶ崎高校の聴講生として白馬に乗って通学したとか・・・・・
氷河の生き残り 2012年05月16日 | Weblog これは椿だ。 正確にいうと「ユキツバキ」だ。 ツバキはあたたかいところと言うイメージだが、ツバキは氷河時代の何回か襲ってきた寒波に南方へと追われた。その寒波に耐え残ったのが「ユキツバキ」だ。ゆえに氷河の生き残りと言われる。雪解けの今頃、真っ赤に咲いている。 寒さを防ぐに雪を利用する。雪が防寒具になり生き抜くのだ。これが伸びて雪を突き抜けると寒さで枯れる。 だから伸びないよう雪の中で小さく育つ。 たくましく生きぬいてきたのだ。 その昔は、この硬いツバキの木は高級の炭になった。かたい話でした。
ハチの武蔵は死んだのさ・・・ 2012年05月15日 | Weblog そんな歌があった気がする。 この写真は生家の軒下に作った蜂の巣だ。こんなに大きくなると手に負えない。 子どもの頃には、小石をこれにぶつける。ブスとか言って蜂の巣に入る。これがたくさんになると重みに堪えかね・・・・・落ちる。 バーーと蜂が飛び出す・・・・・・これは大変危険な遊びで、大人にこっぴどく怒られた。 ま、そんなこと・・・よりも。 養蜂家のミツバチは西洋生まれがほとんどで、日本ミツバチはすっかり負けているそうだ。日本ミツバチは勤勉でミツの少ないところでも、セッセと働く。そしておとなしくて、めったに人を刺さない。身体が小さく、ミツを集める能力も低い。神経質で敵にかなわないとすぐ逃げるらしい・・・・・・・日本風土に育った人間もハチも同じ体質になるのだ・・・・・と思った。
それはそうかもなーーー 2012年05月14日 | Weblog テレビで昔の日本映画をやっていた。 色調とかおっとりした会話など、やたらとなつかしい。 最近の映画はゲテモノばかりでそうぞうしい。テレビはダラダラ2時間ドラマとかやってる。同じ俳優が刑事になったり、犯人になったりしてる。 映画は「見る」もの。テレビは「眺める」ものと言ったのは外山滋比古先生だ。テレビはぼんやり見ていても、わかるようにできている。これに慣れると、人の話をしっかり聞けないようになってくる。そして人が活字でしゃべりする読書のできない人間になると・・・・・・・なるほど。
それは不正だ。 2012年05月13日 | Weblog 「がんくび」など、もう死語だ。 昔、キセルと言うタバコを吸うパイプがあった。私の祖父の時代は全盛だった。 絵で描くと簡単だが、文章だとむずかしい。 先端と口元が金属で真ん中はだいたい竹だ。この先端部分が「雁の首」に似てるので雁首と言う。使う時は「がん首並べて、お説教・・・」とか言う。人間の頭と言う意味だ。 不正乗車にキセルと言う部類がある。乗車時と下車時のお金を払い途中は払わないと言う不正乗車だ。高校を卒業して、東京に出た友達を訪ねた時・・・・・友だちに切符はこう買えと言われて乗車した。下車の時駅員につかまりこっぴどく怒られた。友だちは必死に謝っていたので、私も必死に謝った。なぜか、その時はわからなかったけど・・・・キセル乗車だったのでは・・・・・・・・
K・TAI死す 2012年05月12日 | Weblog 昨日、松本の版画教室の帰りカバンの中で静かに亡くなった。電源が入らなくなった。 寿命らしい。人間もあの位、楽に死ねたら本望だ。 今朝、店に持っていくとやはり寿命で、記録されたものも再現できないと言われた。 そう多くない情報も全部消えて、さっぱりした。・・・・が、無くなると寂しいものだ。 午後、狭間さんのコンサートを聞きにいった。演奏会を聞きにいくことは滅多にないので、きれいに心を洗われた感じだ。広島の前市長さんの秋葉さんが平和運動はパッチワークのようなつながりが大事のような話をされていた。 狭間さんもゆかさんも力一杯がんばっておられた。(他に表現はねえのかーーーーと言われるかも) どう考えても私の音楽環境はよくなかった。小中時代に楽しく歌った経験がない。山の分校であったので、中学になって時々、本校から音楽の先生が来た。オルガンを弾いてみんなで歌ったのは当時流行っていた「りんご村から」だった。三橋美智也と言う歌手が歌っていた。三年になると高校へいくやつは音楽のテストがあるから♪など覚えておけと言われた。高校進学もごく少ないので、本当の自学で♪や楽典を覚えてた。・・・授業は「りんご村」から「わらにまみれた・・・・子馬?」の歌になっていた。
洒落臭い 2012年05月11日 | Weblog 江戸時代、浮世絵師の東洲斎写楽と言う人がいた。 突然あらわれ、作品を残し、突然消えた。・・・・謎の絵師とか言われている。 そういっても普通の人がそうなるわけでもないので・・・・仕掛けた人がいるのだろう。実働十ヶ月で150点あまりの作品を残した。 江戸っ子が言いそうな「洒落くせェーーー」と言う言葉がある。 「気が利いているふりをしてなまいきだ。」と言う意味だが、語源はいろいろ。この謎の絵師・東洲斎写楽のネームは、これをいただいたと言う説が有力だそうだ。なるほどしゃらくさいか・・・・・・。 謎がないと世の中おもしろくない。 畑にもらったパセリの種をまいた。・・・芽がでてこない。謎だ。
花盗人は風流の内 2012年05月10日 | Weblog 庭のボタンが咲いた。気がつかないうちに咲いた。 種類もいろいろあるようだ。 この華やかさは白楽天もボタンを楊貴妃に例えるくらい・・・・だ。 今日はチョイ寒い。「花冷え」は終わってるが・・・・「余寒」と言えるのか。 花を盗んでも、その美しさ故に許してくれる。それを「花盗人は風流に内」と言う。
毎度ーーーー! 2012年05月09日 | Weblog 「おあいそ」とは、店でお勘定と言う時の言葉だ。 もともとはお客でなく、店側が言う「あいそ尽かし」の略であると言う。「これで縁が切れないように」・・・・・・ 漢字で書けば「御愛想」だ。 食堂に入ると注文品と勘定書が出てくる。これは奥ゆかしく裏返しだ。なんだか昨日の新聞では表で出てきて・・・当然嘆いていた。 世の中変わるのだ・・・・・・はっきりわかった方がいいだろうと言うことだろう。はっきりわからないと言えば、だいたいは黒だけど最後は白とか・・・・選挙に勝ったが組閣ができないとか・・・・大統領と首相が入れ替わるとか・・・・
塩・・・・おてしょ 2012年05月08日 | Weblog 大相撲がはじまった。史上初の6大関とか言って盛り上げている。・・・しかしながら、テレビに写る客席は後ろの方はガラガラだ。 1度、落ちたのもは簡単に戻らない。 それでも力士はパッと塩を撒く。これは清めの意味だろう。 小さな小皿を「お手塩」と呼ぶ。 小さい頃は、そう言って使っていた。けど最近は「小皿」でかたずけられている。 昔、食事の時不浄を払う時小皿に塩をもった。これを「手塩皿」と言った。これに「お」をつけ、「おてしょ」と言ったのだ。小皿でもいいけど。