ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

高齢な母は認知症の・・

2009-08-21 09:09:20 | 食楽・年金ライフ 
ひげ爺の母親は3月で満94歳になったが、通常の事は自分で出来る。
血圧の薬と整腸薬など昔からの常用薬は、毎日かかさず飲んでいる。
しかし、身体のどこかに不具合や病気を持っている訳ではなく健康だ。
食事も、量こそ減ってはいるものの家族と同じものを食べている。
耳や目も、それほど悪くなく、聞こえない、見えないと言う事はない。
歯に至っては今でも自分の歯が多く、歯医者さんも驚くほどである。
頭髪も白髪が少しはあるものの、黒髪が多い状態で羨ましい状態にある。
時に腰痛や皮膚の痒みなどを訴えるが、痛みや苦しみを訴える事もない。

6・7年前から物覚えが悪くなり、転ぶなど足元も不安になってきた。
でも「歳のせい」のやむを得ないことで、特に不都合な事はなかった。
3年前頃から思い込みが強くなり、懐疑的な固執が強くなっている。
その後、妄想が頻繁になり、状況判断や現実的対応が出来ない事が多い。
掛かり付けの医師は、家族など「周りの人が支えるしかない」と言う。
妄想や固執の誤りを説明しても理解されず「論理は通用しない」と言う。
しかし、注意や説明もしないと、大変な「間違い」を起こす事にもなる。
転んでの怪我、泥棒騒ぎや犯人づくり、突然の徘徊的行動などである。

鳥や動物は「親離れ」「子離れ」して一人前になり、新たな家族を作る。
人間は、何歳になっても親は親としての立場から離れられないようだ。
高齢な母は、脳の退化もあって、ますます親権力をふるいたいようである。
家のことも「任せて任さず」で、何かと気丈夫に指図をする事が多くなる。
「この分ならば・・・、100歳までも大丈夫だ」と、ひげ爺の独り言。
でも、認知症がどのように進むか心配で、未知の世界の事が不安になる。
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