早いもので、今日から11月です。年賀状も発売されましたが、
警察では、指名手配被疑者捜査強化月間推進中です。
現在、全国に約1000名の指名手配被疑者がいるそうです。
整形手術や女装、男装、染髪、眼鏡等での変装で、主に人口密集地に潜んでいるそうです。
警察担当者は、ひたすら写真を記憶に刷り込み、情報を頼りにひたすら目ー瞳をみて
探すと聞きました。
また、振り込め詐欺が相変わらず頻発しているので、
台東区では、区役所、警察、東京電力、東京ガス、ヤクルトが連携して
見守りネットワークをつくり、各自治会、サークルでの啓発とともに、
検針時や配達時に声をかけたりという取り組みをしていると聞きました。
電話はまずは、留守番電話にセットしておくと、振り込め詐欺の電話は減るそうです!
さて、上野駅に集合し、文教福祉常任委員会の視察に出発です。
長岡では、まず、子育て支援施設「てくてく」へ。
長岡市は、平成17年から複数町村合併し、人口約28万人、面積890平方キロ。
長岡といえば、米百俵のまちで有名ですが、そもそもこの米百俵とは
「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」
戊辰戦争の一つ北越戦争で、城下焼きつくされ、困窮する中、支藩三根山藩から
贈られた米百俵を藩士に配分することなく、反対する藩士を諭し、米の売却金で
学校・・・「国漢学校」を設立し、教育に力を入れ、洋学局と医学局が設置されました。
この学校が、新潟県立長岡高等学校の前身で、士族によって建てられた学校ですが、
一定の学力に達した庶民の入学も許可された。
この精神が、脈々と現在まで受け継がれており、今日教育委員会から頂いた資料に、
ー米百俵のまち長岡 次世代育成支援に関する特徴ある施策ー
と、いうタイトルが付いていました。
全国初となる「子育ての駅 千秋」:(愛称てくてく) は、
長岡市オリジナル”保育士のいる公園”として、平成21年にオープンし、
全天候型広場と子育て支援の施設・・・公園ですから子連れでなくてもいい、
そして一部の人に利用を制限しない、誰でも使えることになります。
公園というのがポイントで、都市公園事業費補助として国土交通省から1/2の補助金を
受けるために、共用施設としてかつ、休養施設そして運動施設としての条件をクリアし
また公園面積2hの中で、建物は10パーセント以下という条件もクリアしています。
建設の時に国や県からの補助金をいかに上手に利用するか、
そしてその後の維持費管理費についての財源が確保できるかの説明を聞き、
よく考えていると納得した。
運営は8人の保育士さんが交代で常駐し、利用者の公募市民で構成する
子育ての駅運営委員会で協議しています。
サポーターに登録している利用者の協力を得ながら、子育て支援施設をみんなで
育てるとてもよい形になっていました。
昨年度の利用者数173,283人/1日平均555人からみても、人気の施設であることが
わかりますが、さらには、市外からの利用者は全体の30パーセントを占めているそうです。
一時保育もあり、300円/1時間 (9:00~18:00)は、利用しやすいですね。
続いて、長岡駅近くの再開発ビル内にある子育ての駅ちびっこ広場を見学しました。
ここは、保育士と司書がいる全国初の子育て支援施設で、約1万冊の絵本や育児書が
並ぶ「まちなか絵本館」です。さきほどの施設てくてくよりも、0~3歳児が多く遊んでいました。
長岡市の子育て支援で一番目を引いたのは、子供の成長に合わせた一貫した支援体制で
母子保健、保育園、子育て支援を教育委員会に統合していたことです。
明日は、上越市に向かいます。