ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

春先限定奧会津の秘湯

2009-04-28 08:38:50 | 旅行・秘湯・巡礼 
奧会津の金山町に面白い温泉、それも天然の混浴露天風呂がある。
只見川の岸辺にあるその大塩温泉は、春の一時期だけ湧出する。
山の雪どけ水が地下に浸透し、お湯となってその場所に湧き出すのだ。
最近は有名になってしまったが、元々は秘湯で野湯だった。
毎年、4月中旬から1ヶ月ほどだけ限定で湧き出す「幻の温泉」だ。
この春先限定大塩温泉に、秘湯めぐり仲間と訪れることになった。
旅は桜とお蕎麦と銘酒とを合わせ、4月22日出発の計画であった。
我々がこの時期を選んだのは、お風呂とその側にある桜が目的。
そこにある「そめい吉野」は、4月下旬がちょうど見頃のはずなのだ。

ところが、今年は異変が起こった。昨今の異常気象が原因らしい。
今年は雪も少なく気候も高いので、3月下旬から湧出してしまった。
そして、4月8日に止まってしまい、なんと17日に再度湧き出した。
一度止まった温泉が再度湧き出すという幸運を得て旅は決行された。
今度は何時止まるかと心配をしながら、昼過ぎの2時半に現地到着。
早速民宿「たつみ荘」のご主人にお話して、川岸の急坂を露天風呂へ。
「出てました、出てました」川岸そばのお風呂はボッコボッコ状態。
でも、桜は「ウソ」の鳥害とかで花が少なく三分程度の寂しさ。

先客が数人いたが我々も仲間入り、暫くして若い女性も入ってきた。
先週、TBSテレビで板東英二が生中継したから、人が多くて大変だろう
と思っていたが、以外に客は少なくやがては専用風呂になった。
湯船も大きく景色も良い。お湯は炭酸泉で塩分と鉄分が多い泉質だ。
心配しただけに、念願の春先限定温泉に浸かることが出来て満足だ~。
これから大型連休、お湯の湧出も心配だが人も混雑もするだろう。
本来は秘湯の筈が、湯船は芋洗い状態で見物人も大勢になるだろう。
「お湯の湧出が止まっても、人出は止まらない」と、ひげ爺の独り言。
コメント
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