気象庁は今年の暑さを「十年に一度クラスの暑さ」と云い、「未知の領域に入った」
と指摘するなど、日本全体が異常気象のなかで長期間にわたって猛暑が続いている。
8月10日に 石川県小松市で40.0度、7月26日に 埼玉県鳩山町で39.7度を記録。
そんな暑さのなかお盆を迎えたが、我が家のお盆は年々簡素化し訪れる人も減った。
習わしに沿って盆棚を作り、一通りの飾りつけや料理もお供えしたが略式の範囲だ。
一方でこの一年間に親しい人が四人亡くなり、各ご自宅に「初盆」の供養に伺った。
暦では8日が立秋で23日が処暑、本来は「立秋」で暑さの盛りが終わり朝夕に秋
の風が吹き始め、「処暑」は 暑さが和らぎ 穀物が実り始める季節と 云われてきた。
ところが今年は猛暑続きで、萩の花が咲き始めても気温的には秋の気配が全くない。
異常な暑さは地球的で、アメリカの西部で54.0度が 中国の内陸部では52.2度が
記録されて、世界気象機関は7月に「世界の平均気温が最高値を更新した」と発表。
異常気象での極端現象の多発は、自然災害が発生し易く人間生活上も危険が生じる。
「危険な暑さ」が続く中で私ども夫婦は、不要不急な外出を避けるとともに室内で
も熱中症対策や体調維持に努め、何事も自粛的で無理をしない自己管理をしてきた。
それは「暑くて暑くてタマラナイがお金も全くタマラナイ」状態であり、今も続い
ている夏に、「自粛にアキアキしても 本当のアキが なかなか来ない」と いう感じ。
『暑い夏が長期になると、四季がなくなり夏と冬の二季だけになる?』と、独り言。
酷暑が長引くこの夏、高齢人間は動物的活動を止めて植物的生活をすることになる。