別のホームページでコラムを書いている。最近「品(ひん)」について書いた。
品とは何かを出来るのにしないことだと書いた。我慢と言えるのではないかと思う。
写真でも同じことが言えるのではないだろうか。上品な写真というのは、伝えたいことを直接的には表現しない写真ではないだろうか。
撮ろうと思えばいくらでも主題を直接撮ることもできただろうに、敢えてそうしない。何か別なものを象徴的に使ったり、やり方はいろいろあるだろう。
抽象的に表現することによって作品を見る人の心に何かを呼び覚ます。それが写真の価値だろう。
直接それを写してしまうと、それはもう事実になってしまい、人の心には何も浮かばなくなってしまうかもしれない。作者はそれを恐れるに違いない。
品とは何かを出来るのにしないことだと書いた。我慢と言えるのではないかと思う。
写真でも同じことが言えるのではないだろうか。上品な写真というのは、伝えたいことを直接的には表現しない写真ではないだろうか。
撮ろうと思えばいくらでも主題を直接撮ることもできただろうに、敢えてそうしない。何か別なものを象徴的に使ったり、やり方はいろいろあるだろう。
抽象的に表現することによって作品を見る人の心に何かを呼び覚ます。それが写真の価値だろう。
直接それを写してしまうと、それはもう事実になってしまい、人の心には何も浮かばなくなってしまうかもしれない。作者はそれを恐れるに違いない。