酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

浅草に行きたい。

2016-02-21 | 酒風景
絶賛開催中の我が「断捨離」。アウトドアの道具を整理しようと物置でガサゴソやっていたら、電気ブランのスキップボトルが出てきたよ。


たぶん、一昨年キャンプした時に持参したもの。酒は現場で飲み切ったものと思い込んでいたのか、ボトルは道具の中に埋もれていたのだった。

血の一滴を放ったらかしにするなんて酒呑み失格。
お許しください神谷様。
一杯分くらいありそうなので、ガッチリに冷やして飲んでみた。

日光に当たっていなかったのが幸い。ひと口で我が聖地「神谷バー」の喧騒が浮かんでくる。
ああ、行きたや浅草。

最後に行ったは去年の7月。浅草や上野でもらってきたパワーが尽きてた。
ウルトラマンの胸のタイマーが点滅してる感じ。

春うららかな酒を味わう~高砂

2016-02-20 | 酒風景
立春を過ぎたらば、恐ろしい暖気のおかげで積もっていた雪が溶ける溶ける。
おかげで道は川になって歩きにくいのなんのって。
いったいどうなってるんだろね。

さて

高砂酒造(北海道/旭川)の春限定純米酒「春うらら」が19日、発売された。


国士無双というちょっと強もて(?)なロゴに、可愛い春のイラスト。
だが中身は甘口な、強いて言えば女性向けとして発売されたものであるが、なかなかしっかりしたテクスチャーの持ち主。口の中にしっかりと道産米の旨みが広がる。

新発売となった昨年。味見してみれば酸味(でもまろやか)が印象的だったので、肴は敢えてあたりの強いものを試してみようかと、買ったばかりの酒瓶ぶらさげながら、本マグロの切り落としを選ぶ。


わさび醤油でヅケにして、微細にたたいたフワサクなとろろを添えた。いわゆる山かけ。
期待通り、脂の香味が強い中トロでさえ、やさしく大きく迎え入れる食中酒としてのポテンシャルは大したもの。悪戯に中トロなんぞで呑んでみたが、春の酒というのだから、ここはひとつウドの酢味噌とか美味しそう。
酒はほどよく冷やしておけば飲みやすいことこの上ない。

というのはオヤジの感想だが、ターゲットさんの感想やいかに。

それにしても、つい先日は男山の道産米にごり酒を味わったばかりであって、我が中性脂肪は地産地消によって生成されているといっても過言ではないな。

名づけて七福バーガー(笑)

2016-02-19 | こしらえた話。


あ、自作ですから。売ってません(笑)
中身がみんな大好き七福弁当(鈴木商店)の海苔メンチ。だから七福バーガー。


ソースをどうしようかと思案の結果、醤油マヨネーズとマスタード。野菜はレタスと刻みキャベツを少々。キャベツの甘味が、塩っぱい印象を抑えるんだな。
海苔にはナイフの先っちょでチクチクチクチクと切り目を入れておく。
するってえと、ガブッといってもラクに噛み切れるって寸法だ。

パンをほんの少しレンジで温めて、メンチはほどほど熱いくらいに温めて、いざサンド。


ガブっとな。一端のハンバーガーだ。海苔メンチとパン、イケる。

これをこさえようと思いつき、丸いパンはないかしらと街のパン屋やコンビニを探してみれば、結局いつも見つかるのはイオン。しかも専用のバンズが売ってるなんてさすがイオン。


惰性でビールを呑んだが、なんだか合わない。考えたらマックの時はいつもコーラだ。ハンバーガーにはコーラでしょ。
ちなみにフライドチキンもコーラがいい。

男山の甕酒を家で愛でる。

2016-02-18 | 旨かった話
男山「酒蔵開放」の名物は、太古の酒造りを再現したとされる平安の甕酒(かめざけ)。
同じものを自宅で楽しんだ。


今年は別件の所要がありイベントに行けなかった友人Tを招き、祭りの余韻をお裾分け。
Tは刺身を持ってやって来た。


嬉しや、赤身・中トロ・生本マグロの三点セットは今津の刺身。
自分は酒よりこっちの方が嬉しかったりして(笑)。

この特製のにごり酒。爽やかな酸味が鮮烈、かつ旨みが濃厚。アルコールは12度とちょっと低めであるが、その分すいすいと楽しめる。


イベントのこれと同じものであるが、実はコレ、正規の清酒として販売もしている。
我が家にあるのは↓この500ml入りの可愛い甕酒。


無料で振舞われる甕の周りに集まる群衆の中には、コートの中に水筒を忍ばせ、受け取った酒をそれにこそっと注ぎ入れる、それも何回も何回もという輩がたまにいる。
男山さんも、それをやられたら多くの人に酒を差し上げられないので勘弁してと言うのだが。
聞こえないふりしてその輩の方々は、家に帰って水筒からお猪口に酒を注いで飲むのかね。それ、旨いのか。

無料と「タダ」は違うと思うんだな。
そんなこといちいち気にしなきゃいいのに、こうやって書かずにおれない(笑)自分も損な性格。


それでも春は来る。「和酒たなか」で実感。

2016-02-16 | 酒風景
言うなれば、前の前の記事「べてぃ」その後の話。

男山のイベントをあとにして、べてぃでしばし過ごすもまだ夕方6時。普段ならこれから呑みに出ようかという時間だ。一人で顔を出せる店は概ね日曜は休業、駅前ビルの昼からやってる店はそろそろ閉店だ。
が、幸運にも日曜日もやってるよとメールをもらっていたのが「和酒たなか」さん。

まず一杯目。は、なぜか男山のイベント限定品(笑)


べてぃでの酒まんじゅうに続きまたもイベントの余韻を楽しむことに。


突き出しは、あら可愛いこと。なんとホタルイカ。もうこんなシーズンかね。とこれを食べては毎年同じことを言う自分。
旬の走りにしては早い気もするが2月も後半を迎えるのだから不思議はないか。
さっと湯掻いた感じのコレにわさびをちょこっとつけてパクリ。旨いのである。

メニューにも春を見つけたぞ。


エビとウドの炊合せ。ああ春だねえ。

山菜のえぐみにはさらっとした酒がいいかなと・・・


東一(佐賀)純米/山田錦 うすにごりの生酒だ。
ウドに良いかと思っていたら、炊合せはとても優しい味の出来栄えで美味しくて、う~む、にごりがある分だけウドと少し縁遠いかな。

いやいや、酒は香り、旨味とも穏やかで、酸味も良いバランス。フレッシュな生のテクスチャーの中に甘味や旨みが豊か。とても美味しいのである。山田錦は自家栽培だとか?こりゃ生一本の中の生一本ってやつだね。

で、次なる酒はワイン・・・


ではありませぬ。シャンパンのボトルだけど(笑)
どう説明したらいいか。

長野の小布施ワイナリーが作った希少な酒。お試しじゃなく本気でやってると評判も高い。
ワインに明るい人ならエチケットを読み下せるんだろうが、カタカナで書くと「ドメーヌソガ・ソガペールエフィス」曽我さんが作ったソガペールエフィスというものですよってことか。NEUFは9のフランス語。9号酵母を使ってまっせという意味だ(これは調べたから知っている・笑)。

見るのも呑むのもお初。こりゃワインではないかと見粉うほどの液体。
さすがワイナリー、熟成にかけては確かな感性。なんて言っていいのか分からないが、確かに旨い。
恐れ入谷の鬼子母神。

という感じで、気分良く祭りのあとの時間を楽しく過ごし、気分良く朝の目覚めを迎えたのだった。

朝、デジカメで、餃子とカレーとワンカップが写ってるのを見るまでは。