ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

鬼怒川温泉を早朝散歩

2009-02-10 10:13:17 | 旅行・秘湯・巡礼 
鬼怒川温泉の川沿いに吹く風は、強くはないもののさすがに冷たい。
朝6時半、谷間になるそこに朝陽はまだ射しこんでいない。
観光ホテルの前から、早朝で閑散とした鬼怒川温泉の街並みが続く。
そんな街のなかの細道を同級生3人の早朝散歩は始まった。
幸い、道に雪はまったくない。今年は雪の降ることがなかったと言う。
少し歩いた温泉ホテルの前あたりで、体が温まり手袋も不要になった。
あさやホテルの前に行くころには、体はポカポカ状態になっている。

やや上り気味の道であるが、国道に出ると前後の眺めも開けてきた。
遠く鶏頂山が見え、その頂上付近には少しではあるが雪が見える。
右手下に鬼怒川の景観を見ながらさらに歩き、鬼怒岩橋をわたる。
紅葉の最盛期には竜王峡に続くもみじの名所になるところでもある。
人形の美術館のところで右折し、鬼怒川の左岸の旧道を下る。
公園駅前から下の旧道には、古い建物や廃屋が多い事に気づく。
かつては、旅館やお店であったと思われる建物が朽ちかけている。
鬼怒川温泉の衰退を見せられているようで何とはなしに寂しい。

私たちは今、昔の会津西街道を南の方向に歩いている訳である。
鬼怒川の川水では下り方向なのだが、東武鉄道の線路は上り方向だ。
同じ方向が、船に乗れば下り、電車に乗れば上り、これは判りにくい。
そんなバカなことを考えながら、温泉中心部のふれあい橋の東詰に出た。
時間と共に大分明るくなってきた橋を渡って、宿泊している宿に到着。
時間にして50分、歩数6000歩、距離は約4㌔メートルの散歩。
「お陰で朝ごはんが美味しく食べられそうだ」と、ひげ爺の独り言。
一息ついて朝食バイキングだったが、ちょっと食べすぎたようだ。

コメント
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