こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

寝たなあ~!

2016年06月20日 08時16分05秒 | 文芸
ちょっと疲れ気味。

きのうは久しぶりに

娘が里帰り。

父の日のプレゼントを

持ってのお帰りだ。

せいいっぱいの食事を用意して

迎えたが、

メインの食材を買いに

しとつく雨の中を

イオンタウンまでトコトコと

行きはよいよい

帰りは……なんとかで、

勝った鶏肉とミンチ肉、

濃い口しょうゆ2本の

重いこと

マイバッグも濡れてズッシリ

いやはや

早く帰って

娘一家の歓待料理を作らねばと

黙々と歩き続けました。

おかげで

それなりのご馳走を用意できたのだ。

初孫の顔も見たし、

久しぶりのおっさん顔を

まじまじと見つめた後、

「グギャー!」と泣かれたのはご愛敬

とにもかくにも

歓待の後始末で

お皿を洗い終わった後

一挙に疲れが襲って来た。




おかげでブログの更新も

その他もろもろの

やりたい予定はキャンセル!

何ヵ月ぶりかに

よく寝たなあ~~!

しかし

今日から1っ週間

娘と孫娘がご滞在なのだ。

いま

ネットに向かってレシピを検索中。

さて、

お昼と夕食は

やっと決めたぞ

中身は内緒、内緒……。

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父の日だぞ!

2016年06月19日 00時24分18秒 | 文芸
父の日が来る。

今までさほど思い出のない日である。

母の日には賑やかに祝う子供らも、父の日は形だけ、それも裏側で妻が仕切っているのだ。

よくできた妻の自慢はさておいて、父親の悲哀を感じてしまう。

ところが、今年は勝手が違う。

「父の日だから、帰って来るってよ」

妻にメールが来たらしい。

長女からだ。

この春に初孫を出産、直後に胆のう炎で胆のう摘出手術と、父親をハラハラ、ヤキモキさせっぱなしの娘なのだ。

その娘のメールは、「父の日だから、お祝いに帰る。赤ちゃんもつれていくから、お父さんにご馳走作っといてって頼んどいて」だった。

それはないだろう。

父の日に娘がご馳走してくれるなら当然だが、父親が娘にご馳走を作って迎える。

そりゃおかしい!なんて言わない。

娘が帰って来る。

初孫が一緒だ。

それだけで、「ワオーッ!」である。




 さっそく買い物に出かけた。

娘のパートナーも一緒だというから、メニューを考えるのは大変だ。

胆のう炎の手術をした娘に油モノは禁物だが、婿さんは建築業、淡白なメニューじゃ物足りないだろう。

とにかく食材をみつくろってからだ。

イオンタウンの土曜日は混雑している。

しかし目玉の安売りがある。

レタス98円、ほうれん草、小松菜98円、キャベツは値引き品で100円……野菜はそろった。

あとはメインを魚にするか、肉にするか……またまたひと思案だ。

きょうはかなり暑い日だ。

こりゃ暑さも考慮してメニューを考えなきゃあなあ。贅沢な悩み、これも父の日のおかげだと考えれば、父の日も満更じゃない。

さあ、腕を振るうぞ!








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逃げへん

2016年06月18日 00時38分50秒 | 文芸
「切りましょう。内視鏡手術になります」」

 そう告げられて頭の中が真っ白だ。何も考えられない。ただただ怖くて震えてる!

 大腸ポリープの診断だった。少し大きく数も多い。悪性化する前に手術となったのだ。

 母さんもそうだった。あの日、診察を終えた母さんは顔色を変え震えていた。そして家族の説得に、まるで聞く耳を持たなかった。

「怖い、怖い。切るのんはイヤや!」

 大腸がん!当事者じゃない僕までブルッた。当人なら、それ以上の恐怖感だったろう。

 親父も僕も、懸命に説き伏せたけど、「怖い怖い」と怯える母さんは追い込めない。結局母さんが自分で決めるのを待つしかなかった。

 母さんが「手術受ける」と決断してくれた時は、本当に救われた。お医者さんに「口からウンコが出てくるよ」と言われたんだよな。母さんには恐怖に勝る宣告だったと思う。

 手術直後、お医者さんに見せられた母さんの大腸の一部。まるでゴムホース!無事に手術が終わった安堵のせいで、思わず笑ってしまった。顰蹙だったよな。母さんが受けた痛みや苦しみを理解できてなかったんだ。

「もう大丈夫やで。手術してよかったやろが」

「アホ!お母ちゃん、どない怖かったか!」

あの時、分かったよ。やっぱり母ちゃんは、おびんたれ(臆病者)やったんや。

 ああー!いまの僕、母ちゃんにそっくりや。小さい頃、しょっちゅう「お前はおびんたれや」と言われたけど、あれ、母ちゃんに丸写しやったからやろ。息子が似てて嬉しかったん違うか。安心しい。やっぱり、俺、母ちゃんの子や。そやから、手術は、やっぱり怖い!怖いんや。怖くてたまらない。

「アホけ、お前は。そんなおびんたれで、一人前の男になれるかいな」

 母ちゃんはそう叱るやろ。不憫な息子は、ほっておけへん。いつもそうやったな。

 そういえば、母ちゃんは、あの手術で、身をもって教えてくれたんかも知れん。息子が年を食って、いつか同じ病気になった時のために。不必要に怖がるのは情けないやろと、自分が見本になってくれたんやな。本当にそうなりかけた今、切実にそう思い至る。

 心配いらへん!手術は怖いけど、母ちゃんは逃げんかった。息子が逃げるわけにはいかんやろ。怖いけど逃げへん!「頑張ったわ」と、いつか母ちゃんに会ったら、そう報告する。その勇気を僕にくれた母ちゃんに「ありがとう!」って言いたいんや。ほんまやで。
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うっとり

2016年06月17日 00時39分25秒 | 文芸
1日中雨。予定していた草刈りに庭いじりは諦めた。

時間があいても、さて何をするか?となる。

若いころなら、町まで車を飛ばしているところだが、いまは自転車と足頼りの暮らし。

無理して外出する気にもなれない。

そこで登場するのはビデオ。

実はとりだめてDVDにダビングしたのが千枚近く溜まっている。

まだ鑑賞してないのが、半分以上ある。

たぶん寿命尽きるまで見終わる可能性はない。

さて選び出したのは、「コールドケース・シーズン1」。 女刑事リリー・ラッシュ(信じられないほど美女なのだ)が所属するチームが取り扱うのは未解決事件。根底にあるのはヒューマニズム。

事件当時の音楽をバックに展開する連続ドラマ。

DVD一枚に4回分をやいている。

このドラマなら期待に外れることはない。

珈琲を入れて、スイッチを入れた。

ちなみに好きなのは、洋画か欧米ドラマである。

しかし、こんな人間離れした美女っているんですね。

世界は広い!  
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詩・偶然?

2016年06月16日 00時40分39秒 | 文芸
いまどこにいる?)
自問自答する人生も
もうゴールは間近い
なにも答えが出ないままに
それでも
家族を得て
人並みの幸せを掴んだ
偶然に……!
答えを知らないままが
幸運だった
何かを知ることは
何かを失うことだったかも
だから失わずに済んだ
(いまどこにいる?)
その質問は
そろそろ封じ込めて
目の前のしあわせに
甘んじてみてもいいだろう
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泡っわ!

2016年06月15日 00時02分38秒 | 文芸
一人暮らしを始めるにあたり、

一番に求めたのは中古の洗濯機。

その日まで仕事は実家から通い、

洗濯は母任せ。

洗濯機の操作など知らないのに、

なぜか最も必要に思えた。

 引っ越して落ち着くと、

たまった汚れ物を

洗うことにした。

汚れ物を水につけ

洗剤を放り込む。

洗濯機のスイッチを入れた。

ゴーとうなり、

ぐるぐると回転を始めた。

「え!」

目が釘付けになった。

なんと洗濯槽に生じた

洗剤の泡がすごい。

そして

ついにあふれた。

大慌てでスイッチを切った。

 その日は、

キッチンの流し台が

洗濯機となった。

汚れ物をごしごしと手洗い。

洗濯機で狼狽えるぐらいならと、

頑張った。

 翌日息子が心配で

やって来た母に聞きまくり、

洗剤の量や、

洗濯機の操作をやっとマスター。

でも、

自分で洗濯は一ヵ月も続かなかった。

ためて実家に持ち帰り、

母に任せた。

 いまも、

洗濯は妻に

全面依存している。  
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メタぽっこり

2016年06月14日 17時48分25秒 | 文芸
「う~ん?」

 腹囲を図った保健師さんは

頭をひねり出す。

(まさか……)と不安が募る。

 集団検診でメタボ検診と言われる

お腹周りの測定だった。

ポッコリおなかに気づいてひっこめると、

保健師さんに優しく注意された。

「ダメですよ。

ちゃんと測らないと

意味ないですから。

はい、

力を抜き自然にして下さい」

 笑いながら保健師さんは

メジャーをお腹の外周にあてた。

その結果に悩んでいる。

「メタボ?」

「まあ、

なんとかセーフですね」

 歯切れが悪い。

「でも注意してください。

予備軍ですから」

 メタボではないが、

メタボ予備軍だった!

「少し食事の量を

減らされた方がいいですよ」

 メタボ予備軍を宣告(?)された後だけに

受け答えがままならない。

弱々しく頷くだけ。

 後日届いた健診結果に

添付の『メタボ教室』の案内が。

ボーダーラインなのを

如実に示している。

そーっと

ポッコリお腹をさすった。
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背中

2016年06月13日 00時36分24秒 | 文芸
父は体が小さい。

幼いころから

「チビ、チビ」と虐められたという。

成長してからも

人の何倍も苦労を強いられたらしい。

 高校生になると、

父の背丈を追い越した私。

夏の暑い日、

ブリキ職人の父を手伝った。

屋根の狭い個所に

ラクラク入り込む父の小さい体。

普段目にしない父が、

目の前にいた。

「ええかげんな仕事出来んさかいな」が

口癖の仕事ぶりに

手抜きは見られない。

やっと取り付けを終えて

姿を現した父は汗びっしょり。

缶コーヒーを手渡すと、

あおるように飲んだ。

「ちょっと休んだらええのに」

「区切りをつけな休めん。

それが仕事や」

 汗をぬぐって、

また隙間に体をもぐり込ませる父の後ろ姿。

汗がにじむシャツに覆われた背中が、

これまでになく大きく見えた。

 体の小ささをカバーするために、

負けん気と根性で身に着けた職人技。

それに賭けた父の逞しさが

現れているのだ。

小さな父に

尊敬の念を覚えた瞬間だった。
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ほう、ほう~♪

2016年06月12日 00時17分08秒 | 文芸
(あっ!)

 ツーッと淡い光が宙を舞った。

ホタルだ!

 暑くて涼みに出た庭先で

偶然の遭遇だった。

ここ数年、

めったにお目にかからなくなったホタルが、

目の前をふ~らりふ~らり飛んでいる。

懐かしい。

優しく淡い光の舞だ。

 家の裏手に小川が流れている。

昔はホタルの乱舞が普通に見られた。

その川が補修されコンクリートの溝(?)になると、

幻想的なホタルの乱舞は消滅した。

 いまも舞う光はひとつだけ。

寂しい限りだが、

ホタルだって孤独なのは確かだ。

優しい気持ちにさせられる視線の先で、

ふっと闇に消えた。

雑草の中に身を休めたのだろうか?

 見渡す周囲は、

田植えの終わった田圃が広がる。

満たされた水面のさざ波が、

時々月明かりにきらめく。

ゲコゲコうるさい蛙は昔もいまも同じだ。

なのに、

ホタルは……。

「ほ、ほ、ほーたるこい~♪

かえってこい~」

無意識に口ずさんでいる自分に気づいた。
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なみだの父

2016年06月11日 00時07分53秒 | 文芸
「おとうさん、泣いてるよ、また」

 そう、また泣いてしまった。感動的なドラマに出会うと、例外なくウルウルしてしまう。

 小さいころ泣き虫と呼ばれた。思い通りにいかないことがあると、ところかまわず「ギャーギャー!」泣きわめいたものだ。 

 ところが最近ハッと気づいた。あの頃、泣き虫の私、涙は伴わなかった。泣けば親の気を引きつけられたから、泣く。だから涙はいらない。流すなら空涙。感情抜きだったのだ。

 それが、ドラマに感動した時は、涙が先行する。胸が痛くなったり熱くなったりと。それを家族は理解してくれない。たぶん感受性を持ち合わせないか、弱いからだ。私の家族なのに……!どうしてだ?

「おとうさん、わざと涙ぐんでいるのよ」

「そうよね。絶対そうだよね」

 聞こえよがしの妻と娘は相手にしないで、ドラマにのめり込み、きょうも涙する私だ。
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