身柄を拘束され、その後釈放されたサルコジのTVインタビューを見ていると、オランドとの果てることのない諍いに付き合わされているようで食傷気味になる。フランスの大統領と言えば好悪はともかくとしてひとかどの人物がその職に就いていたように思っていたが、この二人の小物ぶりは際立っているといえるだろう。そういえば世界政治の中で、オバマは言うに及ばず、習近平やキャメロンなどいかにも狭量で近視眼的だ。だからプーチンやメルケルが相対的に存在感を示すのかもしれない。
このフランス政界のソープオペラ、どのような結末が待っているのだろうか。せめて「三銃士」くらいのクライマックスを見たいものだ。