陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

赤須賀の石取祭

2024-08-21 11:41:08 | まち歩き いなか歩き
れもん* です。
8月の旧盆の三日間、
赤須賀神明社の石取祭 が催されました。

この石取祭、日中から夕方にかけてはスナップ狙いのカメラマンも多く、
私もこのブログでも2回程紹介しているのですが、
今年はすっかり失念していて、
祭りに気が付いたのが本楽(最終日)の夜11時頃・・・

今まで、こんな夜遅くに見に行ったことはなかったのですが、
ちょっとだけ覘いてみようと、カメラ片手に行ってみました。




15分くらいで帰ってくるつもりが、
ついつい夢中になって、零時を回るまで歩いていましたよ
それでは、写真の出来はともかく雰囲気だけでもお楽しみください。




赤須賀神明社の鳥居です。



渡祭風景


祭車は全部で6台出ます。










天下の奇祭として知られる8月初めの
桑名石取祭 と違って、
もともと、見物に来るのはほとんど地元の人ばかり。
ましてやこの時間ですから、カメラマンすらほとんどいません。

でも、漁師の町の狭い路地を渡る祭車は絵になって、
それがストレスなく撮れるのは、こちらの石取ならではでした
夕方ばかりではなくて、夜もお勧めの赤須賀石取・・・
来年はもっと、カメラの装備をしっかり整えて行こうと思っています。


 [過去記事リンク]

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湯浅を歩く

2023-10-05 21:35:27 | まち歩き いなか歩き
れもん* です。
2ヶ月以上前のことになりますが、7月終わりの暑い日に、
和歌山県の
湯浅 を歩いてきました。

重伝建に指定された湯浅は、匂いのある町。
格子や虫籠窓の商家が軒を並べる通りを歩くと、
そこここに醤油の薫りが漂っています

鎌倉時代、金山寺味噌を造る際ににじみ出た汁が調味料になると分かり、
それが醤油醸造法の起源になったのだとか・・・。
湯浅が醤油発祥の地と言われるゆえんです。


湯浅の町並み/津浦家
湯浅の町並み/軒先の看板
かつては麹(こうじ)の製造販売を行っていたという、津浦家

湯浅の町並み/魚屋
こちらは魚屋さんですね。

湯浅の町並み/屋根付き木箱
格子に木箱を取り付けて、民芸品などを展示しています。


湯浅の町並み/竹林家
長大な間口に虫籠窓がずらりと並ぶ 竹林家
全部は入り切らないので、写っているのは3分の1です。


湯浅の町並み/太田久助吟製
金山寺味噌を作っている 太田久助吟製 は、江戸末期の建築です。


湯浅の町並み/北町通り
手前の 加納家 の黒漆喰仕上げの二階には
凝った意匠が見られます。


湯浅の町並み/甚風呂前の裏通り
小さな路地も趣がありますね。


内部を公開している建物もありますよ。
甚風呂(じんぶろ)旧栖原家 です。
湯浅の町並み/甚風呂
湯浅の町並み/旧栖原家


今も醸造を続ける 角長 は、昔ながらの醸造法を守り続けている老舗です。
湯浅の町並み/角長
湯浅の町並み/角長の看板

湯浅の町並み/角長界隈
角長の界隈には、香ばしい醤油の匂いが立ち込めています。

湯浅の町並み/大仙掘
裏手の堀側から見ると、創業当時からの蔵の並ぶ様子がよく分かります。


この町では買い物もお目当ての一つでした。
角長の手作り醤油と濁り醤
手作り醤油と、火入れをしていないたまり醤油の「濁り醤」


太田久助吟製の米味噌と金山寺味噌
米味噌(白味噌)と金山寺味噌。


醸造の歴史と文化が息づく町は、
視覚、嗅覚、味覚と、三拍子で楽しめるお勧めの町でした


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絲印煎餅と河崎の町並み

2021-03-22 21:57:16 | まち歩き いなか歩き
れもん* です。
先日、久しぶりに二人で伊勢志摩にお出かけしました。

伊勢の名物は数々ありますが、
優しい甘さと軽~い食感の
絲印煎餅 (いといんせんべい) もその一つです。
7枚一包みに小分けされたものしか知りませんでしたが、
立ち寄ったお店で、袋入りのお徳用品を見つけました。
絲印煎餅

これだと手軽に好きなだけ食べられるのがいいですね
見つけたのは
伊勢河崎 、1860年創業の 「播田屋」 本店です。
播田屋本店
袋入り絲印煎餅
懐かしい感じのガラスの陳列ケースに、袋がいっぱい並んでいました。



さて、この 河崎 という町、
勢田川の港として賑わい、お伊勢さんの台所として栄えた商業都市で、
今も古い町家や商家の蔵など、江戸時代からの町並みが残っています。
それでは、少し歩いてみましょう。
伊勢河崎/北新橋

伊勢河崎/修景池越しの商人蔵

伊勢河崎/町歩き
河崎の町並み

伊勢河崎/古本屋

伊勢河崎/路地
伊勢河崎にて

伊勢河崎/蔵づくりの家
河崎商人蔵


伊勢河崎商人館 は、「小川酒店」の建物を修復・整備した施設です。
小川酒店は、広い敷地に蔵7棟と町家2棟を構える、河崎を代表する商家でした。
広大な敷地に蔵7棟と町家2棟を構える「小川酒店」の建物は、
修復・整備されて、伊勢河崎商人館として公開されています。
伊勢河崎商人館から商人蔵を見る
伊勢河崎商人館にて
河崎まちなみ館

ここの展示物で見逃せないのが
山田葉書
1610年頃に生み出されたいわゆる「地域通貨」で、
明治時代まで流通した、日本最古の紙幣です。
山田葉書
我が国最古の紙幣
250年もの長い間、途切れず発行されてきたということからも、
この地域の経済力や信用力の大きさが窺い知れますね。


伊勢河崎/商人蔵
夕方になってしまってカフェで一服できなかったのが残念でしたが、
レトロな町並み散策で、楽しいひと時を過ごすことができました


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大栗安の棚田を歩く(後編)

2020-08-31 20:54:00 | まち歩き いなか歩き
れもんです。
檜曽礼の棚田と本村の棚田とで構成される
大栗安の棚田
最後に訪れたのは、
本村の棚田 の上段です。

十戸余りの家屋が点在する集落で、人の姿も結構あります。
田んぼの向こうには、茶畑が広がっていました。
大栗安の棚田

猫と黒柴のお散歩
茶々 にそっくりの黒柴が、夕方の散歩に連れられてきました。
猫ちゃんも一緒に散歩しているようです。

後で聞いたのですが、どちらも女の子で、黒柴は
フク 、猫は リナ です。
フクは歩くのがちょっと不自由で、後ろ脚を引きずるというか、
お尻を屈めるようにして歩いていました。
何でも生まれつき腰が悪くて歩けず、処分されるところを、
飼い主さんが引き取って来たのだそうです。

田んぼの前の夕涼み
庭先で夕涼みしている人を見かけました。

天空に浮かぶ棚田
空に浮かんでいるような田んぼです。

本村の棚田(上段)
あたり一面、目にやさしい緑色。

山上の棚田
山上の田んぼ


夕涼みの方と話をしながら写真を撮っていたら、
30分余り経って、フクとリナが散歩から戻ってきました。
お散歩帰り
歩くのが不自由なフクは、帰りは抱っこされていましたが、
リナと一緒に写真を撮るのに下ろしていただきました。

仲良くお散歩
あれ? 並んで撮るはずだったのに、リナが歩き出しちゃって・・・

ゴロン!
あろうことか、道路の真ん中でゴロン・・・
後ろのフクは、あきれ顔です。

黒柴と猫
困った様子のフクと、マイペースのリナ

二匹はなかよし
  
「写真、撮れた~?」 

猫と黒柴
この後2匹とも寄って来てくれて、
なでなでしたりしながら、飼い主さんに話を聞かせてもらいました

猫と棚田
リナちゃんは心得たものですね。
何も言わないのに、最後は棚田をバックにポーズを決めてくれましたよ

(おしまい) 


(9月21日)
訂正です。
名前が反対でした。 正しくは、黒柴がリナでニャンコがフクでした


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大栗安の棚田を歩く(前編)

2020-08-29 18:15:47 | まち歩き いなか歩き
れもんです。
イワタバコの記事 まで少し遡ります
阿寺の七滝 を出た後は、元来た道を戻らず静岡県方面へ。
県境を越え、狭い県道を乗り継いで、
浜松市天竜区の、
大栗安 (おおぐりやす)の棚田 に向かいました。

棚田に行く前に寄り道して、
道の駅「くんま水車の里」 で昼食を。
お目当ては、30年以上続くというそば処のお蕎麦です。
くんま水車の里/かあさんの店のおろし蕎麦
舞茸おろし蕎麦、美味しかったです~
でも、写真は雰囲気と彩り重視で撮ったので、
舞茸が分かりにくくなってしまったのがちょっと悲しい。。。


さて、大栗安の棚田は日本の棚田百選に選定されていて、
檜曽礼(ひのきぞれ)の棚田と本村(ほんむら)の棚田の二つからなります。
最初に行ったのは、
檜曽礼 の棚田。
檜曽礼の棚田

大栗安の棚田(檜曽礼の棚田)
急勾配の斜面に、茶畑と棚田が並んでいます。

大栗安の棚田のヤマユリ
ここではヤマユリの花が保護されています。
時期的に少し遅かったのですが、日陰で綺麗な花を2輪見つけました。

大栗安の棚田/檜曽礼
横の方に回って棚田を見下ろします。

大栗安の棚田の石積み
丁寧に積み上げられた石垣は、大栗安の棚田の魅力の一つです。

棚田の風車
時折風車が、カラカラと回っていました。


次の 本村 の棚田には、上段と下段それぞれに道が通じています。
先ずは下段を目指しました。
大栗安の棚田/本村下段
道路の行き止まりには、一軒の家が建っています。

本村の棚田(下段)
檜曽礼より広くて、開拓地を思わせるような風景でした。

大栗安の棚田(本村の棚田)
先ほどの家の手前から。
本村の棚田の中でも最下部にあたる所です。

大栗安の棚田(本村の棚田・下段)
阿寺の七滝でゆっくりし過ぎて、ここに着いたのは4時半でした。
晴れていればまだ明るいけど、残念ながらだんだん本曇りに・・・。
ひと通り駆け足で見て、上段の方に急ぐことにしました。
(つづく) 


 前編はコメント欄を閉じさせていただきます。
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