難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

NHK、定時ニュース内地震で字幕放送。

2012年03月14日 21時25分48秒 | 放送・通信

ちょうど「ニュースウォッチ9」が始まった直後に、千葉県東部で震度5の地震が発生。
画面が地震速報に変わった。
その後、L字型画面に変わった。まだ字幕はない。
その後、字幕放送の字幕が出るようになった。

緊急時の字幕放送は技術的な問題ではなく、カネの問題のようだ。

NHKは生放送の字幕放送を実施する時間帯が増えれば緊急事態にも応えられるようになると言うがそれは大がかりな体制が敷かれているときしか対応できないということだ。
もっと、発想を転換してほしい。

ラビット 記

NHK、やっと字幕が。3.11があったばかりでは。

2012年03月14日 21時11分19秒 | 放送・通信
地震が発生して、1時間。津波はとうに到達している。
しかし、NHKのニュース7まで字幕放送はなかった。

NHKの字幕放送の問題点。
1.定時のニュースでないと生放送の字幕放送が出来ない。
事前に音声認識装置に言葉を登録したり、入力した言葉をチェックし、修正する体制がとれないからだ。
事前に準備することの出来る番組以外は生放送でもできない。そうした番組はニュースの他、大相撲などのスポーツや紅白歌合戦などのバラエティ。
従って緊急時の入力も字幕制作会社と契約していないだろう。

2.ローカル放送局は字幕放送が出来ない。
字幕放送送出設備を持たず、入力体制がないからだ。
NHKセンターで字幕放送データが送出されれば全国に中継されるが、ローカル局はそのままスルーさせるだけだ。
ある地域で災害等が発生して、映像を撮っても自局で放送する場合も字幕放送は付けられない。
NHKセンターに送ってそこから送出されないと字幕放送が流れない。
首都圏直下型地震が発生したら、NHK放送センターをバックアップする体制は今はない。大阪と名古屋をバックアップ体制がとれるようにするのも24年度から。その他の局はそれより後になるだろう。

3.お金がかかるからというのが緊急時の字幕放送の出来ない理由。
緊急時のニュースに字幕放送を求めるのは人命、安全に関わるからだ。
災害の場所、規模、特徴、避難すべき情報などが必要だからだ。
修正が必要な音声認識技術に頼らない、高速日本語入力によらない、入力方式を検討してはどうか。
字幕放送の体制も24時間でなく、6時間とか12時間とかから初めてはどうか。

ラビット 記

NHKは津波警報に字幕を!

2012年03月14日 19時01分16秒 | 放送・通信
今夕18時過ぎの津波警報に、字幕放送がない!

NHKは定時放送以外、生放送に字幕を付けないのか。
アナウンサーは海に近づかないで下さい、津波はいったん引いても繰り返しやってきます。急に高くなることがあります。
避難勧告が出ましたと繰り返し、言っているが、
字幕放送もオープンキャプションもない。

福島原発事故の東電と政府と同じように責任をとってもらうしかない。

ラビット 記

障害者総合支援法閣議決定に怒りの声 めざす会ニュース

2012年03月14日 08時17分52秒 | 障がい者制度改革
◆1◆  抗議声明=
基本合意と和解条項に違反する国の暴挙に強く抗議する!
2012年3月13日
     
政府は13日、障害者自立支援法一部改正法案を閣議決定し、即日国会に上程しました。
これに対して、訴訟団は緊急記者会見し(厚労記者クラブ)、藤岡弁護団事務局長が、
「政府が調印した基本合意と政府が署名している障害者権利条約を基礎として作成された骨格提言を政府自ら無視し軽んじた罪はあまりにも重い」、「私たちはどのような困難に遭っても、今後も法令廃止条項の要求を続け、基本合意と骨格提言を実現する内容の法律の制定を求めてあらゆる人々と連帯しながら闘い続けることを誓い、政府与党の暴挙に強く抗議し声明とする」などの、抗議声明を発表しました。

記者からの「今後どういう運動をしていくのか?」の質問に、
藤岡弁護士は、基本合意実現の闘いを国会内外でとりくむが、国会では証人など意見反映の場を求めたい。
実現するまで闘い続けるとのべました。

○抗議声明(添付word)
○弁護団ウェブも掲載
http://info.jiritsushien-bengodan.net/news-1/geyijueding%E3%83%BBguohuishangchengniduisurususongtuankangyishengming
○記者会見の様子(動画 約15分)
http://youtu.be/Hvds4HsYnKI

会見に出席した元原告、補佐人のみなさんの主な発言です。
○家平悟さん
・自立支援法で尊厳を傷つけられた。障害をもって生きることがお荷物と言われているような法がまだつづくのか。
・利用者負担では、「家計」を理由に配偶者との収入をもとに、自分は、今も毎月18600円の負担を強いられている。

○深沢智子さん
・理解しがたく、あきれはてている。こんなことがあっていいのか。
・鳩山総理は娘に「尊厳を傷つけて申しわけなかった」と膝を折って握手した。
・長妻厚労大臣、菅総理も廃止を明言した。ここにきて廃止でないだなんて。
・法律変えたら現場が混乱するという理由はおかしい。抗議したい

○五十嵐良さん
・2年前、鳩山総理と官邸で会って、一人一人と握手して約束してくれた。
・胸をふくらませた。なのに、自立支援法を継続するのは、ほんとに悔しい。
・生きるため、人間として普通のことを求めていることをみなさんに理解して欲しい。ぜいたくをしたいわけではない。
・これからの運動がんばっていこうと思っている。

○新井たかねさん
・39歳の娘が原告。歓喜のなかで結ばれた基本合意にある「憲法にもとづく基本的人権を支援するものとする」。それが逆方向に動いている。
・「できること」を喜ぶのでなく、「できないこと」を積み上げるような区分認定調査。骨格提言は、区分認定を社会モデルで見直そうと提言した。
・ほとんどの会議を傍聴したが、いのち削るおもいで論議して骨格提言にまとまった。日本の社会保障は変わる!とおもったが、それを踏みにじる閣議決定は許せない。
・政治は生きていくことを励ましていくことではないか。

○秋山宇代さん
・37歳の息子は重度知的、施設でくらすが人権尊重のかかわりをしてくれている。
・施設運営は、日額払いになったことで、退職する職員も出た
・基本合意、首相官邸訪問、陳謝。新しい法律ができる。生きるための制度が保障されるとわくわくした。誇りに感じた。55人の部会が一つにまとまって骨格提言ができて、みんなで喜び合った。
・それにまったく反した改正案、基本合意はまったく無視。応益は応能になったと説明されても現実には残っている。

○林たみ子さん
・36歳の息子が原告。自立支援法ができて、生きてていけないのかと思え、つらかった。
・和解で、いままで下向いて生きていたのが、これからは胸張って生きていけるねって、それがたった2年で、約束をどこにおいてきたのか。
 どれだけ私たちを翻弄すれば気が済むのか。
・息子の「宝」の基本合意と骨格提言。マスコミのみなさん応援して欲しい。

○中村和子さん
・43歳の息子は作業所に通っている。訴訟して基本合意して、首相官邸を訪問した。まじめに育ててきてよかったなと思った。
・裁判上の和解だから廃止は絶対大丈夫とみんなに言ったのに、なんて説明していいかわからない。
・現場の混乱は、自立支援法になったからあった。それがないように、よい法律をしましょうと約束した。
・まけないで、みんなと手を取り合って、生きていく

○柳澤加代子さん
・娘は43歳。重度の知的障害。作業所でカンつぶしをして働いている。
 工賃は1万3千円。一割負担は、工賃以上の2万円を月に支払う。憤り一杯。
・社会資源たりないから、運動でなんとかつくってきた
・自立支援法はなんとしてもやめさせなければのおもいで一杯だった。
・和解するときは苦しんだ。裁判終わらせた後、ほんとに大丈夫かと不安だった。
・合意文書は「宝」だ。合意文書をやぶるのは絶体許せない

○下地和代さん
・息子はグループホームに入っていたが、自立支援法で、工賃と年金あわせても暮らすことができなくなった。ホームをやめることも考えた。
・息子が生きていくための訴訟と考えて決心した。
・今は「世帯分離」して楽しく働いているが、将来がとっても不安。
・基本合意も骨格提言も守られないこの国って、なんなんでしょうか。
 怒りでいっぱいです。


◆2◆ 厚労省からの閣議決定後の【ご報告】と法律案

以下は、部会構成員に送られてきた厚労省メールです
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地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律案について

障がい者制度改革推進会議総合福祉部会委員 様

日頃より障害保健福祉行政にご尽力賜り、厚く御礼申し上げます。
 
本日の閣議で「地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律案」が決定されましたので、ご報告申し上げます。

平成23年8月に障がい者制度改革推進会議総合福祉部会でお取りまとめいただいた「骨格提言」を踏まえ、政府・与党で新法の検討を鋭意行ってまいりました。
また、昨日の障がい者制度改革推進本部でこの法律案が決定されております。

この新法は、
①障害者基本法を踏まえた基本理念を新たに盛り込み、新たな法律の名称を「障害者総合支援法」とすること、
②障害者の定義に難病の方々などを含めること、重度訪問介護の対象を拡大すること、ケアホームをグループホームに一元化すること、
③障害福祉サービスの在り方や、障害程度区分の認定を含む支給決定の在り方等検討に時間を要するものについては、施行後3年を目途に見直しの検討を行うこと、などの措置を行うことにより、障害者の方々にとって地域社会で安心して暮らすことができる体制の
整備につながり、地域社会での共生の実現に資することになると考えています。

厚生労働省としては、新法を確実に今国会で成立させ、障害者施策を着実に前進させていくため、全力で取り組んでいきますので、皆様方のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

法律案等につきましては、以下のホームページアドレスからご覧いただけます。
(本日17:00目途でホームページに掲載予定です。)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/180.html

今後とも、障害保健福祉行政の推進になお一層のご指導を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。

○地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を
 講ずるための関係法律の整備に関する法律案(平成24年3月13日提出)
・概要 [169KB]
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-26.pdf
・法律案要綱 [118KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-27.pdf
・法律案案文・理由 [174KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-27.pdf
・法律案新旧対照条文 [588KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-29.pdf
・参照条文 [368KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-30.pdf

◆3◆ テレビが元原告・五十嵐さん密着取材、7分間報道!
“廃止”の約束が… 障害者支援法の“改正案”閣議決定とした放送が、テレビ東京、3月13日夕方報道されました
(動画いまのところ見れます)
 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/newsl/post_17121 
 障害者自立支援法を巡っては障害者団体などが「廃止」を求める全国訴訟を起こし、民主党は廃止を約束して原告団と和解しました。
 それが何故「一部改正」にとどまったのか。原告団は怒りを募らせています。

このテレビをみた、福岡の元原告・山下さんからのメール
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福岡の山下です。
今日は、私たちにとって最悪な日になってしまいましたね。
2年前「基本合意」を交わし日、誰が今日を予知したでしょうか?
いいえ誰も予知していなかったはずです。
五十嵐さんの言葉を聞きながら、悲しみと怒りがわいてきてます。
戦いはこれからです。皆さん一丸となって頑張りましょう!!


◆4◆ 西宮市、明石市で意見書採択の動き
○めざす兵庫の会の井上さんからのメールです。
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昨日、3月12日(月)、西宮市議会厚生常任員会、明石市議会文教厚生常任委員会
で、「障害者総合福祉法の制定を求める意見書提出に関する請願」が審議されました。
明石市議会では、元原告の母・田中昌子さんが参考人陳述を行いました。
結果、両委員会とも全会一致で請願が採択されました。
両市議会とも本会議は、3月26日(月)に開催され、意見書提出が最終決定されることになっています。
まずは報告まで。


◆5◆ マスコミの報道から
○難病指定ない病気の患者に不安の声
 TBS News 13日 15:43
 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4976611.html

○障害者支援法廃止見送りに「納得出来ぬ」訴訟団
 2012年3月13日14時05分 読売新聞
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120313-OYT1T00465.htm 

○自立支援法改正案を閣議決定
 TV東京 3月13日(動画 48秒)
 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_17094 

○障害者総合支援法案、閣議決定
 TBS News 13日 10:53(動画 45秒)
 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4976277.html 

○自立支援法改正を閣議決定 名称は障害者総合支援法に
 神戸新聞 2012/03/13 11:59
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0004880893.shtml

○自立支援法改正案を閣議決定 厚労相、事実上の廃止と強調
 中国新聞 '12/3/13
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203130184.html 

○障害者総合支援法案を閣議決定 難病患者も対象範囲に
 朝日新聞デジタルニュース政治国政 2012年3月13日11時42分
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203130184.html 

○新障害者支援制度 難病患者も対象に
 NHKニュース 3月13日 10時54分
 a href="http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120313/t10013677811000.html 

○自立支援法改正案を閣議決定=障害者団体は反発
 時事ドットコム 2012/03/13-08:54
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012031300116 


◆6◆ 「緊急オレンジパンフレット」を活用しよう!
大好評の緊急パンフは、ホームページでPDFとテキスト版を公開しています。
各地のめざす会やグループ、個人で印刷などしてフルに活用してください!
○PDF版(2.51MB)
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/orangepamphletV20120305.pdf
○テキスト版(26.7KB)
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/TXT_orangepamphletV20120305.txt


▽▲▽編集後記
病に倒れていた大先輩の訃報が届いた。暁のころ逝ったそうだ。
「仲間は増やしてるか」「この鞄がオレの事務所さ」と全国を歩き、
運動を組織した。身体はいつか消えていく。でも、その意志は、バトンを受けた仲間たちがつないでいく。自立支援法は許さない。

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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

━━━MEZASU━━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
  ニュース 2012.3.13 第201号(通巻309)
  http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━MEZASU━━━