回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

シリアでインターネットが切断

2012年11月30日 16時59分25秒 | 日記

シリアでは、インターネットが昨日の昼過ぎから不通になっており、アサド政権側が同国内のインターネット回線を切断したものと言われている。反政府軍は作戦上インターネットを利用しているし、アサド政権側の残虐行為や反政府軍の戦勝をYoutubeやFacebookで世界に発信し情報戦を展開してきた。したがって、この時点でのインターネット切断は(当局側は技術的問題、と言っているようだが)は、アサド政権側が大規模な軍事作戦を行う前触れではないか、さらに内戦の犠牲者が増えるのではないかと危惧されている。因みに最近では、リビアのカダフィ政権やエジプトのムバラク政権も内戦末期には同様の手段を用いているが結果はすでに出ており、すなわち、インターネットを切断しても反政府運動の動きを止めることはできないという前例があるという事である。

インターネット切断がいよいよアサド政権の最終章の幕開けなのか、あるいはさらに流血が拡大するのか、まさにインターネット時代の内戦の一局面を見る気がする。

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アイスランド

2012年11月29日 18時49分58秒 | 日記

今日の札幌は、晴れ、雨、雪そして晴れと目まぐるしく天気が変化し、夜に入ってからは晴れているからだろうか、放射冷却により一段と気温が下がってきている。暖かなコートなしでは危険だ。

こんな天気の中で、たまたまアイスランドについて調査していたら、今日のレイキャビクはほぼ札幌と同じ気温、天候になっている。アイスランド、レイキャビクは、緯度は札幌より遥かに北だがメキシコ湾流(暖流)のためにそれほど寒くはない。ただ、この時期、日照時間が極端に短い(今日の日の出 10時41分、日の入り 15時49分)のは精神的には厳しい。1990年代に仕事でしばしば冬のレイキャビクを訪れたことがあるが、真っ暗ななか仕事を始め、昼食が終わったらもう暗かったというのが記憶に残っている。この気候のために冬は自殺者が多いと聞いたことがある。

漁業と地熱発電を利用したアルミニウムの精錬、それにアイスランドウールなどで30万人ほどのこの国は堅実に運営されていたのだが2000年代に入って極端な対外借り入れを行った結果、対外債務破綻をきたし、2008年からはIMFの管理下にある。最近の地元の新聞によれば国外で保有されているアイスランドクローナを還流させてクローナの価値を安定させるためには2015年まで今の緊縮策を継続する必要があるという。

世界的な財テクの波に流され、身の丈に合わない一時のバブルを楽しんだツケはいまさらながら大きい。しかし、西側諸国(および民間金融機関も含め)が厳しい緊縮財政を求める中、中国がその資本力を使って急接近している。アイスランドの規模であれば、中国にとってはなんらの負担にも感じないのだろう。

そして北海および北極海への権益をねらって中国が官民を挙げてアイスランドに食い込んでいる。かつてNATO軍(米軍)の巨大な空軍基地があったケフラビック空港はソ連の崩壊をうけてもう用済みという事で2000年代に入ってから米空軍は撤退してしまった。いつかそこに中国の旗が翻るようになることも非現実的な話ではない。

1990年代、レイキャビクではクジラの肉がレストランのメニューにあったが、今はどうなっているだろうか。その時に会ったアイスランドの人々はまじめで仕事熱心だった。なお、アイスランドでは名前に直近の親の名前を使うという父称(母称)制度で西欧の制度と異なっており、また、名前で性別が判るという独特の社会だった。

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19年目の真実

2012年11月28日 17時59分47秒 | 日記

英国紙テレグラフによれば、ベルギーで、性転換したとは知らずにインドネシア人(女性?)と結婚したベルギー人男性(64歳)が結婚から19年経った最近に至り相手が元男性だったことを知り、結婚の無効訴訟を起こしたという。この女性(男性?)はインドネシアからオーペアガールとしてベルギーに来たのち、この男性(離婚経験あり)に見初められ、通常オーペアガールには認められないケースであるが、この男性が八方手を尽くしてようやく結婚にこぎつけた。

生まれつき女性だとおもっていた妻(?)が元々は男性だったことを知ってこのベルギー人男性はもう精神的にボロボロ状態。これまでだまされたと知ってのショックは大きく立ち直れそうにないという。一方、相当な無理をしての国際結婚であり、結婚無効の訴訟も、彼女を家から追いだすことも簡単には行かないようだ。当のインドネシア人は、自分は今や女性であり、かつ、出会う随分前に性転換していることから、相手に告知する必要はないと思ったとしている。そして、女性としてこのベルギー人男性と結婚したのだから、なぜ責められるのか分からない、と。ただ、結婚時に提出した書類がどこまで真実なのかは疑問。

19年間もの結婚生活でなぜこのことに気付かなかったのか、という疑問に対して、この男性は、妻(?)が「実に巧妙に偽装していたため」としているし、さらに、この男性は前妻との間に二人の子供をもうけているが、この子供たちさえも後妻(?)を「頼れる姉貴」のように慕っていたという。

性転換手術の技術進歩や、性同一性障害による戸籍の変更、さらには、同性婚の拡大など、最近の性および結婚を巡る情勢の変化を考えると、今回のようなことはどこでもいつでも起こり得る。誰かが責められるべきなのか、あるいはだれも責められるべきものではないのか、いろいろと考えさせられる。

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中国人パスポートの中国地図

2012年11月27日 13時31分52秒 | 日記

このたび中国が発行を開始した中国人パスポート8ページ目に掲載されている地図に近隣諸国との領土紛争地域を中国領としていることに反発が上がっている。パスポートを通じて領有権を主張するというあまりに強引な手法はいかにも今の中国の体制を物語っているが、ベトナムはこのようなパスポートへの入国のスタンプ押印を拒否しているし、インドは対抗として中国人へのビザにインドが主張する地図を押印するという。もちろん、フィリピンと台湾も中国に対して正式に抗議している。

今回の中国人パスポート上の地図では印刷の時間の関係から尖閣諸島はまだ掲載されていないが、すぐに尖閣諸島を中国領とするパスポートが出現するだろう。そのとき、日本はどのような反応を示すのか。インド風?あるいはベトナム風?または、「平穏かつ安定的な」関係を求めて中国漁船船長釈放の時のように黙認する?

Washington Post紙記者の注釈入りパスポートの該当ページ地図を。

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007俳優のジョーク

2012年11月26日 19時55分20秒 | 日記

同じく007俳優であるロジャー・ムーアから「歴代最高のジェームス・ボンド。彼のお蔭でジェームス・ボンドはあと50年間生き続けることが出来る」とまで称賛されている現ジェームス・ボンド俳優のダニエル・クレイグが雑誌のインタビューで強烈に猥褻なジョークを飛ばした、と某社ニュースにあった。ニュースの出典はをみると英国のWEB、Digital Spyらしい。牡蠣(Oyster)にひっかけた、確かに猥褻極まりない(一部の人は強い不快感を催す)ジョークで、どんなに言いつくろっても上品とは言えない。もし笑えるとすればかなりの「大人」だろう。

しかし、そもそもジェームス・ボンドのような英国のエリートにとっては、「清く、正しく、美しく」などという倫理観は存在しない。英国のエリートに流れているのは、「冷酷なサデイズム(あるいはマゾヒズム)」である。そうしてみると、今回のダニエルのジョークは極めて「英国紳士的」と言えるだろう。

http://www.digitalspy.co.uk/showbiz/news/a438751/daniel-craig-shocks-by-telling-sex-joke-about-oysters.html

 

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