陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

熊野路

2017-11-26 20:16:25 | 「れもん」の撮影記
れもん* です。
秋山郷から帰った2日後、珍しく熊野に出張でした。
こんな機会も滅多にないので、
ついでにちょこちょこっと回ってきましたよ~

熊野から北山村に通じる、狭い県道沿いの山の中。
最初に寄ったのは
雨滝 です。
熊野・雨滝
落差20m程の滝ですが、台風の後で水量も豊富。
滝壺には虹色の飛沫が上がっていました。


更に進むと、目の前に大絶壁が現れます。
大丹倉
古くは修験者の聖地だったという、
大丹倉 (おおにぐら)
頂上に立てばスリル満点の絶景なのですが、
どうしても行きたい所があるので、今回はパス
紀和町方面に向かいました。



行きたかったのは、ここ、
赤木城跡
朝もやに浮かぶ幻想的な姿でも知られていますが、
築城当時の原形を残した、全国でも数少ない貴重な城跡です。
まだ10月でしたが、桜が鮮やかに紅葉していました。
赤木城跡
赤木城の石垣
赤木城・虎口
赤木城・主郭門跡
赤木城からの眺望
秋晴れで、城跡からの風景も気持ちいいです。


朝靄に浮かぶ姿を想像して、赤木城を後にしました。



紀和から熊野に戻る道すがら。
ほぼ20年ぶりに見る
丸山千枚田
この見事な景観も、今ではすっかり有名になりました。
丸山千枚田

駆け足でしたが、天気にも恵まれて満足の熊野路でした


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雨の秋山郷

2017-11-22 18:44:31 | 「れもん」の撮影記
れもん* です。
合宿二日目は一日雨が降ったり止んだりでしたが、
風が無かったので、撮影にはそれほど支障はありませんでした


宿の下の渓谷にかかる
猿飛橋
中津川渓谷・猿飛橋
ここは、中津川渓谷が最も狭くなる所です。



東秋山林道に入って間もなく、
谷の向こうに見える、結東集落の
石垣田
結東の石垣田の遠望
黄葉風景
霧は相変わらず大きく動いていて、白いベールが広がっていきます。



秋山郷の原風景が残るという、わずか4戸の
見倉集落 には
薪を積んだ「にお」
ブナの木で作った薪が積まれていました。



東秋山林道を更に進めば
秋色の谷
渓谷の秋





渓谷はまさに、
  秋たけなわ




国道に戻ってすぐの小赤沢にある、茅葺きの
保存民家
秋山郷保存民家
草鞋
この日訪れたのは、私たちだけ。



帰りも東秋山林道経由で。
行きに通った時には霧で隠れていた渓谷が、姿を見せてくれました。
霧に煙る中津川
紅葉の谷

時ならぬ台風に、行く前はどうなることかと心配した合宿でしたが、
いつもと違う風景が撮れて、それなりに満足
三重県に着いた頃には台風も抜けて、空には星が瞬いていました


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逆巻温泉川津屋

2017-11-17 19:33:36 | 温泉
れもん* です。
今回の宿は 秋山郷の入口の
逆巻(さかさまき)温泉
一軒宿の
川津屋 は、中津川を見下ろす山肌に建っています。
逆巻温泉

川津屋・廊下


180年の歴史を持つ宿ですが、
建物は2000年に建て替えられました。

客室5室の小さな宿で、
シンプルで、清潔感に溢れています。

逆巻温泉川津屋

この日、7人で3部屋を使って貸切りでした。
ここは一番端の部屋。
川津屋客室
どの部屋からも居ながらにして山並みの展望が楽しめますが、
特にこの部屋は、三方に窓があってとても気持ちいいです。


さて、お待ちかねの夕食は・・・
逆巻温泉の夕食
ブナの森で採れる茸や、こごみの胡麻和え、ワラビなど。

茸の小鉢 逆巻温泉川津屋の天然岩魚
この茸はムキタケとブナハリダケ。 右は天然のイワナ。

逆巻温泉川津屋の熊鍋
メインは、熊肉がたっぷり入った
熊鍋 です。
この後、舞茸と海老のグラタン風ホイル焼き、野菜の天ぷら。
ご飯はギンナンの炊き込みご飯、デザートなど。

クロモジ茶




〆は
クロモジ茶
爽やかな香りが楽しめました。


お酒は、地酒のほかに果実酒も・・・。
これは、珍しい
イワナシ酒 です。
イワナシ酒 イワナシの実
イワナシ は、山地に生えるツツジ科の植物で、
コケモモ をご存知なら、それとよく似たものと思って間違いありません。

秋山郷にも自生しますが、その数はだいぶ少なくなっているそうです。
果実は、甘みとシャリシャリ感がまさに梨そのもの。
貴重な一粒一粒を味わっていただきました。

逆巻温泉の朝食
朝食もしっかりしています。
だし巻玉子と川シジミの味噌汁が美味しかった~


風呂は、岩山をくりぬいて造られた洞窟風呂と、ちょっと小さめの「展望の湯」。
どちらも札を掛けて、男女別または家族貸切で使います。
逆巻温泉洞窟風呂 逆巻温泉展望の湯
洞窟風呂は「めいそうの湯」と呼ばれ、岩の割れ目から滲みだした湯は掛け流し。
ほぼ無色透明で、清涼感があってサラサラした柔らかいお湯です。
展望の湯は3人も入ればいっぱいですが、中津川の渓谷が見下ろせます。


さて、この宿を語るのに欠かせないのが文豪
吉川英治 で、
ここに1か月逗留して「新平家物語」を執筆したことでも知られています。
逆巻温泉の吉川英治
英治が泊まった部屋は建て直されてしまいましたが、
同じ場所に建っているので、窓から見る風景は当時のまま。
また、洞窟風呂では長湯を楽しみながら作品の構想を練ったそうで、
そこから「めいそうの湯」と呼ばれるようになったとか。

執筆を終えて宿を後にする時、さりげなく部屋の障子にサイン代わりに残した文章。
よく見ると、障子の木枠の跡が残っているのが分かるでしょうか。
吉川英治の句






平家読むや
今をむか志乃(しの)
むしの声
吉川英治の言葉






吾以外

吾師也



台風に伴う前線で、ざあざあの雨を覚悟していた二日目の朝、
窓を開けると、意外にも雨の止み間になっていました。
霧が湧いたり消えたり、絶え間なく動いています。
霧に煙る秋山郷
ブナの黄葉
湧き立つ霧
合宿二日目の撮影は、
こうして部屋の中から、浴衣姿のままで始まったのでした


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いもかわうどん

2017-11-12 21:46:37 | 
今日は寒いながらも日差しが暖かく、穏やかな一日になりましたね。
りんご です。

昨日は休日出勤だった夫、
今日は一日家にいるというので、
お昼に
いもかわうどん を作りました。
刈谷のいもかわうどん

「いもかわうどん」は、名古屋を代表する食べ物「きしめん」の
ルーツといわれるものです。
三河の国「芋川」(現在の刈谷市付近)発祥の平打ち麺。

小麦を皮ぎりぎりまで挽いた小麦粉を使って作られたというこのうどん、
私たちが普段目にするうどんと違って、少し色がついています。
なんでも食物繊維たっぷりなのだとか・・・
芋川うどん一人前
芋川うどんの下茹で

野菜をたっぷり入れて、味噌仕立てで頂きました。
腰があって、とても美味しいうどんでしたよ~
いもかわうどんの味噌煮込み

お勧めの一品です 


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津南見玉公園

2017-11-08 15:58:31 | 「れもん」の撮影記
れもん* です。
毎年恒例の写真仲間との「合宿」
今年は10月28、29日、長野と新潟にまたがる
秋山郷 に行きました。

秋山郷へは5年前にも合宿で行っています。  ⇒ 記事はこちら
その時は天気がいまいちで、今回はリベンジをと計画したのですが、
よりにもよって、台風が近づく中での出発になってしまいました 


さて、一日目。
道中は暗~い空でしたが、秋山郷に入ると少し明るくなって一安心。
最初に向かったのは、
津南見玉公園 です。

平成26年にオープンしたこの公園は、
見玉集落の有志の方が、田んぼや林だった場所から木を伐り、草を刈って、
5年の歳月をかけて、池や遊歩道を整備したもの。
遊歩道を進むと、中津川の谷を挟んで、
通称「石落し」と呼ばれる柱状節理の岩屏風を、間近に見ることができます。



パノラマ写真にしてみました 

写真は全部、クリックで拡大していただけます。


園内は紅葉が真っ盛り
石落としの断崖が、いい背景になってくれました






その後また空が暗くなってきましたが、
雨が降り出す前に、行きたかったところを回っておきました。


前倉トド と言われる展望台からの 苗場山
光が無くて紅葉が茶色くなってしまい、パッとしませんが、
前回は見られなかった苗場山の、全貌が見られただけでも良かったです。


屋敷温泉近くの
布岩
夕方、薄暗くなってくる頃の撮影です。
ここも前回は紅葉がまだ早かったのですが、今回はかなり色づいていました。
天気が良ければもっと素晴らしかったのでしょうが、
こればかりはどうしようもありませんね


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