つらいときには、さらなるつらい波が来るものですが・・・

年を重ねるごとに、僕のまわりでも離婚をしたり、転職をしたりして、
新たな人生を歩き出す人間が増えて来ました。
そんな友人の実にせつない話を聞いて下さい。

性格の不一致から先年協議離婚した僕の友人は、
別れた元妻には未練などありませんが、
その元妻が子供の適応障害を理由に、
年をとって出来ただけに可愛いくて仕方がない息子に
なかなか会わせてくれないことが大きな煩悶になっています。

それでも、先日、息子の運動会があると聞き、
ひそかに出かけていったのですが、
近づいて来た彼の姿を目にするや、
元妻は鬼の形相をして、「しっ！しっ！」と
まるで野良犬でも追い払うように手で向こうへ行けと合図をしたとか・・・
（すごい憎まれ方ですね。まるで怨讐ですね）

それでも彼は、せめて息子が元気に走り回る姿でもカメラに収めたいと、
わざわざ買ってきたデジカメを回し、必死に我が子の勇姿を取り続けたそうです。

ところが、かくして息子への面会が叶わず、
せめて家に帰って撮り終えた映像で息子を偲ぼうと思った友人に、
さらなる不幸が・・・・！

なんと、呆然として帰ってきたせいでしょうか、
ビデオカメラが入ったバッグをどこかに落としてきてしまったというのです。
会うことのできない我が子の姿がいっぱい詰まったビデオカメラが入れてあるバッグを・・・

もう可哀想なんてもんじゃありません。
「オレの思い出を返してくれ～～～！」と叫びたいような心境だと思います。

そのやり場のない怒りとやるせない気持ちを聞いてくれるのは、
やっぱりハリーしかいない・・・（笑）

人生にはそういう不自然なこと、どうしようもなくつらいことが多いですね。
占い師ですもん、僕はそんな人たちのグチのはけ口にしてもらえるだけでも光栄です。
グチそうさま。


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渋谷の父 　ハリー田西　　“渋谷占い”