地域包括ケアの住民の役割の勉強会に参加しました。
地域包括ケアシステムという名前から、大方の住民がイメージするのは、介護が必要になった時に、
地域包括ケアシステムという電車かバスが自分のところにやって来て、それに乗り込めば良いと思いがちです。
基調講演の中村秀一先生が防災も防犯も支え合いとおっしゃていた通りだと思います。
地域包括ケアシステムも地震などの発災時にどうするかと同じで、医療が食料、介護が水かもしれません。
自宅が危険でも自宅で過ごす人もいますし、避難所に避難する人もいます。避難所は地域であり施設であり、
地域包括支援センターです。自治会、町内会、自主防災組織や社協が地域支え合いです。
自宅で過ごしたいので、水、食料、テント、トイレの備蓄をしておこうとか、自治体や自治会の要支援リストに
載せてもらおうとか、自宅に籠城しても大丈夫なように、なんでも相談できるかかりつけ医を決めておこう など
事前に考えておくのがケア会議でしょうか。避難所の事情も運営も各所全く違いますから地域包括ケアシステムも同じです。
避難所運営する人が学校長や行政、消防、自衛隊と連携して話し合いを持って運営していくのが、他職種連携です。
地域包括ケアシステムも防災と同じで、自助、共助、公助の視点から地域丸ごと支える事を目指しでいるのが
地域包括ケアシステムではないでしょうか。