こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

赤ちゃん戦争はじまる

2016年08月11日 01時33分17秒 | 文芸
何週間ぶりになるのかな?
長女が戻ってきた。もちろん初孫を連れている。
もう寝返りを打てるようになったらしい。赤ちゃんの成長は早い。
「は~い、じいちゃんだよ」娘が赤ちゃんに声をかける。
「こんにちは、○○ちゃん」私の声に反応して頭をそらして私を見た。
うれしくて「おいで」と手を出す。
すると、表情に緊張が生じた。そして、泣き顔に……気配を感じて、慌てて手をしまった。
「あれあれ、おじいちゃん、嫌われてるよ」妻がからかいながら、赤ちゃんを受け取っている。
(泣かないじゃんか。なんで?)こんな時に男性は落胆を覚える。
3週間前は、私の胸に抱かれて、機嫌よくしていたのに。
成長期の赤ちゃんに3週間のブランクはかなり大きいのだ。
これが外孫とおじいちゃんの関係なのかもしれない。
結局、娘が帰るまでの5時間余りの間、
遠くから「は~い、○○ちゃんよー、じいちゃんやぞ」と声をかけるだけ。遠くだと、にこにこしてくれる。でも近寄ると、顔が歪み、ぐずり始めると、(こりゃ、やばい!)すっ飛んで離れる。赤ちゃんが慣れてくれるには、あまりにも時間がなさすぎる。
遠くで頬笑んでくれるにぬか喜びしてはいけない。これは娘が買い物に連れて行ったとき、うしろのおじいちゃんに興味を示して懸命に見つめてにっこりするのと同じ現象に過ぎない。
娘の食事作りにかまけて、気にせぬそぶりでいたが、本心はアセアセで、そして寂しく悲しい。
「来週1週間はかえって来られるよと妻に言っているのを小耳にはさんで(それぐらいあれば、今度こそ)と、じいちゃんは発奮した。
さあ、外孫との距離がなくなるかどうか、来週が楽しみだ。手ぐすね引いて待つことにした。
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暑いなあ

2016年08月10日 16時23分07秒 | Weblog
この暑さ、我が家のフクちゃんも四苦八苦している様子。どうしてやることもままならず、(ガンバレ!ガンバレー!)と励ましてやるしかない。わたしも一緒になって暑さしのぎに奔走している始末なんではね……?
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お化け屋敷リポートと小説「ふれあい記念日・完結

2016年08月10日 00時05分00秒 | 文芸
参加者に島根から加西に移住して加西の活性化に取り組む若者や、画家の卵や、多彩なメンバーが結集していました。
3時にお化け屋敷の開幕!
入場者の先陣を切って、サンテレビの取材クルーがカメラを回し、美人(?・暗くてよくわからなかったのだ)アナウンサーが二人、怖がり体験取材。かなり「きゃー!ぎゃー」と大騒ぎ。脅すのも真剣勝負で、これでもかこれでもか!です。
そして、続く子供たちの叫び声が耳に心地よく響く。
通路の死角に身をひそめ、タイミングを計っての「お化けだぞー!」「キャー!」「もうやめてー!」大賑わいです。
途中水分補給をしながら、時間を忘れての脅かしゲーム。
つごう4時間半の長丁場だったが、いつの間にか時間が過ぎた感じ。乗りに乗っていたか、子供とサシで対決に集中を余儀なくされたからでしょう。
「最後のお客さんです」インカムに、最後の気合を込めた。
家族連れの4人。これが愉快だった。お子さんよりおじいちゃんおばあちゃんが顔を覆って「怖い、怖い」と駆け抜けていったのです。はははは(性格悪いですかね)
それでも、終わって照明が入ると、瞬間、気が緩んだ。
しかし、まだ片付けがあるのだ。
ともあれ、「加西音頭・総踊り」にお化け姿で堂々参加。囲む見物のお客さっらから「やんや」の喝さいを浴びた。
気分をよくしたところで、9時。待ちに待った打ち上げ花火の時間。議会棟の4階ベランダーを開放いただいた特別観覧席で
夢心地の花火見物だ。
片付けが終わると、もう11時前。
撤収は明日に回して、やっと解散となった。
暗くなった中を歩いて家路に。45分黙々と歩いた。
もう頭の中は真っ白状態。
自室に入ると、バタンキュー!
しかし、夜中の2時に目が覚める。習慣とは恐ろしい。パソコンに向かっていた。(苦笑・自嘲・そしてクスクス笑い)




30年前につづった小説「ふれあい記念日の最終章」です。




神輿屋台が威勢よく次々と会場に雄姿を現した。乗り子が調子を合わせて太鼓を打ち鳴らす。担ぎ棒に群がる男衆の肩に乗っかかる神輿屋台はジグザグと練り始めた。四台の屋台が差し上げられたり下げられたりと、会場の雰囲気を盛り上げる。見物客は屋台の不規則な動きに合わせて波打った。
 地域の施設に根強く残る無理解と反目を何とか繕いたいと行政主導で始まった。『ふれあい祭り』も、いつか当事者たちの人間的なつながりと絆が生まれ、実に好ましいものに育っている。身障者も健常者も一体となった会場の賑わいが目の前にあった。
「どん!どん!」
「やっしょい!やっしょい!」
「どん!どん!どん!」
「やっしょいやっしょい、そらや~っしょ~い!」
 神輿屋台の練り合わせが次第に興奮の度合いを増す。法被姿の元気者が屋台の担ぎ棒の上に仁王立ちになって掛け声で囃している。
 妻の胸の中で梨恵が首を不安定に揺らしながら、それでも祭りの喧騒に乗ろうとしているようだ。
 見物の輪の向こう側に、川瀬の姿があった。男の子を肩車に、両手に男の子と女の子が繋がっている。精一杯父親の責務を務めている。損得抜きの愛情が子供のために発揮されているのだ。彼はこっちに気付くと頭を振って合図を寄こした。軽く手を振って応えた。
 ひとしきり会場を興奮の渦に巻き込んだ神輿屋台が広場の四隅に落ち着くと、『ふれあい祭り』は佳境に突入した。
 園庭部分にしつらえた特設舞台のプログラムが始まった。成人通園者が懸命に務める晴れ舞台だった。保育園児のプログラムも合間に組まれている。歌にダンス、寸劇に合奏、舞踊……と続く。健常者ならいとも簡単なことが、彼らには格闘に近い大変さがある。高齢者が階段を上がるため一歩一歩慎重に歩を進めるのがより重大事なのに似通っている。
 そんな彼らの舞台は観客の目を釘付けにした。稚拙さも彼らの魅力だった。必死の息遣いと表現が感動を呼び観客の心を揺さぶった。
 隣で寄り添っていた妻が、そーっと手を握った。妻を見やるまでもなく、彼女の思いが伝わる暖かい手だ。握り返した。夫婦の意識が、いま一体化する。
 二人の目に映っているのは、懸命に舞台を務める誰でもなく、娘の梨恵の姿だった。成長した梨恵が、歌い、踊り、舞台を端から端まで駆け回る。私たちの宝物。可愛い梨恵が、あの舞台で希望と夢を与えてくれる。
 パチパチと拍手が起こった。正気に戻った。慌てて見直した舞台に、手作り楽器の名演奏を終えた園児たちの姿があった。
 梨恵はスヤスヤと寝入っている。なぜか胸に熱いものが込み上げた。
(よう育ってくれたなあ、梨恵。未来の夢をお父さんとお母さんに与えてくれるんだよな……!)
 顔を上げると、賑わい続ける会場があった。よくよく見ると、誰もの顔がいきいきと輝いて見える。その中に、園長先生がいる。アルバイト先でひょんな出会いがあった保育士さんもいる。身障を運命づけられた子供をひたすら愛する親たちもいる。お互いに助け助けられる関係で生きている。誰もが一人じゃないのだ。
「お父さん。どうしたの?」
「うん?」
 ズボンにしがみついた茉莉が見上げている。手を伸ばして抱き上げた。
「うん。お父さんな、嬉しいんだ、いま」
「茉莉も、嬉しいよ」
「そうか、そうか」
 茉莉のおでこにこちらのおでこをくっつけた。茉莉が底抜けに幸せな笑顔になる。
「よし。茉莉、お父さんと一緒に、お礼を言おうか」
「お礼?なんの?」
「みんなに。ここにいるみんなにさ」
「いいよ」
 茉莉の耳元に囁いた。
「ありがとう、みんな。これからもよろしく、お願いします!」
 妻と手を携えた子育ても、まだまだ波風が襲うだろう。梨恵が障害を持ったまま成長するのに、ついていけないかも知れない。でも、夫婦二人だけで抱えるわけじゃない。せっぱ詰まれば、無理をせずに助けを求めよう。ちゃんと手を差し伸べて貰えるだろう。少なくとも、いまこの会場でふれあいを共にしているみんなの手は……!
「ありがとう」
 
「ドーン!ドーン!」
 太鼓が打ち鳴らされた。呼応して各地区の太鼓が打たれる。
「やーっしょい。やーっしょい」
 神輿屋台が男衆の肩に担がれた。そして動き出す。勇壮な姿が会場の中央に集う。お別れの練り合わせが始まる。取り巻く観衆の人ごみが渦を巻くようにうごめく。
「カチカチカチカチ」
「ドンドン、ドーン!」
「やーっしょい、やーっしょい」
 拍子木と太鼓と掛け声の饗宴だ。
「お、う、お、う!」
 妻に抱かれた梨恵が声を上げた。妻がギュッと抱きしめた。頬ずりをした。きらっと妻の目に光るものがあった。
歓声と拍手の中、練り合わせを終えた神輿屋台は出口へ一斉に向かった。右へ左へ分かれた。ふれあいの役目を終えて、胸を張り帰っていくのだ。
観衆の激しい拍手がそれを見送る。名残惜しさを隠さない拍手の乱打だった。
祭りは終わり、また施設のうち外でみんなの営みが始まる。苦しみがあり、楽しみもある。そしてお互いの心がふれあう日々が、はるか彼方の未来につながっていく。いつまでも……。そう!いつまでも。               (完結)
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お化け屋敷リポートと小説「ふれあい記念日・2

2016年08月09日 00時19分28秒 | Weblog
やっと生き返った思いです。
7日。
加西サイサイまつりは市役所駐車場を会場に開始。
議会棟では、
恒例の人気イベント「お化け屋敷」ラストの仕込みがスタート!朝8時から集まったメンバーは25名。
青年グループ「えんどれす」、地元高校ふるさと創造クラブ部員、ジュニアリーダー……と大半が若者に交じって、
「老人会代表です」と自己紹介をいつも冗談で紛らすわたしがいる。
本番前にはあと20数名が集う予定になっている。15時スタートに向けて、各員、2階、3階と分散して作業開始だ。
きょうもやはり朝から早くも暑い!
しかし、こんな快晴で迎える夏祭りは、ここ数年珍しい。
議会棟内部はクーラーが効いているとは思えない。
途中休憩をはさみ、順調に進んだ。
高校生二人と組んだ私は、3階担当だ。
1年生の彼らは、私の孫年齢だ。
そのうち一人とえらく気が合った。
休憩の雑談で知ったが、彼はおじいちゃんおばあちゃん子だった。
随時集まったメンバーはメークと衣装に取り掛かる。
一つ目小僧、ぬらりひょん、ゾンビ、魔女……思い思いのお化けが生まれていく。メーク係は地元のアマ劇団メンバー。
さて、おあとは明日に報告させていただきます。(まだ本調子じゃないみたいです・苦笑)

小説「ふれあい記念日」・2(30年前の作品)

「梨恵ちゃ~ん、いらっしゃい!あ、茉莉ちゃんも一緒なんだ。先生が焼いた焼きそばを食べてちょうだい。一生懸命焼いたんだから、おいしいぞ!うん」
 焼きそばのテント屋台から顔を覗かせたのは、梨恵を受け持ってくれる保育士さんだった。得意げに胸を張った。小太りで容姿端麗とは言い難いが、元気で明るくテキパキと仕事をこなすので、親たちから全幅の信頼を置かれている。
「お父さんやお母さんも一緒なんだ。いいなあ、羨ましいな、先生」
「いつもお世話になってます。梨恵の父親です」
 ペコリとお辞儀する鼻先に焼きそばが盛り付けられたスチロールの舟形皿が突き出される。美味そうな湯気が鼻孔をくすぐった。
 建物にそって並べられたテーブルに落ち着いて、竹橋を割った。茉莉は大好物のアイスクリームなど上の空で焼きそばを食べだす。梨恵は私が口に運んでやった焼きそばをもぐもぐとやり出した。
「先生、いっつもあんな風なんよ。なんか元気貰った気になるでしょう。いい先生なんだ」
 妻が笑っている。保育士さんの存在は妻の心の支えになっているようだ。それに疲れが少しづつ癒されている。『ふれあい祭り』に引っ張り出したのは正解だった。
「あやかりたいな、俺たちも。あの先生、小さいお子さんが四人もいてはるんやろ。そら大変やぞ」
「あなたも……」
「うん?」
「欲しいんでしょ、もう一人」
「子供か。そら……いや、いいんだ」
 これ以上妻の負担を増やすわけにはいかない。自分の我が儘は通せない。
 去年の暮れだった。妻に、もう一人子供をつくらないかと提案したのは。妻は呆れ顔で、こちらを見つめるだけで何も言わなかった。子供の面倒で自分の時間が犠牲になるから産みたくない若い女性が目立つ時代である。一人っ子でも育児はかなり大変だ。まして、梨恵のように人の何倍も手数のかかる子供もいる。夫の身勝手な要望を妻が受け入れるはずはない。考えが浅かったと後悔した。
 あれからこっち、それを話題にするのはタブーにした。まさか妻の方が持ち出すとは……!正直驚いた。
「産んでもいいよ」
「え?」
「梨恵の将来考えたのよ。兄弟は一人でも多くいた方が、茉莉も梨恵も心強いと思ったの」
 妻は梨恵に頬ずりしながら目を細めた。自分に言い聞かせる口調だった。
「どうだ?茉莉。もし赤ちゃんが出来たら、妹がいいか、弟がいいかい?」
 照れ隠しで茉莉に尋ねた。茉莉はきょとんとした。それでも何かを理解したのだろう。ニコッと返した。
「妹なら梨恵ちゃんがいるもん。だったら男の赤ちゃんがいい」
「そんなら弟だな。分かったよ、茉莉」
 振り返ると妻の目に出会った。二人の心に通じ合うものがあった。共通項を持てたのは、いつ以来だろう。いい兆しだった。
「お父さん、茉莉と梨恵、アイスクリームが欲しいな」
「よしよし。じゃあ買いに行こうか」
 茉莉に引っ張られながら幸せな気分を味わう。仕事の疲れはまだ残っているが、『ふれあい祭りはそれを忘れさせてくれる。
 アイスクリームを担当していたのは、私もよく知っている保育士さんだった。学生時代にアルバイトをした駅前の喫茶店でともに働いた仲である。その頃にしょっちゅう語っていた夢を彼女は実現させたのだ。
「あら、茉莉ちゃん。お父さんと一緒でいいな。なんでも買って貰えるぞ!」
「へへへへ。それに、お母さんも、梨恵ちゃんもいるんだ」
「本当だ!みんな一緒なんだ。すごいすごい。そいじゃあアイスクリーム四つだね。
 彼女は早速アイスディッシャーとカップを手に取った。アルバイト時代を思い出させる。相変わらず手際がいい。
「ちょっと待って。ごめん、三個、三個でいいよ。梨恵は舐めるだけだから」
 慌てて訂正した。梨恵は一人分どころか半分も食べ切れない。残れば勿体ないから、父親の自分が食べる羽目になる。ならば前もって節約しとけばいいわけだ。
「そいじゃあ、三つだね。毎度ありがとうございます!」
 如才ない受け答えをする。保育士さんにしておくのは案外宝の持ち腐れかも知れない。
 三人分の代金を払った。
「少し痩せたんじゃない?」
「苦労してっからな、これでも」
「市役所辞めちゃうからよ」
「その話はもういい」
「ごめん!気にしてんだ?」
「いや」
 昔馴染みだから言葉を飾らなくて済む。といっても触れて貰いたくないことはある。
 初めて『タンポポ』に梨恵を連れて来た時、対応したのが彼女だった。気付いたのは彼女である。声を掛けられるまで思い出さなかった。アルバイトから十年近く経っている。相手の顔にすぐピンと来るはずがない。まして梨恵の事で頭がいっぱいだった。それどころではなかったのだ。
「へえ、まだ首が座んないのか、梨恵ちゃんは。ちょっと厳しいかな。でも頑張らなくっちゃ。あなたは父親なんだから。梨恵ちゃんには、世界中であなた達しかいないんだから」
 彼女はプロの保育士になっていた。決して安易な慰めを口にしなかった。アルバイト時代から、「福祉の現場で働くのが夢なんだ」が口癖だった。それを実現させた彼女は、実に頼りがいのある保育士に成長していた。
「奥さんも頑張ってるんでしょ。だったら、大丈夫よ。一人じゃないんだもん。乗り越えられるわ」
 障害児を育てる母親や父親のジレンマに何度も遭遇している彼女ならではの言葉だった。不思議と力強さを感じた。
「でも、ちょっとそっとの苦労じゃないよ」
 はっきり言い切った彼女に反感は覚えなかった。むしろホッと救われるものを感じた。
「やあ、久しぶり。元気そうやないか」
 彼女の夫、川瀬だった。アルバイト先でマネージャーの彼は、アルバイトのいい相談相手だった。水商売の世界にいて、それに染まり切れないでいる変な人物だった。そんな彼に片思いした彼女の気持ちを伝えてやった。初めて人の恋路を橋渡ししたわけだ。成功だった。付き合いは始まり、三年後の結婚に至った。
「うちのから聞いてたけど、梨恵ちゃんのこと。感心してるわ。ほんまに君はよう頑張ってるで」
「そりゃあ親だからな。当然や。それにしんどいことはすぐ慣れるしな。何より可愛いんや、梨恵は、すごう可愛いんや」
 それは本当である。遅々たる成長の梨恵はいつまでも赤ん坊だった。姉の茉莉も確かに目に入れても痛くないほど愛しているが、梨恵に接する時はそれ以上の愛情を感じるのだった。
「子供を育てるんは並大抵じゃないけんど。そやけど苦労する分だけ愛情に変わりよるわ。うちの三番目の男の子な、生まれた時仮死状態や。首に臍の緒を巻き付けて出て来よった。チアノーゼいうんか顔色は青紫やがな。もうビックリしてしもうたわ。どないなるか心配で心配で、大きくなるんを見守ってる間にそらもう可愛さが募るばかりやった」
 川瀬の目は優しく細まった。超の付く子煩悩な男だった。
「へえ。うちの子もそれや。産声も上げなんだんや。もうオロオロしたわ。その影響が後々まで残ったんかな」
 臍の緒が首を絞めて酸欠状態を生んだ。梨恵はその程度が酷かったのだ。
「同じ目におうても、えらい違いが出たなあ」
 川瀬は(しまった!)という顔になった。余計な口を滑らせたのだ。大変な立場にある相手への配慮を欠いた言葉だった。誤魔化せない根っから正直な性格なのだ。
「うちのんも人より成長遅いんやで。二年生になるのにまだ大人の歯に生え変わらんねん。それにもやしみたいにひょろっとしたままやから心配でな……」
 川瀬は額に汗を浮かべた。話題を慎重に選んでいるのがありありだ。失言を取り戻すのに懸命になっている。笑みで応じた。
「そいでもそっちは稼ぎがあってええわ。わし、いま職なしや。女房に食わして貰うてる。まあ情けない話やがな」
 自分の劣勢を言葉にすることで、やっと立ち直った彼は、屋台のアイスクリームに専念している妻をチラッと見やった。
 太鼓の音がが聞こえる。どんどんこちらに近づいてくる。
「お?本命の出番や」
 広場の注意が一斉に入り口を向いた。
「神輿屋台が入ってくるぞ。去年も豪勢な屋台練りやったんやで。うちの息子は楽しみにしとるんや。ちょっとあいつのとこに行ってくるわ」
 川瀬は慌てて駆け出した。釣られて神輿屋台が眺められる方へ移動した。梨恵を抱っこした妻も見物の輪の中に入った。手にはアイスクリームが握られている。
「お母さん、お母さん、アイスクリーム!」
 茉莉は妻のスカートのすそを掴んでせがんだ。茉莉には祭りより好物のアイスクリームが気になるのだ。


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小説・ふれあい記念日・1

2016年08月08日 00時57分56秒 | 文芸
新しいブログがかけそうにないので、30代のころに書いた小説をコピーしました。

末娘の梨恵が通う身障児通園施設『タンポポ』が入っている総合福祉施設『市民ふれあいセンター』の恒例行事『ふれあい祭り』の日だった。
気の進まぬ妻をいつもと同じように根気よく促して家を出た。傍目にも妻の疲れははっきりとしている。梨恵は三歳。まだ足元が覚束ない。同い年の幼児と比べれば、少し劣っている。それでも誕生日を過ぎても首の座らなかったことを思えば、目を見張る成長ぶりだ。
普通の幼児でもかなり手のかかる時期である。上の五歳になる茉莉の育児と重なって、妻の負担は相当なものだ。妻に負担を強いている家事育児を出来る限り補うつもりでいるが、なかなか手が回らない。
夕方から深夜。残業をこなして早朝まで十二時間の勤務だ。帰宅すると、もうクタクタだし、とにかく眠い。気持ちとは裏腹に妻の手助けなど、そう簡単ではない。結局、自分の食事や身の回りの世話まで妻に押し付けてしまっている。
妻が茉莉の手を引き、梨恵は私が胸に抱いた。家族そろって外出する時は、必ずそうした。妻に申し訳ないという思いが、そうさせる。少しでも妻の負担を軽くしてやりたかった。どれ程の助けになるかは分からなくても、そうしなければ自分に納得できなかった。
カラッと晴れた秋の空は高い。祭り日和そのものだ。子供たちも嬉しさを隠さない。
「ええ天気やな。雨でのうてよかったわ」
「そうやね」
 とりとめのない会話だが、妻の反応はそっけない。そっと盗み見る妻の顔には、やはりやつれが目立つ。見ているのが辛い。
 初めて出会って以来、恋愛時代、新婚時代、長女の誕生と、妻は本当に明るくお喋りだった。梨恵の誕生も夫婦で喜び合ったものだ。 ところがしばらくして、梨恵の首がいつまでたっても座らぬのに気付いた。異常を感じてすぐ病院に走った。診断は発達障害だった。通院が続くと妻はしだいに寡黙になった。
 毎日通園に車を走らせる道だ。ただしハンドルを握るのは、今日は妻ではなかった。車を飛ばすと、梨恵が奇声を上げる。喜んでいるのだ。勿論姉の茉莉も負けてはいない。
「そんなに嬉しいか?」
「嬉しいよね。茉莉も梨恵も、パパと一緒なんて滅多にないもんね」
 妻の声に明るさがある。いつもの負担の拘束から少しは解放されたせいだろう。(よかった……)明るい妻を見ると顔が自然に綻ぶ。
 こんな時間には珍しく何度も短い渋滞に巻き込まれた。秋祭りである。いくら天下の往来といえども、「そこのけそこのけお車が通る」は通用しない。今日ばかりは地域の氏子らが酔行しながら担ぐ祭り神輿や太鼓屋台の練り歩きに道を譲らざるを得ない。
 交差点でひとしきり揺すり上げる屋台と弾む太鼓の饗宴に目を奪われる。振る舞い酒に顔を真っ赤にした男衆の掛け声が辺りを席巻する
「お父さん、凄い、凄いね」助手席の茉莉は興奮して身を前に乗り出した。目を真ん丸に見開き小鼻をいっぱいに膨らませる。娘の素朴な反応が羨ましい。フッと肩の力が抜けた。バックミラーに目を移すと、いかにも疲れた風に生気を失った顔つきの妻と、その膝に抱かれてぐったりしている梨恵の姿があった。出かかった溜息をグッと呑み込んだ。
 少し離れた駐車場に車を止めると、会場に向かった。雨天なら屋内の体育館になるところだった。やはり祭りごとはスカーッと晴れ渡った秋空のもとがいい。妻だって、屋内に閉じ込められて息を詰めているより、自由な雰囲気を満喫できる園庭の方がいいに決まっている。
『ふれあい祭り』の会場は、梨恵が通う施設の園庭と隣接の駐車場を解放しての特設だった。
『市民ふれあいセンター』は身障児を専門的に保育する園と、成人身障者の通所施設。他に小児科クリニックが併設されている。県下でも有数の施設である。オープンした年に市の職員に採用されて、開設記念イベントの応援に駆り出された。「なんで、俺たちなんや……?」と同期の職員と愚痴り合ったのを思い出す。
 後日、自分の娘が世話になるとは予想だにしなかった。他人事だったあの当時は総合福祉施設の必要性をツユほども考えなかった。思い出すと、いつも罪悪感に囚われる。市役所は三年勤めて退職した。一番の理由は、梨恵らの将来を考えて少しでも蓄えをしたかったからだ。民間の食品会社を選んだのは、給料の額がかなり魅力的に思えたからである。
 会場は予想以上の賑わいだった。たこ焼き、焼きそば、風船釣り……ズラーッと並んだ屋台に家族が群がっている。既に施設がある地区の神輿が広場の隅に待機している。実は『ふれあい祭り』は施設が建てられた地域の秋祭りと連動している。もうすぐ四基の祭り屋台がやって来て広場で練り合わせを繰り広げる予定だ。何と言っても今日の目玉イベントなのは間違いない。
 身障者の通所施設という風聞をを問題視した地域住民の一部に反対があった。官民の協力でなんとか解決して設立された『総合福祉施設ふれあい市民センター』だった。開所してからも続く地区とのぎくしゃくした関係を少しでも改善しようと始まったのが、この『ふれあい祭り』なのだ。身障者と健常者とのふれ合いを通じた地域社会への溶け込みを目指している。秋祭りとの連動が一番の早道と考えられたのだろう。その成果はかなり上がっている。
「おはようございます!やあ、来たわね、梨恵ちゃん。お・は・よ・う!今日は楽しいことがいっぱいあるよ」
 目敏く駆け付けた園長先生だった。しゃがみ込んで素早く梨恵の手を取ると、笑顔と大きな身振りと表情で、ジーッと目を見つめて優しく語り掛けた。
「園長先生、いつもお世話になっています」
 妻は反射的に口を開き、ペコリと頭を下げた。慌てて妻に倣った。
 園長先生は車いすを手放せぬ弟と二人暮らしだと聞いている。年齢にはそぐわない頭の白さと深く刻まれた眉間のしわが、重ねてきたであろう苦労をしのばせる。彼女が園児の親のしんどさと懊悩を誰よりも理解しているのは確かだった。
「ホットケーキもあるよ。梨恵ちゃんの大好きなジュースもあるんだ。お母さんとお父さんに、これっくらいいっぱい買ってもらわなきゃあね。いい子してるんだから、梨恵ちゃんも、茉莉お姉ちゃんもね」
 園長先生が胸にいっぱいの好物を抱え込む手振り身振りの表現を面白がって茉莉は笑った。梨恵はただザワザワする周囲をキョロキョロと見回し落ち着かない。
「さあ梨恵ちゃん、これくらいでいいよね。でもおなか痛くなっても知らないぞ。おいしかったら、しょうがないか」
園長先生は梨恵の両脇に手を添えるとくすぐった。妻が吹き出した。園長先生の剽軽な顔に堪らなくなったのだ。暫らく見ていない妻の笑い顔である。園長先生の底抜けの明るさは、遅まきながら梨恵にも伝わったようだ。よくよく注意していないと見逃してしまう、小さな小さな笑いが梨恵の口の端にあった。茉莉の方は可愛くはにかんで父親の尻にしがみついた。
「さあ何を食べようか?」
「茉莉はアイスクリームがいいの。早く」
 茉莉は手を引っ張った。
 さりげなく妻の様子を窺うと、相好を崩している。そして何度も頷いた。
 梨恵の障害がはっきりした頃には、夫婦の心労はピークだった。心にゆとりは皆無といっていい。いらいらする日々に、夫婦の間に溝が生まれた。梨恵の障害を、酷いことに無理やりお互いのせいにして罵り合うようになった。それが唯一の逃げ道だった。何も考えられない梨恵を前に身勝手な感情をぶつけ合う無様な夫婦に成り下がったのだ。ノイローゼ寸前まで来た妻はついに離婚まで口にし始めた。
 そんな夫婦の危機を救ったのは梨恵だった。自力で首を動かせずに横になったままの梨恵の手が宙に浮いたのは、夫婦の諍いの最中だった。まず妻が目に止めた。
「あんた、梨恵が……!」
 梨恵の手はゆらゆらと揺れている。思わずその手を握り締めた。少しでも力が加わると潰れかねない。大事な大事な生命の息吹きがそこにあった。妻の手が優しく覆った。
 梨恵の親は紛れもなく自分たちである。この娘を守れるのは自分たちしかいなかった。そんな単純なことを棚上げにして不毛の口喧嘩に走っている。自分たちの身勝手極まる醜い姿を梨恵は気付かせてくれたのだ。
 その日から、妻も私も必要以上の会話を避けた。余分な会話は二人を傷つけるだけなのだ。梨恵と茉莉を話題にしていれば、夫婦の溝はこれ以上深くならないだろう。かなり辛い選択だったが、おかげでこれまで何とか乗り切って来れた。
 テントを連ねた模擬店の屋台は盛況だった。焼きそばにおでん、フランクフルトにホットケーキ……と、施設の職員たちと利用者の協力で手描きされた画用紙の看板が吊られている。それぞれが手分けして調理と販売を担当していた。
「茉莉は何がいい?梨恵はアイスクリームか、やっぱり?」
 私と妻に手を引かれた茉莉はキョロキョロしている。美味しそうな匂いと香り。ジュージューと焼かれる鉄板が奏でる音は彼女を混乱させる。
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夏祭り

2016年08月07日 00時42分03秒 | 文芸
きょうは、かなり疲れました。
朝9時から5時までかかって、議員棟を暗くしてOK!
明日は7時半に最後の仕込みにかかります。小道具の配分と設置、これまた数が多い。
当日お化け役のボランティアに40人が登録。これを差配するのは一苦労しそう。
しかし、ここまで来た以上、楽しまにゃソン、ソンです。
今夜は久しぶりに人並みの時間に寝ることにしています。
とはいえ熱帯夜的暑さ。ねれるかどうか自信ないなあ。
それでも寝ます。「おやすみなさい」
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祭り前夜

2016年08月06日 00時53分20秒 | 文芸
いよいよサイサイ祭りの直前である。
6日の朝からお化け屋敷の仕込みにかかる。例年通り準備にも参加するつもりだが、今夏は要注意だ。
とにかく暑い。37度近いうだる夏の到来に、日本中が振り回されている。
昨年でいえば、お化け屋敷本番の日は、冷房が入るが、前日はままならない。汗にまみれて黒い農業ビニールで会場部分の窓をふさぐのだが、これが意外と大変な作業である。
恐怖の小道具を配置し終わると、もうダウン寸前だ。
この6日も酷暑が予想されている。
年齢を忘れて夢中になるのは要注意しなければ、熱中症が怖い。
なにはともあれ、ペットボトルの空き容器にお茶とアクエリアスを詰めて冷凍しておいた。タオルも2枚冷やした。塩飴も必携だ。
あとは気力というのが昔人間流の考えだが、明日は状況に応じて怠け人間を演じなければならない場面が出てくるかもしれない。
そんな時は、若者たちに一層の頑張りを期待しておくことにしよう。(だから、年寄りは扱いが難しいのだぞ、と開き直ろうかな・笑い)
さあ、もう7時間ほどで、楽しいイベントタイムがやってくる。老若男女のギャップを超えて一緒に楽しもう。
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思い出にすがる

2016年08月05日 00時05分12秒 | 文芸
現在は末娘ひとりが同居状態ですが、数年前までは子供4人が一緒で賑やかな家族でした。
いま息子2人は愛知の方にいてめったに帰郷できない状態にある。長女も昨年末結婚して家を離れている。いまや家族3人、打って変わった静かな家族である。
アルバムを開いて見つけたのが、その子供3人と共演を果たした舞台写真。もう二度とない写真を見つめて思い出に浸っていると、子供らの愛らしい姿が蘇ってくる。
兵庫県のふれあい演劇祭で企画上演したのは、あのシェイクスピアの「キング・リア(リア王)」。3人の愛娘を持ちながら、年老いたときに受けた辛辣な裏切りが、老王リアを追い詰めていく。たったひとり老いた父への代わらぬ愛を注ぐ末娘コーディリア姫の死を前にして自らも憤死するという悲劇だった。1000人余りの観客が見守る中、おこがましくも娘と息子2人と共演を実現したのだ。感激もつかの間、その後、子供たちはそれぞれの道を見つけて成長していく。もう共演は二度となかった。しかし、彼らは父親に最高の思い出を残していてくれたのだ。写真を見つめながら、あの日を懐かしく思い出してしまった。(ありがとう)当時口にしなかった言葉を、子供らに届けとばかり、呟いていた。
思い出にすがるのは決して希望を生み出さないが、それでも、(あいつらに父親が最後まで精いっぱい前向きに生きた足跡を残そう!)という気にはなる。自分の父親に、たったひとつでも、真っ正直にぶつかっていったものがあったんだと、知らせてやるのも悪くはない。子供らに目標を持った生き方に気付いて貰えるかもとの思い込みがあるのだ。
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娘に

2016年08月04日 01時13分17秒 | 文芸
今日は我が家で娘が学友と花火を楽しむというので、草刈りにいそしんだ。
いつものチップソーではなく、ナイロンカッターで、地面をなでるように雑草を粉みじんにする。
完全防備で、目やひざなどを守る必要があるナイロンカッターは、さすがに刈り取った跡は完璧だ。
しかし、暑さは増すばかり。
3度休みながら、なんとか目標を刈り終えた。
粉々になった草にまみれた服を脱ぎ捨てて、風呂に走った。
まだ昼過ぎ、普通はシャワーで済ますところだが、浴槽に湯を満たした。
どうもシャワーはすっきりしない。湯につかってサッパリが昔人間の考える入浴だ。
ゆっくり湯に浸かって、やっと落ち着いた。
風呂から出ると、2時前だ。昼飯を食べていないのをようやく思い出した。
頭で冷蔵庫の中身をチェックする。
その結果、釜飯風炊き込みご飯に決めた。
具はニンジン、ちくわ、カニカマ、しめじに揚げ、十分だ。
具材を少し大きめのみじんに切りそろえると、
さっそく米を研ぐ。うるち米ともち米を1カップづつ。ざるで水を切っておいて、さあ、炊飯窯で調味だ。
昆布は冷凍庫にある。酒大匙1.5、薄口しょうゆとみりんも同量加える。塩は小さじ三分の一で行ける。
炊飯窯に具と米を入れる。すこし混ぜて炊飯器のスイッチを入れる。これで昼と夕方兼用の食事はOKだ。
5時前、まだ娘らは帰ってこない。先に食事をしておこうと思った。その場で娘の注文に即応できる態勢を作っておくのがいい。
窯飯風炊き込みは、予想外にうまかった。さっぱりとした味わいが、暑い時にはもってこいである。いつも、そーめんやソバだから、飽きなくてよい。
なんと茶わん2杯も食べてしまった。健康のため、1杯ときめていたのが、台無しだが、まあいいだろう。
娘一行が帰り着いたのは、9時前。もうとっぷりと日暮れている。大きな花火セットを買ってきていた。
即座に動いた。庭先を照らし出す照明を用意してやる。ライターとローソクも。縁台も、蚊取り線香も、セッテイングだ。
「さあ、いつでも花火やれるぞ」
ドヤ顔になってしまう。
娘たちがキャッキヤッと花火を楽しんでいるのを感じながら、満足感に浸る。
きょうはよく眠れるだろう。
お泊りの友達たちとさわいで眠れない娘たちの起床は遅いに違いない。朝食はサンドイッチでいいだろう。
貴重な1日を、娘のために仕えたのだ。満足満足。
てな1日でした。、
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思い出の記事

2016年08月03日 02時41分15秒 | 文芸
失恋し、職を失い、
どん底の時に、
やっと見つけた仕事と同時に、
自分の求める舞台づくりのために
アマチュア劇団を発足させた
記念すべき新聞記事です。
あの時は、
怖いもの知らずで若かったなあ!
元来、B型人間は後先知らずで無責任なところが多いらしいです。
考えてみれば、
ハチャメチャな青春時代だったんだなあ。(大苦笑)
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