酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

キープボトルは男山

2016-10-06 | 酒風景
ふと気づけば、前記事もこの店の話だが、頻繁に顔を出していれば必然的にこうなるな(笑)

場末のその店。常連として名前くらい覚えてもらうようになると、好きなお酒を取り寄せてくれ、ボトルごと預かってくれるという嬉しい気遣いが。
いつのまにか自分もその域にいたようで(自分で自分のことを常連というのはみっともないが、本編においては説明の便宜上お許しあれ)、好きな酒はないかと声をかけてくれるので、それではとお願いしたのがコレ。


有難くも日頃より我がブログをご覧いただいている方にはお馴染みのラベル。またそれかい!と言われそう(笑)
男山の生酛純米。目下のお気に入り指折りの酒だ。
PCやスマホの環境によって「もと」という字が表示されない場合があるが、ラベルは「きもと」純米と読む。

冷や(常温)で呑ると、これが堪らない旨さ。店が古くて寒いので、これを台所あたりに置いておくと、今の時期は実に適温である(笑)

一升瓶には当然向こうの利益も付いてそれなりの値段になるが、一合換算してみれば断然お得。
もう腹いっぱいに呑めること請け合い。なんて、それはない。一応オトナな呑み方を心がけてますから(笑)


長芋の酢漬けとか高野豆腐とか納豆とか、お通しも何気にヘルシーな上に酒と合う(トマトはオプション)。

呑んでいたら、あとから来た客がその酒は?と聞くから、生酛とは何かを解説し、コクのある非常に旨い酒なのでお勧めですと申し添える。
向こうさんは酒じゃないものを呑んでいたので一杯どうですかとはいかなかったが、思えば、飲み屋で他人とはからまない主義であるが、この店では不思議とイヤじゃない自分だったりもするのだった。