ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

新緑に風薫る越後の旅

2015-05-19 08:22:08 | 旅行・秘湯・巡礼 
出発時点の小雨も、上越国境では曇天になり越後の魚沼では薄曇りになった。
男集団は、石打から国道353号に道を取り 小さな棚田を見ながら峠を越えた。
日本三大渓谷の「清津峡」に到着、歩行者用有料トンネルを歩いて渓谷を鑑賞。
そこは柱状節理の絶壁が作った渓谷で、雪解け水が奔る男性的な風景だった。
車に戻り道を進めると十日町市、信濃川に沿う豪雪と織物とアートで有名な街。
街道沿いにある「小嶋屋総本店」で、この地名物の「へぎそば」の昼を摂った。
それは板製の「へぎ」に盛ったお蕎麦で、つなぎに海藻の「フノリ」を使っている。
国道253号を東に向かうと、米どころ南魚沼の田圃は田植えの最盛期だった。
南魚沼市の中心六日町に出て、向かい山麓にある日本一の庵寺「雲洞庵」へ。
曹洞宗の名刹で、上杉景勝が小姓の直江兼続と儒教の根本精神を学んだ所。
落ち着いた広い境内と 格式ある豪壮な堂宇等は、歴史の重厚さを感じさせる。

六日町温泉で一夜を過ごした翌日、朝食後に一人で 坂戸城跡まで散策した。
城跡には、わずかな石垣と城跡を示す石碑と 上杉景勝の生誕地碑があった。
宿に戻り車に乗って移動開始、八海山の残雪や里山の新緑を眺めながら 高
速道路を進み燕三条インターを経由して、越後一の宮「彌彦神社」に到着した。
日曜日の昼前で 駐車場が混んでいたが、昔を想い懐かしみながら参拝した。
続いて車を走らせると 間もなく日本海で、今日の海は波が静かで明るかった。
寺泊港の食事処「日本海」で、海鮮丼にアワビの 刺身を追加した昼食をとる。
食後はお土産の海産物を買って、見附インターから高速道路で帰路についた。
『食事処は「日本海」で、土産は尾頭付き魚を二本買い 』と、ひげ爺の独り言。
運転免許更新の高齢者講習を受けたばかり、お陰様で安心安全の旅だった。
コメント
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