小中学校の耐震化が平成27年度完了を目途にすすめられている中、
工事完了予定までに、今から3年もあるので、なんとか少しでも早く、前倒しの工事をしてほしいと、
2月議会一般質問、予算委員会、文教福祉委員会で要望し、
あわせて、市職員は、災害時に市民の生命を守る保安員なので、身の安全を自分でしっかり守り、
その上で、避難所の開設、道路橋梁の安全確認、水道水はじめライフラインの確保等をすべく
平時から、訓練とマニュアルの見直しをと、要望しましたが・・・
今日は、佐倉市の市庁舎耐震診断結果が出ました。
Is値0.6以下の校舎を耐震化工事すすめている基準を基に考えると低いです!!
1号館本庁舎棟(正面入り口のある建物・市長室が3階にあります)0.39
社会福祉センター(教育委員会他、一番奥の建物)0.42
以下TaishinNetから引用http://www.taisin-net.com/solution/online_seminer/sindanhokyou/b0da0e0000006sq9.html
Is値(Seisimic Index of Structure:耐震指標)とは?
今までの地震被害の研究からIs値は0.6以上あれば安全と判定されますが、
鉄筋コンクリート造建築物と1968年十勝沖地震(M7.9、震度5)および1978年宮城県沖地震(M7.4、震度5)で
中破以上の被害を受けた鉄筋コンクリート造建築物の2次診断の結果を比較したものです。
震度5程度では、Is値が0.6以上の建物に中破以上の被害が生じていないことがわかります。
また、Is値が0.6を下回るとIs値が低くなるに従って被害を受ける可能性が高くなることがわかります。
Is値と大地震の被害を比較すると下記の様なことがいえます。
・Is値が大きくなると、被災度は小さくなる傾向が見らます。
・Is値が0.6を上回れば被害は、概ね小破以下となっています。
・Is値が0.4から0.6の建物では多くの建物に中破以上の被害が生じています。
・Is値が0.4以下の建物の多くは倒壊または大破しています。
Is=0.6の建物が受ける地震被害予測
Is=0.6の建物は、概ね中地震では小破以下、大地震でも中波以下の被害にとどめられることが予測されますが、
それ以上の被害を受ける可能性もあります ~ここまで引用
昨年の3.11は、このIs 0.39の1号館本庁舎棟の6階に私も会議で居ましたが、
もう少し強い揺れであれば、大破してしまうところでした。
市民の命を助ける、職員のいる建物に大きな被害が生ずれば、職員は市民を助けることが出来ません。
東日本大震災の被災地でも、自治体ごと津波に流されたところでは、
行政がまったく機能せず、住民は大変な思いをされました。
行政力が住民の命を守れるかどうかを大きく左右してしまうと考えると、
しっかりとこの耐震診断結果を検証し、対策を考えなければなりません。
庁舎建設基金積立金が現在51億7643万円。
庁舎を新しくする事を口にすると、選挙で負ける・・・そんな理由で、この事案については先送りしてきた結果です。
庁舎を新しくしないで、出来る方法?
今まさに、知恵をしぼる時です。