Tさん(大人):
テクニック練習のため「チェルニー30番」をやっていて、本日は7番です。
右手は弾むようなスタッカートのメロディ、そして左手は いわゆる「アルベルディ・バス(ドソミソ ドソミソという音型)」の速いテンポで 同時に「フィンガーペダル」併用、というスタイルの伴奏です。
「フィンガーペダル」は、ドソミソの最初の音を保持する弾き方ですが、このことによってバスの音に旋律が生まれ、結果 1.右手のメロディー 2.左手上部の小刻みな伴奏3.左手低音によるバス の3つのパートが成立します。
この3つのパートをそれぞれ独立したものとして聞き分け かつ弾き分けると、曲が奥行のあるものになります。
Tさんは熱心によく練習していて、右手・左手それぞれの役割や音量の配分、タッチなども理解しているのですが、右手と左手を別々に弾くとできることでも、両手を合わせると難しくなってしまいます。
Tさんによると「右手と左手が真逆のことをやらないといけないので、全部のパートに気を配って弾くのが困難です。右手と左手を別々に操れない」ということのようです。
克服する方法としては、まずはそれぞれのパートを別々に、ゆっくりのテンポで納得いくまで練習します。
そして、自分で「これなら」というぐらいに弾けている それぞれのパートを録音して聞いてみましょう。
次には、2つまたは3つ(全部ですね)のパートを組み合わせて同時に弾いてみます。
これも録音してみましょう。
1パートごとに単独で弾いたときと、同じに弾けているでしょうか?
どこかのパートだけ、音が必要以上に強く出ているかもしれません。
どこかのパートのフレージングや アタック・リリースが 単独で弾いた時のようにできずおざなりになっているかもしれません。
目の前の楽譜を間違えないように弾くことに夢中になってしまうと、自分の弾いている音が聞こえなくなってしまうものですが、今は 簡単に録音や録画する方法があるのですから、それらをうまく利用しましょう。
また、曲の全部 あるいは半分まで とか弾くのは大変なら、1フレーズずつ、丁寧に練習してみましょう。
そして、出来たフレーズ、出来たフレーズをひとつひとつ、つないでいくのです。
いろんな工夫、いろんな方法を組み合わせて、納得のいく音が弾けるように練習しましょう。
Tさんのお好みは、オーケストラ音楽のようなスケールの大きい、奥行きのあるハーモニーを持った曲だそうです。時代で言えば ロマン派とか近代音楽でしょうか。
そういう音楽を弾くためには、2本の手・10本の指だけで複数のパートを弾き分けるテクニックが必須です。
オーケストラなんて20パートとかあるんだから、まずはチェルニーの3パート、なんとかマスターしようよね!
テクニック練習のため「チェルニー30番」をやっていて、本日は7番です。
右手は弾むようなスタッカートのメロディ、そして左手は いわゆる「アルベルディ・バス(ドソミソ ドソミソという音型)」の速いテンポで 同時に「フィンガーペダル」併用、というスタイルの伴奏です。
「フィンガーペダル」は、ドソミソの最初の音を保持する弾き方ですが、このことによってバスの音に旋律が生まれ、結果 1.右手のメロディー 2.左手上部の小刻みな伴奏3.左手低音によるバス の3つのパートが成立します。
この3つのパートをそれぞれ独立したものとして聞き分け かつ弾き分けると、曲が奥行のあるものになります。
Tさんは熱心によく練習していて、右手・左手それぞれの役割や音量の配分、タッチなども理解しているのですが、右手と左手を別々に弾くとできることでも、両手を合わせると難しくなってしまいます。
Tさんによると「右手と左手が真逆のことをやらないといけないので、全部のパートに気を配って弾くのが困難です。右手と左手を別々に操れない」ということのようです。
克服する方法としては、まずはそれぞれのパートを別々に、ゆっくりのテンポで納得いくまで練習します。
そして、自分で「これなら」というぐらいに弾けている それぞれのパートを録音して聞いてみましょう。
次には、2つまたは3つ(全部ですね)のパートを組み合わせて同時に弾いてみます。
これも録音してみましょう。
1パートごとに単独で弾いたときと、同じに弾けているでしょうか?
どこかのパートだけ、音が必要以上に強く出ているかもしれません。
どこかのパートのフレージングや アタック・リリースが 単独で弾いた時のようにできずおざなりになっているかもしれません。
目の前の楽譜を間違えないように弾くことに夢中になってしまうと、自分の弾いている音が聞こえなくなってしまうものですが、今は 簡単に録音や録画する方法があるのですから、それらをうまく利用しましょう。
また、曲の全部 あるいは半分まで とか弾くのは大変なら、1フレーズずつ、丁寧に練習してみましょう。
そして、出来たフレーズ、出来たフレーズをひとつひとつ、つないでいくのです。
いろんな工夫、いろんな方法を組み合わせて、納得のいく音が弾けるように練習しましょう。
Tさんのお好みは、オーケストラ音楽のようなスケールの大きい、奥行きのあるハーモニーを持った曲だそうです。時代で言えば ロマン派とか近代音楽でしょうか。
そういう音楽を弾くためには、2本の手・10本の指だけで複数のパートを弾き分けるテクニックが必須です。
オーケストラなんて20パートとかあるんだから、まずはチェルニーの3パート、なんとかマスターしようよね!
HP HIBARIピアノ教室
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