難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

第2回デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会 配付資料一覧

2012年03月03日 21時55分31秒 | 放送・通信
第2回デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会 配付資料一覧
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/digital/02ryutsu05_03000035.html

資料1 研究会における障害者団体からの要望内容に対する対応と考え方
http://www.soumu.go.jp/main_content/000149066.pdf/ワード形式:目次・項目1・項目2)
資料2 株式会社九州字幕放送共同制作センターの概要(http://www.soumu.go.jp/main_content/000149067.pdf/ワード形式)
資料3 韓国における視聴覚障害者向け放送の義務化について(http://www.soumu.go.jp/main_content/000149068.pdf/ワード形式)
資料4 緊急時放送への対応について(日本放送協会)(http://www.soumu.go.jp/main_content/000149069.pdf/ワード形式)
資料5 緊急時放送への対応について(民間放送事業者)(http://www.soumu.go.jp/main_content/000149070.pdf/ワード形式)
資料6 手話放送への対応について(日本放送協会)(http://www.soumu.go.jp/main_content/000149073.pdf/ワード形式)
資料7 目の不自由な人のための放送現場での配慮(寺島座長代理)(http://www.soumu.go.jp/main_content/000149074.pdf/ワード形式)

参考資料 デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会(第1回)議事要旨
http://www.soumu.go.jp/main_content/000149076.pdf/ワード形式)
「解説放送に関する調査」のお願い(日本盲人会連合)(http://www.soumu.go.jp/main_content/000149077.pdf/ワード形式)

地上デジタル放送ではクローズド手話放送はCGでも難しい。

2012年03月03日 01時08分35秒 | 放送・通信
3月1日に開かれた総務省の「地上デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関わる研究会」の第二回目で、NHKが「手話放送への対応について」を報告した。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000149073.pdf

日本の地デジはハイビジョン画面を表示していたら、もう一つの画面は出せない規格になっている。出せるのは標準画面が2画面の場合だ。画面の伝送容量の問題があるからだ。
NHKは、クローズドの手話放送が出来ないことから、別にインターネットで手話通訳を表示させ、地デジ画面と同期させてみる方法を研究中だ。
「。現在、NHK技術研究所では、放送と通信の連携システム「ハイブリッドキャスト」の研究開発を進めている。手話放送は、画面に手話の映像を合成するために制約が多く、番組の拡大が進んでいないが、このハイブリッドキャストでは、手話の映像を通信を使って送り、それを受信機で放送の映像と合成するなど、必要な方が必要なときに手話映像をオン、オフして見られるといったサービスの可能性を研究している。
実現にむけては、制度の見直しや標準化が必要であるほか、通常の番組に手話を付与することは、手話の付与を前提にして制作された番組より、情報量が多く、内容を全て正確に通訳することが難しいうえ、手話通訳者の要員を確保するといった課題がある。
NHK技術研究所では、手話CGの開発を行っているが、実用化にはまだ時間がかかり、当面の目標として、気象ニュースを翻訳できる技術基盤の確立を目指しているところである」
http://www.soumu.go.jp/main_content/000149066.pdfP8より

報告の中で、手話放送が出来ない理由をあれこれ挙げている。
手話CGを開発する意図は、研究会では明確にしていないが、手話通訳の確保が困難なこと、コストがかかることだ。
その手話CGは手話の語数制限による表現とそもそも地デジ放送では伝送出来ないとしている。
聴覚障害者側の要望について、障害者側は障害者基本法、障害者権利条約の合理的配慮として要望しているのに、NHKは技術とコストの面から出来ないとしている。ここに一番のボタンの掛け違いがある。
このままでは「ハイブリッドキャスト」もどこまで実施出来るのか、わからない。

配付資料一覧
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/digital/02ryutsu05_03000035.html

ラビット 記