回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

依然として

2017年11月20日 15時56分22秒 | 日記

今日のロンドンは終日小雨の降る暗い一日だった。3時過ぎにはもう夜の帳が下りと厚い雲のせいで真っ暗になる。

体のほうは少しずつ回復してきているようだがまだ本調子とは言えず、今日も外出はしないで静養することにした。ただ、気晴らしに部屋にある本を読み始めたのだが、なかなか頭にすっきり入ってこない。夕方には胃のあたりに違和感が出てくるなど、病み上がりの典型のような状況。明日にはすっきりと回復したいものだ。

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夕暮れのロンドン

2017年11月19日 15時57分56秒 | 日記

ここ数年、11月にはロンドンにしばらく滞在することにしている。今ではそれほど仕事があるわけではないので昔よりはるかに気ままな旅だ。今年は14日に到着、昨年が11日だったからほとんど1年ぶりということになる。2012年のオリンピックを機会に様変わりしたロンドンだがその後は大きな進展も見られない。やはりこの町の伝統は簡単には変えられるものではなさそうだ。翌15日は予定通りの食事の約束をこなしたが、夕刻からこれまでにない全身の倦怠感に襲われ、また、咳、喉の痛み、鼻水、頭痛といった典型的な風邪の症状が出てきたので持参の風邪薬を服用して早めに眠ろうとしたのだが、時差のせいと、強烈な悪寒を感じてほとんど眠れなかった。眠れないどころか、激しい頭痛と息をするのも苦しいくらいで悪い夢にも悩まされた。多分相当大きな声を出していたのではないかと思う。16日朝になってもまったく状況は改善せず、止む無く当日の予定をすべてキャンセルし、静養することにした。一日ほど休めば回復するだろうとの期待は完全に外れ、17日の朝になっても体調は戻らない。早朝(ロンドンは現在、午前7時過ぎになっても明るくならない)、水を飲もうとベッドからまた立ち上がろうとしてふらついて転げ落ちてしまった。当たるものがなくて、怪我に至らなかったのは不幸中の幸いだったかもしれない。

前日に引き続いてこの日の予定もすべてキャンセルした。朦朧とする頭で、やはり医師の診断を受けて薬を処方してもらうしかないと考え、所有しているクレジットカード会社が旅行保険を提供していることを思い出してコンシェルジェに電話、こちらの希望する病院の予定を取ってもらい午後5時に待たされることなく診察を受けることができた。前日よりいくらか熱は下がったのではないかと思っていたが病院で検温してみると38.9度とかなり高い。医師はインフルエンザに罹患したのではと心配したが、検査の結果は陰性、インフルエンザではなかった。薬を処方してもらい暫らく様子を見ることにした。自分の年齢では、風邪から肺炎を引き起こす惧れもある。前夜同様、呼吸も苦しく、ベッドの中で苦しい、つらい夜を過ごすことになった。18日、昨日だが、午前中はまだ38.1度とわずかしか熱が下がらず、夕方になってやっと少しづつ下がり始めたので最悪の状態からは脱しつつあると実感した。今日はまだ体の節々に痛みが残っているし、頭痛も完全には収まっていない。しかし、着実に回復してきていることは確かだ。

もともと余り風邪をひくような体質ではないし、持病や常用している薬もないので、健康については自信過剰だった。さらに、体調が悪い時の気持ちも持ち方もよく判っていなかった。また、海外旅行中という不安もあって一時必要以上に悲観的になったり落ち着きを失っていたようだ。キャンセルした予定は止むを得ないとして諦めるしかないが、もとより健康より大切な予定があるわけはない。

こうして少し落ち着いて辺りを見回してみると、まだ午後4時前だというのに夕暮れが迫ってきている。日曜日の午後、中庭の緑はまだ鮮やか緑だし、黄葉を残している巨木は夕映えを背景に大きなシルエットで作っている。この4日間のことが現実というよりは何か夢の中での出来事のように思えてくる。この半年ほどは身辺でいろいろなことがあった。しばらくはロンドンで、気持ちの整理をしてみようと思う。

 

 

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