30日、EXCELL Londonで女子柔道山本選手の金メダル獲得という快挙を目の前で見届けることができた。また、今日は内村選手の金メダル獲得の場に遭遇。わずかな機会にいずれも日本選手の金メダル獲得の機会に立ち会えたとは幸運というしかない。
五輪で金メダルを獲得するということは運動選手としてこれ以上の栄誉はない。ロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー氏(彼自身もモスクワ五輪の金メダリスト)は、残酷な事実だが、金メダルを獲得しなければ運動選手として完璧だとは言えない、と言っている。
29日の英サンデータイムズ紙によると、金メダルへの公式の褒賞金はマレーシアではバドミントンで40万ポンドの賞金と38万ポンド相当の金塊で合計78万ポンド(1ポンド120円として9360万円)、ロシアのチェルヤビンスク州では60万ポンド(7200万円)が支払われるという。そのほか、先進国ではイタリアが11万5千ポンド相当、アメリカが1万5千ポンド相当、ドイツが1万3千ポンド相当。これに対して英国オリンピック委員会は褒賞金は選手のモチベーションには不要、としている。唯一、Royal Mailが金メダリストをデザインした切手(一枚60ペンス)を発行し、500の郵便局で販売するだけ。金銭に換算できない、名誉のみを考えるという(崇高な?)渋い、いかにも英国らしい。サンデータイムズの記事にはないが、前回五輪で日本は300万円(2万5千ポンド)だった。
第二四半期の米国GDPの伸びは、米国商務省によれば欧州金融不安による個人消費の低迷で1.5%と、前四半期の2%から大幅に減速した。現在、8.2%と高止まりしている失業率を改善するには2%以上の成長が必要であり、ロムニー陣営は早速オバマ政権の経済政策を批判。このままではいずれ追加の金融緩和が必要になろう。
演出に賛否両論あろうがロンドンは五輪開会式で盛り上がりをみせていた。それにしても204か国の入場行進は、永い。