暦では中秋になると言うのに、今年は夏の厳しい暑さが まだ残っている。
坂東三十三観音めぐりを結願して、次は秩父の札所めぐりと決めていた。
9月から毎月1回の巡礼を基本に、真冬は中断しても4月には結願したい。
自宅から秩父までは車で往復し、札所めぐりの中心主要部は歩いて参拝
して巡るという寸法で、第一回を秋のお彼岸前に実行することにした。
先ずは発願寺四萬部寺を参拝、「第一霊場」の大看板がかかる山門をくぐ
ると、境内や本堂内には参拝者が多く バスで来ているグループもあった。
参拝を済ませ納経帳と扁額の台紙を購入すると、気分は巡礼モードになる。
お寺の方の助言も聴き、酷暑の中でもあり3番までは車で行くことにした。
一番札所からの細い曲り道は、村里を抜けると山の中の趣ある道になる。
2キロ程進むと二番札所「真福寺」、右側に下ると納経所「光明寺」がある。
横瀬川を渡って進むと、三番札所「常泉寺」で境内の山手に観音堂がある。
そして秩父中心部に入り、食事処「武蔵野」で冷や汁うどんの昼食をとった。
秩父神社を参拝し、大草鞋をかけた山門と石仏が有名な四番「金昌寺」へ。
四番札所の駐車場に車を置いて、ここからは荷物を肩に歩いて参拝をした。
案内板に沿って、街中の平道を20分ほど進むと五番札所「語歌堂」に着く。
寺域の狭い無住寺で、そこから歩いて3~4分の長興寺が朱印所になる。
来た道を四番札所の車に戻って予定は終了、時刻は丁度3時だった。
「まだ秋の気配は感じなかったが 飽きも感じなかった」と、ひげ爺の独り言。
次回は秋の本番になる、七草や紅葉の見ごろに加え旨い物も多い季節だ。