回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

テレサ・テンを観る

2025年02月24日 17時54分29秒 | 日記

今日の午後4時20分、NHK総合テレビの「伝説のコンサート」は1985年NHKホールでのテレサ・テン コンサートだった。ほぼ同時代を生きて、今年で没後30年になる。ロンドンで彼女の訃報に接した時は何か目の前で風船でも割れたような虚脱感を感じた。

このコンサート、彼女の持ち歌はもちろんジョージ・マイケルの「Careless Whisper」やジェニファー・ラッシュの「Power of love」のカヴァーは圧巻だった。

そして、アンコール前の最後の曲、純白のウエディングドレスで歌った「ジェルソミーナの歩いた道」も。

George Michael - Careless Whisper (Official Video)

Jennifer Rush - The Power Of Love (Official Video) (VOD)

ジェルソミーナの歩いた道 テレサ テン 邓丽君

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読書

2025年01月12日 14時13分33秒 | 日記

読万巻書・行万里路。

読書によって時間を超えて、旅によって空間を超えて。最近読んだのは木村凌二の「地中海の歴史4 辺境の王朝と英雄」。アレクサンドロス大王の東征を主題とするこの巻は、ギリシャ文明と中東(オリエント)文明を俯瞰的にとらえる、読みやすい入門書としても最適と思われる。アレクサンドロス大王の東征については、オリバー・ストーン監督、コリン・ファレルがアレクサンドロス大王を、アンジェリーナ・ジョリーがその母親役を演じた2005年日本公開のアメリカ映画「アレキサンダー」を吉祥寺の映画館で見たことを思い出した。

なお、アラビア語圏ではアレクサンドロスが「イスカンダル」と呼ばれている。この名前がロシアのミサイルに付けられたり、「宇宙戦艦ヤマト」の架空の惑星名だったりと、思わぬところにもつけられていて現代でもこの大王の偉大さ?がうかがえる。

ところでガルシア=マルケスの「百年の孤独」(新潮文庫)をようやく読み終えた。隙間のような時間を見つけては読み継いでいたのでこんなに長くかかってしまった。読後の感想は、「こんな小説があったのか!」という驚き。これまでラテンアメリカの文学をしっかり読んだことはなかったのだが、その大胆なストーリー展開と文体には圧倒された。誰かにこの本のことを尋ねられたら迷うことなく一読を勧めるだろう。

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百年の孤独

2024年11月19日 15時09分21秒 | 日記

1982年ノーベル文学賞受賞者ということでガブリエル・ガルシア=マルケスという名前は何となく記憶にあった。世界的なこのベストセラーがこのたび新潮文庫になって手の届くところになったので読み始めた。こういう外国の長編小説にありがちなのだが、登場人物の関係が複雑でかつ名前を覚えるのが大変、時として話の筋を見失うようなことがある。幸いこの文庫版は親切にも巻頭に「家系図」が載せられていて、少し不安になったらこの図を参照すればよい。

この本が出版されたのは1967年、日本語訳が1972年というから、その頃の自分にはとても読めるものではなかったと思う。久しぶりの長編小説で、625ページのうち休み休み読んでいてまだ150ページにやっとたどりついたところ。秋(冬?)の夜長にじっくり読むには最適で、しばらくは楽しめそうだ。

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寄稿依頼

2024年11月18日 15時03分49秒 | 日記

人嫌いというわけではないが、あまり濃密な人間関係は苦手なほうで、気が付いてみればいま参加している組織・団体はそれほど多くない。そんななかでかつて働いていた会社のOB会から会員誌への寄稿の話が来た。たまたま同期入社が編集委員長をしていて、どうもこの同期からの原稿が集まらないらしい。その前後の期からは原稿が多数寄せられているのに、編集長の期の原稿が見当たらいというのでは面目が立たないのだろう。

むげに断るのも気が引けて、まずここ数年の会員誌を読み返してみた。OB会の会員誌だから、それぞれ3~5ページ・8000字ほどの分量で、まずは現役時代の逸話めいたもの、今の役職や仕事ぶり、そして趣味・研究の紹介など。それに詩歌、エッセイ等自由・多岐にわたっている。退職してから打ち込んでいる仕事や趣味のなかには素人離れしたものも多く、OBはこんなに多士済々だったのかと驚くものもある。この会員誌はまた、学士會の学士會会報にもよく似ている(構成員がかなり似ているせいかも知れない)。

頼まれているほどの分量であれば、なにかテーマが見つかればそれほど難儀せずに書けそうだが、かつて某シンクタンクの月報に半年ほど東欧についての連載を引き受けてその原稿締め切りに追われて大いに苦しんだことがあるから安請け合いは禁物だ。ただ、考えてみれば、自分では夜も寝られぬほどに苦労して書いた一文も読む方にとっては本の中のほんの一部、そしてあっという間に読み終わるものだ。

今回締め切りまでには時間がありそうだからあまり肩に力を入れずにテーマをさがそうか(あたかも天からでも降ってくるかのように、突然頭に浮かんでくることを期待して!)・・・

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静かなふたり Drôles d'oiseaux

2024年11月07日 21時24分02秒 | 日記

今夜、アマゾンプライムでフランス映画「静かなふたり Drôles d'oiseaux 」を観た。静かに進む謎めいたストーリーに加え、終始映し出されるパリの町並み、特に美しい夜景は秀逸。

今年1月に、たった一日だったがパリを訪れた時の記憶がよみがえってきた。ノートルダム寺院にもほど近い、主役Jean Sorelが店主の本屋もなにか「シェイクスピア アンド カンパニー」を思い出させるような雰囲気。

トゥールからでてきたというLolita Chammahのクールな美しさもこの静かな映画にふさわしい。久しぶりに出会えた、いかにもフランスらしい映画だった。

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