酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

落葉

2016-10-05 | 旨かった話
・・・と書いて「おちば」と読む人。一方では「らくよう!」と叫ぶ人。
後者はもちろん旬のキノコに目がない食いしん坊に間違いない。

拙も自信満々に後者なわけで、先日、飲み屋で女将から「落葉のおつゆがあるけど食べれるかい」と声をかけられ、思わず「らくよう!?」と、ちょっと声が大きくなった(笑)



常連の「社長さん」と呼ばれる方が山から採ってきたものを土産に持ち込んだとのことで、運よくご相伴に与ったのだが、まあ、おいしいこと。かなりの上物だ。ひさびさに本物らしい本物の落葉を食べた、という満足感はかなり大。近頃はスーパーなどで正体不明なものが出回ってるからねえ。

ところで、女将が言った「食べれるかい?」。ら抜き言葉の是非はさて置いて、「食べることができるか、好きか」という意味だ。
世の中には落葉キノコのことを「ぬるぬるして嫌い」とかいうヒトがたまにいて残念なことである。
こんな旨いものを、けしからん!とさえ思うが、まあいいか。みんなの好物ならとっくに枯渇してたろうし。嫌いだというヒトの分をありがたくいただくとしますか。
といっても、昔に比べぜんぜん採れなくなったそうで、それはそれで大いに懸念されねばなるまい。


おまけ


名前は明かさない、その店のかなりドメスティックなお通しの図。


これが実にいいんだな。プラスチックの醤油瓶も泣かせる(笑)

近頃多い居場所はここ。なんだか「あったかい」んだよな。