HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

文武両道、スポ観ギャルとバッハ

2017年03月29日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
教室に入るなり「お相撲とサッカー! 感動しましたねえ〜。ご覧になりました?!」とハイテンション。
おなじみ「元祖スポ観ギャル」、Hさんです。
「お相撲」は 春場所の千秋楽、怪我にもかかわらず優勝した稀勢の里のこと。
「サッカー」は 昨日のアジア最終予選のことです。
「見てる時は大丈夫だったんですけど、終わってからドキドキしちゃって」と、未だ興奮さめやらず。
「だからね」とHさんは続けて「練習できてません」
「ピアノどころじゃないですもんね」
「そうですよー」
と言いながら、Hさんは バッハ平均律・2番のプレリュードを 堂々たる演奏で終了し、「もし余裕があれば、少し見ておいて」と言ってあった 10番のフーガを、何と半分までもやってあったのです。
魅力的なスポーツ番組目白押しにもかかわらず、これだけしっかり練習してる!
Hさんの「練習できてません」は、単なる社交辞令 または類(たぐい)まれなる奥ゆかしさの現れなのです。
本当は、スポーツもピアノもガンガンこなす「文武両道ギャル」なのです。

もっとも、「文」はともかく、Hさんの「武」は もっぱら観戦専門ですけどね。