難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

聴覚障害者中央本部、署名の提出へ、プレスリリース。

2011年09月24日 02時03分16秒 | 障がい者制度改革
聴覚障害者制度改革推進中央本部は、学習会開催と署名提出のプレスリリースをした。

「学習会」は国会内で開催するのに「集会」は出来ないから。

ラビット 記
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平成23年9月22日
報道関係者各位
聴覚障害者制度改革推進中央本部
本部長 石野 富志三郎

学習会「みんなで創ろう! 情報・コミュニケーション法を」開催のお知らせ
および内閣府への署名提出の取材のお願い

 聴覚障害者制度改革推進中央本部では、2010年8月21日に埼玉にて決起集会を開催してから約1年、「We Love コミュニケーション」パンフの普及活動および情報・コミュニケーション保障の法整備を求める署名活動を全国各地で展開してきました。
 この1年は激動の年でした。東日本大震災が起こり、被災地における聴覚障害者を取り巻く情報やコミュニケーションの保障が十分でないことから被害がさらに大きくなっていることが明らかになりました。また、政府の「障がい者制度改革推進会議」で障害当事者、関係者が議論を重ねてきた「障害者基本法一部改正案」が国会で成立し8月5日に公布されました。
 改正障害者基本法には、「言語(手話を含む)」と「情報の取得」等が明記され、手話による自由なコミュニケーションを求めてきた私たちの願いは一歩前進しました。
 しかし、私たちの生活において、情報やコミュニケーションをどのようにして保障するのか、その具体的な施策はこれからです。全国から集めた100万人を超える署名を国へ届けるとともに、一年間のウイ・ラブ運動の総括を行い、障害者総合福祉法(仮称)を学習し、私たちの求める情報・コミュニケーション法(仮称)をアピールする学習会を以下のとおり開催いたします。


We Love コミュニケーション
 ~みんなで創ろう!情報・コミュニケーション法を~
主 催:聴覚障害者制度改革推進中央本部
日 時:2011年9月27日(火)12:00~17:00
場 所:衆議院第一議員会館 B1F大会議室
≪スケジュール≫(予定)
11:00~12:00 受付
12:00~12:10 挨拶
12:10~12:30 「We Love コミュニケーション署名とパンフの運動」総括報告
12:30~13:00 改正障害者基本法と障害者総合福祉法骨格提言について
13:00~13:30 情報・コミュニケーション法(仮称)骨子案について
13:30~15:00 国会議員シンポジウム(予定)
 ※各政党の議員においで頂く予定
15:00~15:10 今後の運動取り組みについて
15:10~15:30 閉会挨拶、国会議員要請行動の説明
15:30~17:00 国会議員要請行動

中央本部の「情報アクセス・コミュニケーション法制度」要望書をマスコミに。

2011年09月23日 17時57分38秒 | 障がい者制度改革
中央対策本部は、情報アクセス・コミュニケーション要望書とマスコミの取材依頼をファックスした。
ラビット 記
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すべての聴覚障害者に情報アクセス・コミュニケーションの権利を保障する法制度の実現を求める要望書

障害者基本法の一部を改正する法案が、衆議院本会議においては6月16日に、参議院本会議においては7月29日に採択され、8月5日に公布されました。この改正障害者基本法には、第3条の基本原則の3に、
「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保されるとともに、情報の取得又は利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られること。」
と記載され、私たち、聴覚障害者・盲ろう者をはじめ、意思疎通と情報の取得又は利用にバリアのある障害者すべてにおいて、大切な基本原則となるものです。
 「可能な限り」という言葉が入ったことは看過できない問題ですが、情報の取得又は利用とコミュニケーションの保障(意思疎通の保障)に関する法整備の第一歩となる改正障害者基本法を採択して頂いたことに深くお礼申しあげます。

また、衆議院本会議、参議院本会議において附帯決議が採択されました。この中に、
 「国は、この法律による改正後の障害者基本法の施行の状況等を勘案し、救済の仕組み を含む障害を理由とする差別の禁止に関する制度、障害者に係る情報コミュニケーショ ンに関する制度及び難病対策に関する制度について検討を加え、その結果に基づいて、 法制の整備その他の必要な措置を講ずること。」が記載されています。

 まさに、国会が、障害者基本法の改正を障害者制度改革の新たなスタートであるとの認識を示されたものとして高く評価しているところです。
 私たちは、聴覚障害者の自己選択・自己決定を基本とした真の社会参加を実現するために、すべての聴覚障害者に情報アクセス・コミュニケーションの権利を保障する法制度の実現を願い、全国の国民から100万を超える署名を集めて、以下のとおり内閣府、衆議院、参議院へ提出いたします。

9月27日(火)
15:00 国会議事堂参議院議長室 西岡議長へ面談・提出
16:00 国会議事堂衆議院議長室 横路議長へ面談・提出
17:00 内閣府大臣政務官室   園田政務官へ面談・提出
※内閣府より取材許可は頂いております。取材希望の方は当日16:45までに内閣府の1階入り口にお集まりください

※聴覚障害者制度改革推進中央本部構成団体:
財団法人 全日本ろうあ連盟
社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
社会福祉法人 全国盲ろう者協会
一般社団法人 全国手話通訳問題研究会
一般社団法人 日本手話通訳士協会
特定非営利活動法人 全国要約筆記問題研究会

【お問い合わせ先】
聴覚障害者制度改革推進中央本部事務局(全日本ろうあ連盟気付)
TEL 03-3268-8847 FAX 03-3267-3445 E-mail info@jfd.or.jp

今も制度改革の取り組みが進められている。

2011年09月21日 20時32分21秒 | 障がい者制度改革

台風で電車が停車していた間も、9・27全国集会のスローガンや署名の提出の準備に追われているメールが飛び交っていた。

情報・コミュニケーション法の制定か、情報・コミュニケーションに関わる法整備か。
「すべての障害者の」が追加された。
署名が100万人を越えたのは確実だ。8月初めでも半分にも届いていなかったのに。
総理大臣に手渡せるか、折衝が続いている。

議員は、本当に聴覚障害、難聴に理解がない。
何でか。保守政党の総理大臣を務めた某議員など重鎮には補聴器をつけた難聴者もいるのに。
秘書と話をするときは補聴器をしているが来客があると外す議員もいると聞いたが施策以前の問題だ。

地方レベルでは、要約筆記者派遣制度の陳情に行ったら聴導犬を知っているかと聞かれて目がテンになった例もある。犬が通訳するか!


京王線、運転再開。スロー運転だ。
そんなに混んでいない。途中で停車していた電車かも。

ラビット 記

難聴者支援はバリアフリーだけでは不十分。

2011年09月21日 19時24分18秒 | エンパワメント
難聴者は見えない障害、外見でわかりにくい障害とよく言われる。
また情緒不安定、わがまま、自分勝手とかという評価もされやすい。

難聴は言葉が聞こえない音情報が入らないというコミュニケーションの障害の他に人や社会との関係が築けなくなると言う関係性の障害を持っているということを説明しないと、そのための支援が受けられない。

情緒不安定とか心理的な問題であれば臨床心理専門家の相談(カウンセリング)が必要だが、関係性の障害となれば障害の自己理解、補聴器やコミュニケーション機器の活用、福祉、就労、教育など分野ではそれぞれ専門的支援などが求められる。

幅広い支援が必要にも関わらず、どういう障害を持っているかが理解されてこなかった。
このことが難聴者に対する相談支援事業がなかなか進まない一因ではないか。
情報・コミュニケーションの保障だけでは解決しない問題だ。

ラビット 記
※深夜に自炊したラーメン。もやし、蒸し豚、アスパラ、海苔。醤油味の濃厚スープを溶いて作った。

人工内耳が危うく水の中に。台風15号と人工内耳(3)

2011年09月21日 19時14分01秒 | 人工内耳
ちょうど台風15号が通過中に退社して駅に向かった。

ポンチョは失敗だった。レインコートタイプの方が風にめくれなくて済む。傘をすぼませながらポンチョの端を押さえて前屈みに歩く。
ポンチョがめくれ、傘が飛びそうになる。あっ、聞こえない。耳に手をやると人工内耳がない。傘の骨に磁石がついてはずれたのだ。
あわてて傘を見るとない。めくれたポンチョに引っかかっていた。地面に落ちると水浸しだ。危うくつかんでポケットにしまう。

雨に濡れるは、何も聞こえないは、まくれたポンチョで何も見えないはで駅に向かって歩く。

駅に着くと、規定値を越えたので運転を見合わせているとある。構内の階段には何人も座り込んでいる。
あちゃ。

ラビット 記

難聴で聞こえないと大ごとに。台風15号と人工内耳(2)

2011年09月21日 19時13分47秒 | 人工内耳
台風15号の接近で勤務先も午前中から早退の指示が出ていた。

この部署ではどうするのかと思っていると夕方になって定時前に女子派遣スタッフが帰り始めた。
しかし、男性は社員も帰らない。変だなと思いつつ、長靴を履いてポンチョを着て駅に向かう。
駅に着くと電車が止まっている。

そうかあ、皆は電車が動いていないことを知っていてそういう会話をしていたのだ。
こっちはそれが分からないので駅に着いてから知ったという訳だ。

雨に濡れるくらいならまだしも重大事故や火災だったら大事だ。

ラビット 記

人工内耳で聞こえる雨音。台風15号と人工内耳(1)

2011年09月21日 19時01分42秒 | 日記(つぶやき)
人工内耳は、雨の音が聞こえる。雨粒が傘にあたる音も地面に落ちる音も聞こえる。

傘にあたる音は「バラパラ」か「バラバラ」のようだ。
地面に落ちる音は今日のように雨足が強いと「シャー」と聞こえる。「ザー」とは聞こえない。

補聴器では聞こえなかった音だ。

ラビット 記

目で聴くテレビ、緊急災害放送開始。

2011年09月20日 18時23分38秒 | 東北地方太平洋沖地震
映像がででていない。
地デジ非対応のアイドラゴンのままだった。

ラビット 記
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『目で聴くテレビ』番組情報2011年9月20日(火)臨時号

【本日午後6時から緊急災害放送】
「目で聴くテレビ」より、臨時番組情報をお伝えします。
本日20日(火)、午後6時から、台風15号の大雨水害に関する緊急災害放送をお送りします。時間は10分の予定ですが、NHKが災害放送に切り替われば、そのまま放送を続けます。
この緊急災害放送は、インターネットでもごらんになれます。「目で聴くテレビ」ホームページのトップページよりアクセスしてください。
CS障害者放送統一機構事務局

【目で聴くテレビのツイッター】
ツイッター内 「medekikutv」での検索か、URL http://twitter.com/#!/medekikutv でごらんになれます。皆さん、ぜひフォローしてください。

台風15号豪雨、目で聴くテレビ緊急放送準備中

2011年09月20日 18時00分16秒 | 東北地方太平洋沖地震
各地で猛威を振るっている台風15号の豪雨に対して、統一機構が字幕と手話の緊急放送の準備中。

しかし、100万人がどこに逃げるというのか。障害者は情報が伝わっているのか、交通機関が使えなければ大混乱必須だ。

ラビット 記
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名古屋市、100万人に避難勧告 自衛隊に派遣要請へ
http://www.asahi.com/national/update/0920/NGY201109200003.html
台風15号の豪雨で名古屋市の庄内川が氾濫(はんらん)する恐れがあるため
、名古屋市は20日午後3時、守山区と北区の計約3万2千世帯、7万9千人
に避難指示を出した。市内の避難勧告の対象も庄内川、天白川流域の11区の
約100万人に上り、名古屋市は自衛隊への派遣要請を決めた。

 台風15号は20日、種子島南南東の海上を北北東へ進んだ。本州付近に停
滞する前線の影響もあり、多いところで1時間に50ミリを超える非常に激し
い雨が降った。

 愛知県春日井市も2万世帯の5万人に、岐阜県内でも多治見市など1市3町
が計4千世帯、1万人に避難勧告を出した。愛知県刈谷市の境川や木曽川中流
、岐阜県東部の土岐川には氾濫注意情報、愛知県の名古屋市や瀬戸市など尾張
東部の8市町には土砂災害警戒情報が出た。お

緊急地震速報の字幕放送

2011年09月20日 12時48分36秒 | 東北地方太平洋沖地震
Aアラートシステムの警報は一般家庭にも設置されている速報受信機で受けるが音で報せるものなので、難聴者等には聞こえない。
Aアラートシステムを「目で聴くテレビ」に連動させれば、聴覚障害者等に個別的にあるいは地域別に送信できる唯一のシステムだ。
受信機にIDが割り振ってあるからだ。

この災害警報システムに限らず、聴覚障害者はステークホルダーとしてあらゆる施策決定の場にいなければならない。
障害者権利条約の意味はここにある。当事者の参画があらゆる分野に必要なのだ。

ラビット 記
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2011年09月20日08時37分50秒
"Google アラート"が送信したメール。
----Forwarded Message
=== ウェブ - 「[字幕放送]」に関する 1 件の新しい検索結果 ===

緊急地震速報の字幕放送がおかしい Ver Videos caleta.com.pe
listen to 緊急地震速報の字幕放送がおかしい,
緊急地震速報の字幕放送がおかしい watch,
緊急地震速報の字幕放送がおかしい youtube videos,
字幕放送がおかしい.
http://www.caleta.com.pe/video/-1qifmuZnyNmN3b8.html

41年前の京都市難聴者協会の設立総会写真

2011年09月19日 21時56分38秒 | 日記(つぶやき)
1970年、身体、視覚、聾についで難聴も障害と認め、行政の施策の充実を求めて、設立された。

画面に、オーバーヘッドプロジェクターOHPを用いて筆記する人が写っている。一人で書いて、一人でシートを送っている。
全要研ニュース近着号にも下出副理事長が名古屋市要約筆記サークルまごの手と最初の

ラビット 記

「ベートーヴェンの謎」

2011年09月19日 21時21分28秒 | 日記(つぶやき)
耳硬化症の難聴者としての自身の経験から、ベートーヴェンは人の声は聞こえないがピアノなどの楽器音は聞こえていたと談じる著者は、難聴の社会の理解を得るためにと敢えて書き続けている。

難聴のことを分かろうとしない耳鼻科医になぜかとぐいぐいと明快な筆致で引っ張る。

難聴者自身にも、難聴者に関わる人にも読んで欲しい。

書名:ベートーヴェンの謎
     聞こえないのに なぜ、音楽が聞こえたのか
著者:江時 久(えとき ひさし)
出版:株式会社 マール・ミュージック
    電話043ー481ー8666 FAX043ー481ー8665
発行日:2011年9月10日
印刷:創己堂
定価 1400円+税


ラビット 記

全国難聴者連絡協議会設立日

2011年09月19日 10時17分09秒 | 日記(つぶやき)
昭和53年2月11日、京都市霊山温泉で開催された。

33年前のこの創立大会に参加した。
連絡協議会の中心メンバーだった故入谷仙介先生が新聞に投書したこちらの投稿に気づいて新聞社経由で連絡をくれたのだ。
当時はまだ大学院を修了したが就職していない研究生だったがその3月に就職することになっていた。

その入社した会社も来春で定年だ。
難聴者が一つの会社にいるというのは大変だ。
一時は難聴者活動のやりすぎで退職を決意したが同僚に引き留められてここまできた。
その同僚は取締役になった。こちらはライン職にも就いていない。

ラビット 記

全国難聴者組織推進連絡会の設立日

2011年09月19日 10時11分48秒 | 日記(つぶやき)
京都市難聴者協会は昨年40周年を迎えた日本最古の難聴者協会の一つだ。

その中で、創立以来の会員の中村文子氏が「全国難聴者連絡協議会」の設立総会が京都は大和屋で開催されたことを述べている。

写真がよく読みとれないが「昭和48年11月3、4日」とある。西暦だと1973年だ。京都市難聴者協会は1970年設立だからその3年後だ。
この5年後に「全国難聴者連絡協議会」が結成され、参加した。

ラビット 記