
最近は新しい本を読むのが億劫で、家にある、気に入った本を読み直していた。仕事も忙しかったし、毎日が追い立てられるようで、余裕がなかったのかも。
お正月が過ぎて、落ち着いてきたら、新しい本が読みたくなった。
「わたしを離さないで」 ガズオ・イシグロ
静かな、本当に静かな文章。生まれ育った「ヘールシャム」での毎日の様子。介護人であるキャシー・Hの回想が語られていく。
ヘールシャムとは何か、「提供者」と介護人とは。
もし、こんなシステムが出来てしまっていたら、私自身はそれを拒否できても、夫や子供に拒否できるだろうか・・・と思わずにはいられない。読み終わってからも、何度も何度も思い出しては、考えてしまう1冊。

鶏のから揚げ、卵焼き、じゃこピーマン、プチトマト、キャベツの塩もみ。