回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

イスラエルの不安

2013年09月30日 16時31分45秒 | 日記

訪米中のネタニエフ首相は今日、オバマ大統領と会談する。主要議題はもちろんイラン核開発。このところのイランロウハ二大統領のソフトな外交姿勢は核開発のための時間稼ぎに過ぎず、核開発は着々と進行しているとするイスラエルは、その不安を裏付ける何らかの証拠を持っているという。

このところ迷走を続けるオバマ外交だが、今年3月のイスラエル訪問時にオバマが確約したイスラエル支持がどこまで本当なのか、ネタニエフとしては再確認したいところだ。イスラエルの視点からは、米国のイスラエルに対する関心が薄れてきているのではないかという不安を払拭できない。

ロウハ二の柔軟にみえる外交攻勢、そしてオバマの性急ともいえる関係改善の動き、シリアに続いてイランでもオバマ外交が頓挫するのか、今日のオバマーネタ二エフ会談は、米とイスラエルの外交・軍事関係とイラン核開発問題での一つの転換点になるかもしれない。

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日本維新の会自壊へ

2013年09月30日 07時47分14秒 | 日記

詰まる所同じ穴のムジナが争った今回の堺市長選挙。

代表の所作がその政党の品位を象徴するものだとすれば、昨夜の橋下徹の会見は評価にも値しないものだった。これで、大阪のカルト政党が自壊してゆくことになる。類は友を呼ぶ、というが、橋下、松井、西林という3悪相がそろい踏みになると、かつての民主党の小沢、鳩山、管のトリオが出現した記憶と重なる。

政治の世界にも生物進化のような淘汰があるはずだ。維新の会の自壊はその淘汰の波に洗われてゆく。石原慎太郎は、橋下に辞めたら人生終り、と言ったが、言い忘れたことがある。辞めなくても人生終りだ、と。

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米ーイラン関係改善の証・・・文化外交

2013年09月29日 16時49分39秒 | 日記

人に靴を投げつけるのは、中近東では習慣としても、また、宗教的にも重大な意味を持つ。34年ぶりの首脳同士の会話となったオバマ大統領との電話会談の後帰国したイランのロウハ二大統領はテヘラン空港で米国との宥和政策に反対するデモ隊から靴を投げつけられた。しかし、米国との関係改善を歓迎するデモ隊の熱い出迎えを受け、彼らに護衛されるように無事空港を後にした。イランの世論が今後米国との宥和政策にどのように反応するか、現時点では見極められない。ただ、この種のデモ活動では、たとえそれがわずかな勢力であっても、反対派の方がインパクトが強いから、表面的な判断は禁物である。

そんな折、イランから密輸され、米国で摘発されて2003年から米国税関に保管されていた紀元前700年頃のアケメネス王時代の見事な儀礼用銀酒杯がナジャフィ外相一行に返還された。これに対して、ナジャフィは、これがイラン国民に対する米国からの土産、として受け取ったとコメント。通常、イランは外国政府からの贈答品を受け取らないが、外相は今回は両国の関係改善の印として受け取り、さらには今後、米国でのペルシャの芸術品展覧会開催も模索している、という。まさに。文化外交攻勢を米国がかけ、それにナジャフィも応えている状況だ。

文化面での交流が33年間の断交からの関係改善でどれだけの働きをするのか、注目。

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HMVふたたび

2013年09月29日 10時41分55秒 | 日記

一月に経営破綻し、企業再生専門会社Hilcoの下で再建中の英国レコード販売チェーン老舗のHMVがかつて第一号店を開店したロンドン、オックスフォードストリート363番地で昨日営業を開始した。このHMV店舗は13年前に一旦閉店しており、今回は同じ通りの店の代わりに創業地に戻ったもので、この場所での営業は、HilcoがHMVの再建にかける意気込みの象徴でもある。

最も有名な英国の伝統的ブランドの一つともいうべきHMV、白いテリアのNipperがスピーカーから流れてくる主人の声に耳を傾けているロゴがなんとか命脈を保ったことで、1921年に、この同じ場所で第一号店の営業開始を祝した泉下のエルガーも少し安心しているのでは?

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鳥インフルエンザ

2013年09月28日 21時53分50秒 | 日記

今日は鳥インフルエンザの世界的な研究者(大学名誉教授)を招いての私的な会合に出席。丁寧な解説を聞いていると鳥インフルエンザのヒトへの感染の可能性についていかにマスコミが誤った情報を流し続けているか、また、客観的な根拠を無視して政治家が利権獲得に奔走しているかが良く理解できた。このようなマスコミによる非科学的(あるいは主観的)な報道が、鳥インフルエンザの爆発的流行の恐怖心を煽っているように、原子力発電における放射能のリスクや地球温暖化傾向についても行われていると思うと暗澹たる気分になる。

時として大学の研究者は浮世離れしていて、過激な言辞を弄ぶという非難の声を聞く。それはあながち間違いでもないが、世論の方が頑迷極まりないことも事実だ。その点で、もどかしさだけが残る講演会だったかもしれない。

ともあれ、日ごとに寒くなる今日この頃、ヒトインフルエンザには十分注意しなければ。

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