回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

短い二都物語

2024年01月24日 22時39分17秒 | 日記

2時間半というのが長いと感じるかどうか判らないが(新幹線のぞみでの東京―大阪間とほぼ同じ)、いくつかの用件を片付ける過程で思いがけず今日、日帰りでパリに行くことになった。午前7時1分セント・パンクラス駅発のユーロスターに乗って(時差が1時間あるので)10時半にはパリ北駅に到着。後はパリに詳しい知人が案内してくれれた。 

ロンドン発パリ行きの直通列車ユーロスターに乗るには、発車1時間前にはロンドンの北に位置するセント・パンクラス駅に着いていなければならない(出入国手続きのため、など)ので、今朝は午前5時過ぎにロンドン南部のウインブルドンの家を出る強行軍となった。帰りは午後7時11分パリ北駅発のユーロスターで、セント・パンクラス駅には午後8時半過ぎに到着した。

昼食は知人の勧めでRue Sait-MartinにあるBenoitで。しかしここの店の雰囲気はもっと親しいひととゆくのに向いているのかもしれない。

駆け足、というよりは全力疾走のような日帰りのパリ行き。家に戻って改めて感じるのは、パリにはロンドンにもニューヨークにもない、壮大な「美」があるということだ。こんな美しい街にたった8時間ほどしか滞在できなかったというのは実に残念・・・ 

 

 

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寒い!

2024年01月18日 18時04分39秒 | 日記

今朝、ロンドンに着いた。到着空港の事情により東京を定刻より15分遅れの深夜午前1時15分に出発。未だにロシアの空域を避けるために所要時間は13時間ほど。外国からの観光客で深夜だというのに羽田空港国際線ビルは人で溢れていて、今月2日に起きた衝撃的な航空機衝突・炎上の記憶を微塵も感じることは出来なかった。

到着は午前6時15分、雪はないが気温は零下5度と。まだ真っ暗な中、肌を刺すような風が吹き抜けていた。この時間、ヒースロー空港は中東やインドからの到着便が集中するせいで入国審査場にはすでに長蛇の列が出来ていた。幸いさほど時間もかからず、通勤時のラッシュの渋滞に巻き込まれるのを避けるため地下鉄を乗り継いでみたら、家に着く寸前の午前8時、真っ赤な太陽が地平線から顔を出してきた。日中歩いたビル街での寒さはまた格別。厚手のコートに手袋という重装備でも足元から寒さが上ってきて、辛い。

そして一日中気温が零度を上回ることなく、日本で言う「真冬日」となった。しかしこの寒波は明日までで、その後は一転暖かくなるという予報だからあと一日の辛抱か。この時期、太陽は地平線の辺りをうろつくのみで今日のロンドンの日没は午後4時25分、5時前には真っ暗になってしまった。

 

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シェイクスピアを読む

2024年01月08日 14時25分23秒 | 日記

シェイクスピアを読む、といってもイギリスの文豪の戯曲を読んだわけではない。パリにあるその名も「シェイクスピア&カンパニー」という書店で波乱万丈の日々を過ごしたカナダ人ジャーナリストの話「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」を読んだ、というもの。

パリに英語名の書店があることは新鮮に感じるし、更にそのオーナーがアメリカ人という組み合わせも文化の多様性を感じさせるものがある。最初は本当にこんなことがあるのか、と思うところもあったが読んでいるうちに違和感がなくなるから不思議だ。

ちょっとした隙間時間を埋めようと思って読み始めたがすぐに引き込まれて最後まで一気に読んでしまった。代替わりして少し雰囲気は変わってしまったようだが次回、パリに行く機会があったらセーヌ川近く、シテ島やノートルダム寺院を望むというこの書店にちょっと立ち寄ってみたいと思う。

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年初の出来事

2024年01月07日 22時12分34秒 | 日記

昨日放送されたウイーンフィルのニューイヤーコンサート、うっかり見逃したので今日、NHK+の見逃し配信で視聴した。もっとも午前中は「NHK+、サーバーの不調でログインできず見始めたのは午後になってからだが。見逃し配信だと、出演者には失礼だが、演奏だけに限定してみることが出来るから音楽に集中できたような気がする。

このブログ、2か月ほど更新していないうちに新年を迎えた。この間、叔父の相続問題に忙殺されて(詳しくは書けない)、弁護士とのやり取りで何も手につかなかった。年末にやっと目途がつきあとは税金の支払いを残すのみ。ニューイヤーコンサートの最後は例によってラデツキー行進曲、マンネリと言われようと今年もバラの花に包まれた楽友協会ホールの映像を観ていると新年の実感が少し湧いてくる。

大地震と大惨事寸前の飛行機事故でこの7日間、ずいぶん長く感じられた。個人的には(4日になって知った)2日に同じ年の従弟がコロナで急逝。元旦に発症して2日の夜には亡くなるという信じられないような速さ、いまだ油断できないこの感染症。さらに偶々年初ということで救命医療体制が不十分だったという不幸が重なったのかもしれない。

そんな中、18日から急遽ロンドンに行くことになった。あの飛行機事故の映像を見たすぐ後での海外旅行、落ち着かない気分だが仕方ない。

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