ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

いつもと違う 節分 初午

2021-02-02 17:51:43 | 食楽・年金ライフ 
今年の「節分」は いつもと違い、立春が2月3日の関係で2月2日になった。
私は2月3日が節分と思っていたが、年によって違うこともあり その定義は
春夏秋冬の分れ目が節分で、季節の始まる日(立春など)の 前日になると云う。
古い農耕中心の考え方では、立春を節目に新しい年が始まるという暦になる。
年始めの節分は重要で、江戸時代に節分といえば2月のこととなったようだ。
節分の豆まきは、邪気や災いを鬼として負い払うことで雷除けにもつながる。
農耕民族系の我が家の節分は、鰯を焼いて頭を柊に刺し 煎り大豆とを神棚に
奉じてから豆まきし、鬼を追いだしたら邪気除けに柊鰯を門の両側に立てる。
そんな節分も転居後は簡略化し、豆は煎っても豆まきは形だけで鰯は焼いて
も身だけ食べて頭は使わず、夕食は鰯とともに市販の恵方巻を食べて終わり。

いつもとの違いがもう一つ、今年は「初午」が立春当日の2月3日だった事。
我が家は2月最初の午の日に、郷土料理を作り屋敷内の稲荷様に奉じてきた。
その料理「スミツカレ」は、大根の鬼おろしに お正月の新巻鮭の残りと節分
の残り豆を使い、酒粕・竹輪・ニンジン・油揚げを加え味付けし煮込むもの。
屋敷稲荷も五穀豊穣の願いもない今年は、料理は作っても寂しい初午になる。
豆や鰯を焼く節分と、スミツカレを作る初午が同時になるのはいつもと違う。
2月3日生れの家族もいて、今年は節分 立春 初午と誕生日が てんこ盛りだ。
『季節を分ける節目には、節分に似た 六つの「節句」もある 』と、独り言。
季節感ある農耕民族的催事は、生活の高度化とともに簡略化してゆくだろう。
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