New York Timesが、オバマ大統領は来月5-6日サンクトペテルブルグでのG20の直後にモスクワで予定されている米露サミットに出席すべきではないとする歯切れの良い(?)社説を発表した。スノーデン容疑者に対して亡命を認めたプーチン政権に対して米国の不満を明確に示さなければ今後ますますプーチンを増長させることになるためだ。新聞が世論をある程度反映しているとすれば、現在の米国の世論はロシアの横暴(シリア問題や人権問題など)をこれ以上座視できないというところまで来ている。NYタイムズ紙には、一部のマスメデイアにみられるようなスノーデンへの同情・共感は全くなく、国家機密情報漏えい罪の被告人ということで徹底している。ましてや政治亡命の要件など全く満たしていない、という立場だ。
民主党の牙城でもあるNYからのサミット取りやめ提案、オバマはどんな対応をするのか、あるいは、まずはNYタイムズでアドバルーンをあげてロシアの反応を窺っているのか。このところ精彩を欠いているオバマ政権の外交スタッフの資質が問われているのだけは確かなようだ。
http://www.nytimes.com/2013/08/07/opinion/whats-the-point-of-a-summit.html?hp&_r=0
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