以前から伺いたかった不登校でも登校できる、不登校生徒の居場所を作っている横浜市立中川西中学校を会派のぞみで視察しました。
中川西中学校は生徒数900名を超えるマンモス校。
特別支援教育の充実を図る中で、
「自分の特性を理解し環境を選ぶことが出来、困った時や悩んでいる時に相談できる力を付けること」を目標に
28年度より不登校生徒が通える特別支援教室を設置しました。
教室は、裏門の出入り口からすぐそばにある旧英語少人数教室の1室で、
同級生に会わずに教室まで行くことができる配慮がなされています。
教室内には、PTAの協力で壁を明るい白で塗り、木製のおしゃれな家具が置かれ、パーテーションもある。
向かいには居心地の良い図書館が位置する。
この図書館は、全国の学校図書室の改装を手がけている児童文学者の赤木かん子さん監修で、
古くなった本、カビが生えている本などを廃棄し、本のディスプレイも親しみやすくした。
改装後、図書室は学校の中の人気スポットとなり、今日のお昼休みも40人の生徒が詰めかけ、
床に寝そべったりする姿もあるようです。
今年度は特別支援教室に校内人事で1人の専任を配置。
そのために他の先生が1時間多く受け持つことになったが、平均各クラスに1人の不登校が居たので
その生徒の家庭訪問をするには学区が広く困難なため、1時間多く受け持つことに理解してくれたそうです。
インターンシップの大学生やボランティが、生徒一人一人に合った勉強内容や進め方をサポートし、
少人数で学習できる仕組みがとられ、支援委員会を開催し、生徒一人一人の進捗状況を常に全員が把握しています。
普通級生徒でも個の教科指導が必要な生徒や支援が必要な生徒の取りだし指導の支援をしています。
佐倉市では適応指導教室が設置されていますが、人数が多くなり場所が不足してきています。
自分の中学の中に居場所を作ることで、自然に自分の教室に通えるようになるこの取り組みに学ぶ点が多くありました。
小林校長先生、つちや先生、須山特別支援教育課長、吉田首席指導主事はじめ沢山の先生方にお世話になりありがとうございました。
夜は、おもてなしラボに向かい、Tsukuba Place Labの堀下恭平代表の「イベントは如何にして失敗するか」に参加、
明日は、議会改革推進委員会、広報広聴委員会に出席します。