1982年ノーベル文学賞受賞者ということでガブリエル・ガルシア=マルケスという名前は何となく記憶にあった。世界的なこのベストセラーがこのたび新潮文庫になって手の届くところになったので読み始めた。こういう外国の長編小説にありがちなのだが、登場人物の関係が複雑でかつ名前を覚えるのが大変、時として話の筋を見失うようなことがある。幸いこの文庫版は親切にも巻頭に「家系図」が載せられていて、少し不安になったらこの図を参照すればよい。
この本が出版されたのは1967年、日本語訳が1972年というから、その頃の自分にはとても読めるものではなかったと思う。久しぶりの長編小説で、625ページのうち休み休み読んでいてまだ150ページにやっとたどりついたところ。秋(冬?)の夜長にじっくり読むには最適で、しばらくは楽しめそうだ。
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