難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

デジタル補聴器と電話

2005年06月02日 08時54分21秒 | 生活
別の場所にある同僚のパソコンが起動しなくなり、システム担当者と電話で復旧方法を確認しながら苦闘した。
出先なので電話拡声器がなく、ほとんど聞こえず同僚に替わって聞いてもらったが隔靴掻痒だ。
デジタル補聴器にPHSをあてて聞くとこれが鮮明に聞こえる。相手に電話し直して明日の段取りを確認することができた。
PHSは携帯よりも声がきれいに聞こえるのでもう7年間も利用しているが、携帯電話はその強い電波のために、たいていの補聴器はガガーッ、ジーッという妨害音で聞こえなくなる。
難聴者は現代文明の利器からも遠ざけられていたのだ。
情報通信アクセス協議会やCIAJ情報通信ネットワーク産業協会が情報バリアフリーの取り組みを続けている。
携帯電話やIP電話も含めたアクセシビリティの確保を定めるJIS規格を審査中である。

ラビット 記




字幕放送

2005年06月02日 01時04分52秒 | 福祉サービス

050602_0037~001.jpg新聞のテレビ欄に「字」のマークがあることを紹介した。
NHKの「ためしてガッテン」から「ニュース7」、朝の連続ドラマ「ファイト」、「プロジェクトX」のドキュメンタリーまで多くの番組に字幕がついている。
民放もこのところ急速に増やしている。
これは、総務省の字幕放送普及の指針があり、2007年までに全ての番組に字幕放送の実施を求めているからだ。
この指針は1997年に制定されたが、当時の技術的限界からスポーツなど生放送を除くことになっている。また、罰則はない。
しかし、総務省は毎年放送事業者にその実施状況の報告を求めて公表している。
6月1日は電波の日である。

ラビット 記

新聞のテレビ欄、見えるかしら?