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少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

長時間現像について

2007-12-22 18:10:40 | 写真
この間から印画紙に最大黒を出す時間を基準に現像条件を詰めていくと、ずいぶんネガの濃度を上げなくてはいけないことがわかり、D-76(1:1)@22℃で11分も現像をやることになった。ネガはも濃度がだいぶ高くなったが、その分印画紙に露出をかけられるので、出来上がりもコントラストが高い。

ただ、問題はシャドーの諧調が失われ、要するにシャドウに多少ネガ濃度があっても印画紙に露光をたっぷりかけるので、黒がつぶれてしまうのだ。攪拌の仕方か何かで逃げようかと思ったが、なんだかそれもよくわからない。

本や富士のデータなどを見ても、標準的な現像時間は長くても9分くらいまでのようでもあり、やはり現像時間が長すぎるのはおかしい気がまたしてきた。確かにネガの濃度は現像時間が延びるほど高くはなっている。できるだけ濃度の幅を広くしたほうが良いとすればネガの濃度が飽和するまで現像時間を延ばしたほうがいいようにも思える。でも、実際は印画紙の方があまり幅広く濃度を受け入れられないことから、ネガの濃度域をMAXまで持っていくことはできないということのようだ。

結局、印画紙の最大黒までシャドーを出すことはできないということになり、そうなると印画紙に露光する時間ももう少しつめてもいいのでネガ濃度はそんなにいらないから現像時間ももうちょっと短くしてもいいということにかな。

だんだんトレードオフが見えてきた気がする。現像時間を伸ばせば黒はしっかり出るようになるもののシャドーの諧調が失われる。現像時間を短くすると軟調になって諧調は出るけど黒のしまりがなくなっていく。完璧はない。どこで折り合いをつけるかということのようだ。


理論は本を読めばわかるけど、それより大事なことはそういう違いがネガや印画紙の上で認識できるようになってきたということだと思う。理解するということはロジックだけではなく、感じることなんだから。

散開星団(NGC1528)

2007-12-16 22:36:33 | 天体観測
GINJI250D,NAGLER V 16mm

ペルセウス座にある散開星団。たぶん初めて見たと思う。パッと見はスバルにちょっと似た感じに明るい星が並んでいる。月を眺めると相当ゆらゆらしていて、シーイングはあまり良くない。散開星団眺めるにはそんなに関係ないけどね。一時間半位外にいたけど、体がだいぶ冷えてしまいました。

太陽黒点(スケッチ)

2007-12-16 16:24:05 | 天体観測
Televue 85, NaglerV 16mm with BinoView, Scopetronix Sun filter

インターネットで黒点が出たのを確認して、久しぶりの太陽黒点の観察をした。スケッチ帳を見たら8月以来。ほんとに最近は黒点って出てないんだよね。今日のコンディションは冬の季節風でいま一つよくない。ゆらゆら揺れる黒点をしばらく見つめて、揺れが止まったところでさっとスケッチする。白斑にいたっては、ほとんど空想と現実の微妙なコラボレーションってところ。まあ、サイエンスというわけではないのでいいとしましょう。

そういえば昨日の夜に接近している火星を見たんだけど、大分倍率を上げても模様まではわからず。今回の接近は大したことはないんだなあと思った。

プリント

2007-12-15 22:26:58 | 写真
今日何枚かのプリントをした。ハイライトの周辺は諧調も豊かに描写されているのだが、シャドウはストンと落ちてしまって何だかつぶれてしまっている。これは先日やったゾーンテストでの結果と符合している。ゾーン3くらいからつぶれてしまいっていた。もう少し攪拌を強めてみるべきか。なかなか難しい。