陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

上小阿仁村の山の幸

2020-05-30 21:33:59 | 
りんご です。
秋田県内陸部の
上小阿仁村 は、
人口2000人程度の、秋田県で最も人口が少ない過疎の村です。
5月のGWが終わった頃、そんな上小阿仁村から、
ふるさと納税返礼品の
「採れたて天然山菜詰合せ」 が届きました。
採れたて天然山菜詰合せ

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。


左から、
アイコ、シドケ、ホンナ と、どれも聞いたことが無い名前ですが、
秋田では
「山菜御三家」 と呼ばれているそうです。
アイコとシドケ 山菜ホンナ
アイコ(ミヤマイラクサ)とシドケ(モミジガサ)は、ブナ林を代表する山菜。
秋田では、アイコが「山菜の女王」、シドケが「山菜の王様」と言われます。

ホンナ(イヌドウナ)は、民謡「秋田おばこ」にも歌われるほどの山菜。
茎は中空で、折った時に「ホンナ」という音が出ることから名付けられたようです。


我が家の定番、
コシアブラ
秋田ではともかく、一般にはこちらが「山菜の女王」と呼ばれています。
コシアブラ
大きさ違いの綺麗なコシアブラがたっぷり2パック。
今年はコロナのせいで、道の駅で買う機会が無かったので嬉しいです。


たらの芽山うど
とても立派なたらの芽2パックと、青々として瑞々しい山うどが2包み。
たらの芽 山独活
たらの芽は、これも一般にはですが、「山菜の王様」と呼ばれています。
山うどは、コシアブラと並んで最近の我が家の定番です。


細竹(根曲がり竹)
竹と名前が付いていますが、竹ではなくて千島笹の若芽です。
根曲がり竹
熊の大好物で、採取は命がけとか。
一昨年に夫が但馬の小代温泉に行ったときにこれが出てきて、
すっかりはまってしまったそうですが 、
このあたりでは、なかなか手に入れることはできません。
出初めのせいか小さめだそうですが、一度食べてみたかったので楽しみです


順不同で料理も紹介していきます。 
コシアブラとたらの芽の天婦羅 シドケの葉と山うどの芽の天婦羅
コシアブラとたらの芽、それにシドケの葉と山うどの芽を天婦羅にして・・・

山菜天婦羅蕎麦
山菜天ざるです(ざるが無いので皿蕎麦になってますが…


おひたしは、山菜独特の香りや歯ごたえが楽しめるのでお勧めです。
シドケとボンナのおひたし
シドケ(左)とホンナ(右)を食べ比べました。
シドケは、独特の苦みと香りがふわっと口の中に広がります。
ホンナは歯切れが良くて、セリのような爽やかな香りです。

アイコのおひたし
こちらは、アイコのおひたしです。
クセが無くて、ほんのり甘みが感じられます。
山菜御三家のおひたしは、どれも今まで食べたことのないような味でした。


たらの芽の肉巻き
たらの芽の肉巻きです。
天婦羅にすると香りが飛びますが、肉巻きだと香りが閉じ込めらるようです。
食感も肉に負けておらず、たらの芽はこの食べ方が一番のように思いました。

アイコの肉巻き
別の日に、少し残っていたアイコも肉巻きに(右半分は筍です)。


山うどの酢味噌和えときんぴら
手前左は山うどの皮のきんぴら、右は山うどの酢味噌和えです。
奥はアイコの葉の天婦羅。



山菜ご飯も美味しいですね

コシアブラご飯
コシアブラ
コシアブラは混ぜご飯にすると、いい香りが存分に楽しめます。


山うどの炊き込みご飯
山うどの炊き込みご飯も美味しいですよ~


そして、食べてみたかった細竹・・・
細竹の皮をむいて…
根曲がり竹 細竹
酢味噌でもいいですが、茹でてそのままでも十分美味しいです
夫がはまってしまったのが分かりました。

細竹の味噌汁
細竹の味噌汁。 緑色は、アイコの葉です。


山菜大好きの私たち、ちょうど一週間楽しめて大満足でした


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新緑の御池岳へ(後編)

2020-05-24 17:52:20 | 「れもん」の山歩き
れもんです。
前編で予告した通り、
後編では、
御池岳 で出会った リスとクマ の写真をお届けします。

では早速、リスさんから行ってみましょう
御池岳のチョウセンシマリス
御池岳のシマリス
御池岳のリス
野生化したチョウセンシマリス
登山道の脇の斜面を動き回っていました。
時々立ち止まって、両手で何かを食べている姿がかわいいです。
中望遠しか持って行かなかったのが悔やまれました。


お次は、いよいよクマさんです。
といっても、クマはクマでも会いたかったのは
クマガイソウ(熊谷草) でした
でも、このクマガイソウ、絶滅危惧種の貴重な植物なんですよ。
クマガイソウ群落

熊谷草
クマガイソウ
クマガイソウ集合!
野生のクマガイソウを見るのは初めてで、しかもこの群落!
花もちょうど見頃で、この日一番の収穫でした


さて、クマさんはこれで終わりのはずだったんですが、
ここで、思ってもいなかったクマさんにも出会えました。
アナグマ登場
休憩中に何気なく下を見ていたら、穴から
ニホンアナグマ が出てきました

穴から出てきたアナグマ
しばらく穴の前で立っていた後・・・

アナグマの大あくび
見られているとも知らず、大あくび

ニホンアナグマ
その後、何をするのかと思ったら・・・

御池岳のアナグマ
落ち葉をかき集めだして・・・

日本穴熊
更にまたかき集めて・・・

御池岳の日本穴熊
後ずさりしながら引きずっていくと・・・

アナグマと巣穴
まとめて穴の中に持っていきました。

この間、4分ほどの出来事です。
それからもお昼を食べながら見ていましたが、
もう出てくることはありませんでした。


再び歩き出して間もなく、またシマリスと会いました
今度はかなり近くまで来てくれましたが、
動きがとても素早くて、カメラがついていけませんでした
チョウセンシマリス
苔の上のシマリス
シマリス接近!


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新緑の御池岳へ(前編)

2020-05-20 23:44:56 | 「れもん」の山歩き
れもんです。
先週の晴れた日、鈴鹿山脈最高峰の
御池岳 を歩いてきました。
藤原岳の北に聳えるこの山は、全山が石灰岩からなっていて、
台地状の山頂部一帯は広々としていて景観良好。
ドリーネの池やカレンフェルトなど、カルスト地形も見られます。

見どころいっぱいのこの山なのですが、
詳細は別の機会を待つことにして、ササっと駆け足で紹介しましょう。

新緑
コグルミ谷のまぶしい新緑

ミヤマキケマンとミヤマベニコメツキ ニリンソウ
ミヤマキケマンとミヤマベニコメツキ          ニリンソウ

自然の鉢植え
自然の鉢植えです

御池岳登山道
木の根道の登山道


ニホンジカ
シカさんに会いました。
警戒する鹿


御池岳九合目
九合目

御池岳山頂部
テーブルランドと呼ばれる山頂部

御池岳奥の平
石塔(奥の平)

ボタンブチ
ボタンブチ

御池岳頂上
御池岳頂上(1247m)

御池岳から鈴北岳へ
鈴北岳にも寄っていくことにしました。

鈴北岳付近の道
カレンフェルトの原

鈴北岳
鈴北岳到着(1182m)

鈴北岳から琵琶湖を望む
360度の展望がきく山頂からは、琵琶湖が見えました。


なまっていた体を久しぶりに動かしたので、きつかったです。
足がパンパンで、翌日は階段を下りるのにも一苦労 ・・・

さて、こうしてひと通り回ってきましたが、
実は、今回の一番の目的は、山登りではなく
リスとクマ に会うことでした。
ということで、後編ではそちらをアップしますからお楽しみに ・・・


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つつじを見に行きました

2020-05-10 11:35:57 | 茶々
茶々 です。
ゴールデンウィークに、れもんさんにつつじを見に連れて行ってもらいました。
といっても、場所はいつもの
九華公園 なんですけどね
桑名城内堀の茶々
九華公園に着きました。 ずーっと昔、桑名のお城があったところです。

オオムラサキの前の茶々
公園の中にはつつじがいっぱいあります。

新緑の木陰の茶々
大きな木もたくさんあって新緑が気持ち良かったです。

オオムラサキツツジと黒柴茶々
ツツジの前で。

ピンクのツツジと黒柴茶々
いっぱい花がついていますね~

つつじ山を歩く茶々
たくさん歩いたので・・・

つつじのベンチの茶々
ちょっとベンチで一休みです。

つつじを見る黒柴茶々
きれいですね~ 


つつじ山の黒柴茶々
最後につつじのお山で記念写真を撮ってもらいました。

黒柴茶々とつつじの散歩道
みなさんも楽しんでいただけましたか~ 


by れもんでした

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雑草倶楽部 №8 長実雛罌栗~ナガミヒナゲシ

2020-05-07 23:27:46 | 庭の植物図鑑
オレンジ色の花
遠く地中海からやってきて日本の環境に馴染んだ ナガミヒナゲシ
庭に咲いているのを初めて見たのは、15年くらい前でした。

繁殖力が強いことから悪者扱いされている花ですが、
我が家では特に殖えたりすることもなく、つつましく花を咲かせています。

ナガミヒナゲシの花
花びらは薄い紙のよう・・・
ナガミヒナゲシのつぼみ
下を向いたつぼみはポピー独特の形。

ナガミヒナゲシの果実
果実を上から見たところです。
ここに2000粒の種が入っているというから驚きます。

ミニサイズのナガミヒナゲシ
こんなミニサイズのものも多いです。


長実雛罌栗
小さなナガミヒナゲシ
オレンジ色のナガミヒナゲシ


一輪ずつぽつぽつと咲いているだけだと、いまいち、雰囲気が出ませんね 
そこで最後の二枚は、茶々 の散歩がてら撮ってきた群生を・・・。

ナガミヒナゲシの群生

長実雛芥子

この花、やたら殖えないように注意が必要なものの、
特定外来生物などに指定されているわけではありません。

明るいオレンジの花が揺れる姿は、可憐でこころも和みます。
結局は、新しい雑草が入ってきたと考えて、
この帰化植物と、うまく共存していければいいなと思います。 

by れもん


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