首脳会談？ Forget it!

日韓首脳会談に関する韓国側対応を見ていると、企業の反社会勢力との対応方法を思い起こされる。ビジネスの危機管理においては、クレーマーを騙る反社会勢力に対しては、一切利益供与は行わないことになっている。言うまでもなく、このような勢力の要求は無限だからだ。したがってどのような利益の供与も何らの解決にもならない。毅然とはねつけ、場合によっては経済制裁などの罰則により言いがかりを断念させるしかない。知己には理性的な韓国人も多数いるから、もちろん、今回のような思考回路を持つ人間は大統領の取り巻き連中なのだろうが。

今回の韓国側の手法はまさに日本でいう反社会勢力の手口を模倣したものに他ならない。根拠のない言いがかりを言いつのって利益を引き出そうとする手法は、日本ではほぼ駆逐されたが、韓国では国策としていまだに推進しているようだ。この点では南北朝鮮共通であり、既に北においては中国から引導を渡されているものだが。

さらに、危機管理の基本として、このような反社会勢力との応接には複数で当たることが大原則。いささか問題なのは、今回の場合、複数というのが実際にはオバマという、このところ万事において無策な大統領の米国と組むことだが、ほかに選択肢はない。