20年以上乗り続けた車を、どうしても部品が見つからず車検が通らないことになって3年ほど前に買い替えた。その時、10年以上付き合いのあるディーラーの担当者から、今の車にはスペアタイヤはついていない、もしパンクした時には、応急キットを使うか、レッカー車を頼んで修理工場まで運ぶしかない。タイヤ交換くらい自分でできるのだが、実際は殆どのスペアタイヤは廃車まで一度も使われないので、そのまま廃棄されるという無駄やタイヤの重さによる燃費への悪影響から環境に良くない、ということがその理由だと。もちろん、スペアタイヤの占めていたスペースを活用できるというメリットもある。確かにこれまでに経験したパンクはたった一度だけ、通勤途中にパンクして自分でタイヤ交換し自宅までたどりついたことくらいだ。40年近く車を運転していて一度だけだからスペアタイヤを乗せて走り回っているのは意味がない。
しかし、皮肉なことに先日、近くのスーパーに買い物に行ったとき、駐車場の入り口で縁石に乗り上げ軽い衝撃を感じて降りてみたら左の前輪がぺしゃんこになっていた。よく見ると数センチの避けたような跡が見える。これではどう考えても応急キットで修理することは出来そうにない。スペアタイヤがあれば、と思ったが詮無いこと。
運よく駐車場の入り口に面したところの理容室が休日でそこの駐車スペースまでゆっくりと移動してみた。こういった経験はないがまずはこの車を買ったディ―ラーの担当者に相談してみようと思い電話をしてみると生憎外出中、代わりに出てきた受付の女性に事情を話すと、もしJAFのメンバーであればそこに電話をしてここまで運ぶように依頼してください、あとはこちらで修理しますので車種とタイヤの型番を教えてほしい、ということだった。この話に沿ってJAFに電話したところ、30分ほどでレッカー車が到着した。何十年間もJAFの会員だったが電話したのはこれが初めて、レッカー車は10分ほどかけて自分の車を荷台にのせ、3キロほど離れたディ―ラーまではこんでくれた。埃と工具で一杯のレッカー車の助手席に乗って。こういう移動は距離が15キロまでなら無料という。もしJAFの会員でなくて自分で手配したら、いかに保険会社のサービスがあるとは言えこれほどスムースには進まなかったに違いない。
ディ―ラーに着くとなじみの担当者が迎えてくれた。ひとまず車をチェックするとタイヤ以外には問題なさそうという。ただしタイヤを交換するとなると少なくとも前の2本、できるなら4本全部交換するのが良いという。車のバランスを考えると一本だけ違うタイヤというのは良くないと。あまり乗ってはいないが3年近く経っているので4本取り巻えることにした。
パンクしたせいで思いがけずタイヤを新調したことになる。かつてのようにスペアタイヤがあればこんなことにはならなっかと思うと、何か運の悪さのようなものを感じる。予想もしていなかったが(多分今のタイヤでもまだしばらくは走れると思われるが)、交換時期が早まったと考えて納得することにした。
しかし、そもそも縁石に乗り上げるとは自分の運転技術が衰えている証拠のようにも思われこの点はそれでまた心配だ。縁石に乗り上げたり、パンクするくらいならどうということはないが、大きな事故につながらないとも限らない。これまで以上に運転には注意が必要だ。それと、保険のつもりでJAFやメーカーのアフターサービスに加入しておくことが大事だ。犬も歩けば棒に当たる。
縁石に乗り上げるってしばしば発生しませんか❔それでパンクするなんて😱
気を付けようっと😓
コメントありがとうございます。
そうです、縁石に乗り上げたくらいでパンクするなんて、と思いますよね。これまで数えきれないくらい縁石に乗り上げてきましたがパンクしたのは今回がはじめてでした。ただ、JAFによれば、縁石に乗り上げてパンクするのは決して珍しくなく主な原因の一つと言われました。また、今回の縁石は新設されたばかりでまだ角が鋭かったから、ということです。真新しい縁石を見たら注意した方がよさそうですね。