難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

厚生労働省の通知 新型インフル聴覚障害者対応

2009年05月19日 21時13分50秒 | 生活
厚生労働省は新型インフルエンザの対応で感染の恐れがある際には相談センターなどに電話するようにというQ&Aを障害者団体に周知をしていたが、聴覚障害者団体等の問題指摘により、ファックス番号やメールアドレスを公表するように求める「事務連絡」を出していた。

これを受けて、都道府県はファックス番号など公表を始めた。

しかし、緊急時に障害者それも情報障害者に対する支援が後手後手と回ったことは今後も不安になる。
今朝のテレビ各局の朝の情報系番組に字幕はない。

この問題を解決するには社会全体が聴覚障害者に対する配慮や気遣いを持たねばならない。
情報発信部門や施策形成部署に聴覚障害者がいないからこうしたことが繰り返される。
テレビ局や中央省庁には聴覚障害者の採用、配置を義務付ける必要がある。


ラビット 記

………………………………
事務連絡
平成21年 5月 1日
都道府県
各指定都市 障害保健福祉主管部(局) 御中
中核市
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室

新型インフルエンザに対する対応への配慮について
 新型インフルエンザに対する対応については、各自治体の新型インフルエンザ担当部局が中心となり相談等への対応を図っていただいているところです。
 視聴覚障害者等は、その障害特性から情報取得や他者とのコミュニケーションが困難な状況であるため、相談窓口等の受付が可能となるよう、以下の点について新型インフルエンザ担当部局と連携の上、特段のご配慮をお願いいたします。
 ① 視覚障害者については、相談に関する連絡先(電話番号等)の周知
 ② 聴覚障害者等については、電話による相談ができない方もいることから、電話番号以外にFAX番号又はメールアドレスの周知

担当:厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部
企画課自立支援振興室社会参加支援係 
(以下、省略)





白い犬の「渚のシンドバッド」 人工内耳への関心

2009年05月19日 20時26分18秒 | 人工内耳

アマリリス1
昨夜テレビを見ていたらソフトバンクの白い犬の新しいCMだった。
白い犬はお父さんということは分かっているが、何と言っているか、補聴器と人工内耳では聞き取れず、読話が出来ないのでこのCMは見ないようにしていた。
しかし、今回は「渚のシンドバッド」というのが聞こえた。人工内耳で聞こえたのは初めてだった。

日曜日は総会だったので、何人もの難聴者から「人工内耳はどう?」と聞かれた。みな重度の難聴者で、関心が高まっているのだろう。
これまで補聴器で聞こえる間は人工内耳は適用外と思っていたようだが、最近は重度の難聴なら人工内耳を考えて装用する人が増えているようだ。
人工内耳を考えているという人が2人いた。二人とも補聴器をしている。

補聴器だけよりは人工内耳と併用で確実に聞こえは向上している。
2007年11月の手術からちょうど1年半が経過した。翌月12月はじめの装着だったから、もうちょっとで1年半。


ラビット 記