長岡から列車で直江津へ向かい、上越市役所で子育て支援、病児病後児保育について行政視察。
人口約20万人、広さ約973平方キロ。
「子育てするなら上越市」という考えのもと、様々な事業があり、
母子保健事業の中では、上越市オリジナルの父子手帳の交付が特徴的です。
父子手帳はH8年度から始まり、修正と見直し、そして、助産師や子育てグループ、保育士、
現役パパママ、養護教諭、管理栄養士、保健師、と検討会で協議をし、父親が育児を手伝うのではなく、
一緒に参画する視点と使い勝手の良いもの、そして親子手帳への移行を見据えて現在に至って
いるそうです。
また、保育園では、中高年・高齢者世代の男性がほとんどなく、核家族の増加で子ども達が、
おじいちゃん世代と接する機会が極端に少ないという状況を解消するために、
上越市保育園士を配置した事で、世代間交流と保育園整備の充実および保育士の負担軽減に
つながっている、ユニークな事業もありました。
病児保育については、平成21年度から市として導入し、年間2000人超の利用者がいます。
利用料金は、一人一日2000円。(午前8時から午後6時)
ここは、小児科医院単独で平成13年から開設した所に委託する形で始まっていますが、
今年度の上半期で1571人の利用があるとの事~年々増加傾向です。
病後児保育室は看護師・保育士が常駐し、病院との委託契約を結んだ上で開設。
一人一日900円。こちらの利用も増加傾向が続いています。
上越市ファミリーヘルプ保育園は一時的な保育サービスを行っています。
昼間保育 3歳未満・・1400円/1回 3歳以上・・1000円/1回 夜間保育800円/1回
24時間保育3000円/1回
長岡市、上越市ともに佐倉市と財政規模が全く違うことを踏まえても、他自治体の取り組みを学び、
知恵を出し合い、どうすればよいか市民と協働し、課題解決に結び付けていくことは可能だと思います。
初めての行政視察でしたが、文教福祉委員と担当部長、教育委員会次長、議会事務局が参加し、
各事業を視察し、我々議員同様に執行部の皆さんも数々の質問をし、つい夢中になり、上杉謙信で
有名な春日山の駅に向かう時は、時間ぎりぎりで全員で走ることになりました。
費用対効果とよく言われる通り、この行政視察を必ずや佐倉市政に役立てます。
我が家に帰りつくと、留守中に家族が色々やってくれた形跡がそこかしこにありました。
ありがとう!