日頃はあまりモノにはこだわらないようにしているのだが、そんななかでこういうモノは手に入れたいとは思うことが時たまある。しっくり馴染んで気持ちが安らぐようなモノ。
フォルクスワーゲンの9人乗りキャンピングカー、Kombiはそんなモノの一つである。ドイツ国内での生産は1979年に終了し、1957年からはブラジルの子会社で細々と生産を続けてきたが、遂に今年いっぱいでブラジルでの生産を終了するという事だ。これまでの生産台数累計はドイツ、ブラジル合計で370万台弱。
実用的なものは美しい、というのはまさにこの車のことを言うのだと思う。そして、モノを大切にするように、と教え込まれてきた自分には何の抵抗もなく受け入れられる一台である。こうして名車がまた一台、退場することになる。 最終版ともいうべき最新のモデルを。
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